『八重の桜』第3回「蹴散らして前へ」★覚馬(西島秀俊)筋肉ムキムキ!!
- 2013.01.23 Wednesday
- 13:00
- NHKドラマ・番組
覚馬(西島秀俊)が誰も居ない日新館・西洋砲術指南所で「これがパトロン。鉛弾と火薬を強紙で包んである。弾込の時はまず・・・」などと”エア講義”して、本格開所にむけてイメージトレーニング。
山川与七郎(12歳?-玉山鉄二)、幸之進(東武志)、鉄之助(白石朋也)が”エア講義”を不思議そうにこっそり覗き見。
初回の『鳥撃ち』の時に、八重(鈴木梨央)とともに演習所に入り込んじゃった与七郎、幸之進、鉄之助が、相変わらずつるんでるのね・・・。
鉄之助は「ベゲールって何だ?」
”ゲベール”を言い間違えてる・・お茶目な性格。
覚馬は「よし、支度はシッカリ整った。」
会津に新しい知識を広めようと、やる気満々、意欲満々です。
−◆−
針のお稽古に行ってる八重(12歳?-綾瀬はるか)。
縫い上げた足袋の左右のサイズが1寸近く違ってることをお師匠さんに指摘されちゃって「あれ?」
『おひさま』の陽子(井上真央)も裁縫がダメだったなぁ・・・。
でも、性格的に鉄砲を撃つとしたら育子(満島ひかり)やな・・・
針の稽古が終わると、タタタタと目にもとまらぬ速さで駆け出していき、時尾(貫地谷しほり)が「八重さん、鉄砲玉みてぇ・・。」と呆れてます。
八重ちゃんは、鉄砲撃つ勉強をするために自分が鉄砲玉になってる〜〜。
で、向かった先は立派な桜の木。
ここに登って砲術書を読んでいたら青虫が落ちてきてビックリ。
思わず砲術書を落としたら、たまたま川崎尚之助(長谷川博己)が通りかかって「ん?」
八重が、照れ隠しで「えへっ('-'*)。」
綾瀬はるかは、可愛らしい表情するなぁ・・・。
12歳の木登り少女役も、地方で牧歌的に育った”綾瀬はるか”だったらOKかなって感じ・・・。
『江〜姫たちの戦国』で上野樹里、宮沢りえ、水川あさみが子供を演じたときほどの「変な違和感」は無く、八重が笑顔を見せるだけでホンワカと明るい感じになるから『八重の桜』はセーフ!!
で、これが尚之助(長谷川博己)との出会い・・・。
青虫のお陰・・・かな。
−◆−
山本家に帰ってきて、八重が木登りして本を読んでいたことを尚之助(長谷川博己)が話題にして、覚馬(西島秀俊)や父・権八(松重豊)と盛り上がっております。
八重「本は木の上で読むのが一番(いぢばん)です、誰にも邪魔されねし。」
”綾瀬はるか”の会津弁が可愛らしいなぁ。
声自体も可愛いし・・・方言萌え!!
父・権八「あれは小さぇ頃から木登りばっかりするもんだから、まぁ恥ずかしくて恥ずかしくて・・・」
覚馬「『また八重さんが木の上に』なんて聞くたんびに、『えっ、猿の見間違いでねぇですか』と言い訳していられましたからなぁ・・。」
一同、ハハハハ。
松重豊、西島秀俊の演技力と脚本が相まって、すごく会話が活き活きしていて素晴らしい。
−◆−
権八(松重豊)と尚之助(長谷川博己)を前に、象山塾のような蘭学所を目指すプランを熱く語る覚馬。
会津を出奔して大坂の適塾で学ぶ古川春英を呼び戻す計画などが気にかかったのか、権八は「そう急ぐな。ここは会津だ。江戸と同じに考えたら上手ぐ行がねぇぞ。」と諭します。
松重さんの芝居がシブい!!
