最高の離婚 第2話★面白い!! 瑛太、尾野真千子、真木よう子 Nice!
- 2013.01.18 Friday
- 12:36
- フジTV系ドラマ、番組
あまり期待せずに見た初回が結構面白かったけど、今回は本格的に面白かった!!
かなり良い!!
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前回のラストからの続きの場面・・・。
離婚届を出してスッキリした結夏(尾野真千子)がラーメン屋で大きな声で独りごちながら呑んだくれてる。
どのくらいスッキリしたかについて「私ね2週間大きいのが出ないことがあってね。まあ2週間目に出たんだけど。そん時の達成感・・・山岡が究極のメニュー生みだしたぐらいの。ガッツがグリフィス倒しちゃったぐらいの瞬間ですよって・・・。」とへべれけになって喋りまくり。
この女、「便秘」と『美味しんぼ』の山岡士郎と『ベルセルク』のガッツxグリフィスを引き合いに出してスッキリ感を表現しよった〜〜。
太いウンコをしそうな女じゃなぁ。(下品な!!)
この冒頭からしてオモロイ!!
オノマチさん、早くもエンジンかかってる!!
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エルボーをかまし、鋏で切り裂いちゃおうとしてる。
その後、TUTAYAに行って、18禁コーナーでエッチなビデオを物色。
離婚早々、早速です・・・。
人妻だった灯里(真木よう子)のことを考えながら、『人妻催眠不倫3』という作品を手に取ってる。
このアダルトDVDのパッケージを飾ってるのはショートカットで巨乳の主演女優・・・灯里(真木よう子)との共通点がDVD選びの決定打だったかな・・・。
その後、たまたま街で出会った灯里(真木よう子)の夫・諒(綾野剛)には「マダガスカル3です。」等と誤魔化してる。
一方、諒(綾野剛)がドンキで買った『大人の缶』に興味津々の光生(瑛太)は「何で2個買ったんですか? 何に使うんですか? どんなときに使うんですか?」
光生(瑛太)の頭の中では、どんな妄想が膨らんでるのやら・・・。
君は思春期か!!
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姉夫婦---智世(市川実和子)&継男(松尾論)が切り盛りする『金魚カフェ』で、諒(綾野剛)がダーツをしてる間に灯里(真木よう子)とシッポリ会話した光生(瑛太)。
その後、『金魚カフェ』を出て灯里&諒夫妻と別れたときにDVDを『金魚カフェ』に置き忘れてきたことを思い出して店に戻ります。
いきなり姉・智世が「催眠術は駄目よ。」
早くも『人妻催眠不倫3』を借りたことがバレちゃってます。
(お姉ちゃん、チェック入れたんか・・・)
夫・継男(松尾論)も「人妻口説くなら 正々堂々といかないと。」
光生(瑛太)は家族から”そういう男”だと思われてる訳ね。
前回も、光生のことを亜以子(八千草薫)さんが「絶対犯罪者になると思ってた」云々と言ってたし、家族みんなから”まっとうな人間”だと思われてない〜〜。
で、仕方なく光生は結夏(尾野真千子)と離婚したことを明かします。
智世は「浮気したの?」と、いきなり光生を疑ってます。
光生が否定すると「じゃあ暴力振るったの?」と畳みかける智世。
光生「何で俺が悪いって決め付けるわけ?」
智世「だって結夏さんに原因あるわけないでしょ。百歩譲ってあったとしても悪いのはあんたよ。」
明るくおおらかな結夏は人気があって、神経質でプチ変態の光生は最低の評価・・・・オモロイ!!
会話にテンポがあって退屈しない。
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結夏は迎えに来てくれるのを待っているはずだと姉・智世に言われたいわれた光生(瑛太)は、悲壮感を漂わすでもなく富士宮市にある結夏の実家を訪問。
「よう来てくれたね。ホント遠いとこありがとね。」などと歓迎されてます。
広い和室には色違いの”バランスボール”が転がってる。
親戚が賑やかに集まってきていますが、たまたま結夏(尾野真千子)は不在。
結夏の母・慶子(大島蓉子)が「学校よ。ソフトボール部の後輩指導するっていって。」
親戚が、ソフト部の監督・田村が結夏の元カレであることを何にも気にせず話します。
結夏の父・健彦(ガッツ石松)が、わざわざ「あいつらな高校の時分から駅前でしょっちゅうベタベタやっとたぞ。」と説明。
母・慶子も「だって、制服でラブホテル入ったって私呼び出し食らったもん。」と余計な昔話を披露。
結夏の兄・健二が「今ごろ、部室でまた、ちちくりあってるだら〜〜。」と大声で言うと、親戚一同大盛り上がり!!!
都会育ちの神経質な光生と、田舎っぽくて神経が太そうな星野家一族では、カルチャーが違いすぎ!!!
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結夏(尾野真千子)に会いに学校に行くと、監督の元カレ・田村(波岡一喜)と仲良さげにしてます