覚馬「万事心得ておりやす。」と返事はしますが、目的にまっしぐらで父の言葉を気にとめていない様子・・・。
ここの場面も、良い感じの3俳優--松重豊、西島秀俊、長谷川博己---が頭を並べてるだけで値打ちがあるわ。
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尚之助が、蟄居中の佐久間象山(奥田瑛二)から預かった文を覚馬に見せながら、「今は人を育てることが一番大事だ。」と言って、象山が蘭学所開設を喜んでることを伝えます。
若い社員を育てようともせず、消耗品扱いをするえげつない『ブラック企業』とかに象山先生の言葉を聞かせたいわ。
で、象山の部屋が回想されると、何気に”ナポレオン”の肖像が飾ってあったり・・・。
そして象山が「覚馬に伝えろ! 何かを始めようとすれば、何もしない奴らが必ず邪魔をする。蹴散らして前へ進め!」
職場でも、何か新しいことをしようとしたら必ず反対・反発する人がいてコトが前に進まない様子を目にしてきたので、象山先生の言葉に凄く共感しちゃった!!!
『八重の桜』は、生き方の道標になるようなセリフが毎回盛り込まれているから魅力があります。
−◆−
急な雨。
出かけていた八重(綾瀬はるか)はたまたま尚之助(長谷川博己)と出会って雨宿り・・・。
鉄砲の腕をほめられた八重は「ありがとなし。」
う〜〜、またまた方言萌え!!
「そんだけんじょ、悪ぃ癖があって、いづも叱られる。撃づとき、つい目をつむってしまうんです。いっそ糊でこう貼っておくべか。」と言って、親指と人差し指で強引に目をまん丸に開いちゃう八重。
『ホタルノヒカリ』で、綾瀬はるかがパンストを頭から被るシーンがあって、どうしたら面白く見えるかと自宅で練習したうえで撮影にやってきたことを”ぶちょう=藤木直人”が証言していたけど、今回の目を無理矢理大きく開ける小さな場面にも、綾瀬はるかが「演技プラン」を持って撮影に臨んだ気配を感じちゃう・・・。
直後、与七郎(玉山鉄二)たちが通りがかって、与七郎が何気に傘を置いていくの・・・。
粋なことをするなぁ。
要するに八重ちゃんを好きなのね・・・。
(実らぬ恋!?)
−◆−
頭が硬い守旧派のせいで尚之助(長谷川博己)を教授に迎えるプランなどがNGになり、イライラしてる覚馬(西島秀俊)。
激しい雨の中、たまたますれ違った二人の藩士とぶつかり、覚馬の傘が落ちてしまいトラブルに・・・。
藩士から「西洋かぶれの足軽」「飛び道具なんぞ刀も槍も扱えねぇ腰抜け武士の使うもんだべ。」と罵られて覚馬の怒りに火が付いちゃった。
雨でズブ濡れの西島秀俊は、まるで『ストロベリーナイト』みたいなムードを滲ませて格好いい。
雷鳴が轟き「抜く気か!」
町中での刃傷沙汰は拙いぞ!!
怒りが沸騰しながらも理性が残っていたようで、斬り合いにはならずに覚馬が藩士2名を伴って”黒河内道場”にやって来ました。
覚馬が道場主・黒河内伝五郎(六平直政)に向かって「槍の試合さいたしやす。御検分願います。」
やおら上半身裸になって槍を手にする覚馬(西島秀俊)。
え〜〜〜〜〜、西島秀俊、筋肉ムキムキ!!
シルベスター・スタローンみたいな!!!
西島秀俊41歳は、百獣の王・武井荘に勝るとも劣らない肉体美!!
『ジャッジ〜島の裁判官奮闘記』なんかのイメージから優男(やさおとこ)だと思っていたのに、CGかと思うほどの筋肉!!!
衝撃的かも・・・。
で、鬼神のように二人を倒した覚馬(西島秀俊)、格好良い。
しかし、道場にいた頼母(西田敏行)は、熱くなりすぎている覚馬に「ちょっとは控えろ。」云々と窘めます。
−◆−
城に呼び出された覚馬は、家老・簗瀬三左衛門(山野史人)、萱野権兵衛(柳沢慎吾)から、銃の入れ替えや洋式調練などの提案をを却下する旨、申しつけられました。
簗瀬が「我が藩は長沼流軍学をもって訓練を行う。」と釘を刺します。
萱野も「遠間では弓、引きつけては槍・刀により敵を倒す。武士の戦の作法は只この一つだ。」
薩摩などに後れをとることを危惧して意見しようとする覚馬(西島秀俊)を頼母(西田敏行)が「出過ぎたことを申すな。」と制止。
足軽発言をした先の藩士と同様に”飛び道具”を下に見ている簗瀬は「お家の軍政に”砲術指南風情”が口を挟むものではない。」
萱野も「分限をわきまえよ。蘭学では身分の高下を教えぬのか。」
蘭学所開設の許可も早計だったと「簗瀬&萱野」がグチグチ話し始めると覚馬が「古い・・。」
そして「兵制改革のこと、蘭学所のこと、今一度 殿のご裁可を仰いでいただきとう存じまする。」
簗瀬は「ただいま申し伝えたことが主命である!」と拒否。
これで覚馬の瞬間湯沸かし器にスイッチが入って「そんなはずは無ぇ! 殿は黒船をよくご存じだ。弓矢で戦うだの、蘭学は要らんなどと思し召されるはずが無ぇ! あなたがたは世界を知らぬ。まるで、まるで井の中の蛙だぁ!」
頼母(西田敏行)が覚馬をどやしつけます。
覚馬「いかん、やっちまった・・・。」
野次馬的には、頭の古いオッサンたちにバシッと物申してスカッとしましたが、覚馬は禁足処分を受ける羽目に・・・。
『全国学力テスト』の学校別成績を公表する考えを示している大阪府泉佐野市について、文部科学省が現時点で、同市のテストへの参加を認めない方針を固めた・・・と読売新聞に載っていましたけど、1960年代の”学テ闘争”の名残を未だに引きずって、結果非公開を順守するよう求める文部科学省は「簗瀬&萱野」みたいに変化を嫌う守旧派・思考ですねぇ・・・。
−◆−
禁足が続いて20日たっても何の沙汰もありません。
禁足が何年続くかもしれないと懸念する父・権八(松重豊)は「これからは三郎を鍛えねば。」と次男・三郎に家督を継ぐ可能性にまで言及しています。
権八さんは婿養子さんだから、何が何でも山本家を潰す訳にはいかないんですねぇ・・・。
”やむにやまれぬ”って感じ。
こんな状況に心痛めた八重(綾瀬はるか)は、尚之助(長谷川博己)に「わかんねぇ。兄様も尚之助様も、何も間違ったことしてないのに、なして??」と疑問をぶつけます。
尚之助は静かに「八重さん、ままならぬことも 有るんです。世の中には。」
言葉だけを聞いていると、尚之助は諦めて達観してるようですが、八重と話をしながらも小ぶりの擂り鉢でゴリゴリやりながら火薬をこしらえ続けてる・・・。
先を見据えて出来ることをしてるってことかな・・・。
こうして出来上がった火薬を込めたバトロン弾を覚馬(西島秀俊)に見せ「兄様、この弾 撃ってみてくなんしょ。」と八重。
しかし、気持ちが折れかけてる覚馬は食いついてきません。
ならば自分が撃つと、八重が初めて実弾で射撃しようと的を狙います。
心配して制止しに来た覚馬に「わたしは笑われても構わねぇ。兄様がもう諦めると言っても、わたしは諦めねぇ。鉄砲を極めるまで一人でも続けやす。」
ズド〜〜ン!!
見事に「命中」
覚馬が的を確認し「当たったな。ハハハハ」
兄に笑顔が戻りました。
覚馬「よし、蹴散らしてぇ、前に進むか!!」
萎えかけていた心が、リセットされました!!
八重「はい」
尚之助「八重さん。お見事。ハハハハ。」
−◆−
アメリカ使節団が靴を履いたまま、十四代将軍・徳川家定(堺雅人じゃないよ)と謁見。
「暗愚の君」らしく、家定(ヨシダ朝)が足をバタバタさせてる・・・。
篤姫(宮崎あおい)を出せ〜〜(無理)。
以上『八重の桜』第3話。
閉塞感のある社会だから「蹴散らして、前へ進む」という”心意気”が響いてきました。
あとは西島秀俊に尽きる部分がありますねぇ・・・。
役者力が凄い!!
キャラが活き活きしてる!!
まだまだ中心に位置していない綾瀬はるかも随所で魅力を見せてくれるし、長谷川博己や松重豊もとっても良い。
出番は少なかったけど、綾野剛の艶めかしさにも脱帽。
喋るだけでエロい・・・。
◇◆◇ 大河ドラマ『八重の桜』感想 ◇◆◇
第8回「ままならぬ思い」 第7回「将軍の首」
第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」 第4回「妖霊星」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
第8回「ままならぬ思い」 第7回「将軍の首」
第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」 第4回「妖霊星」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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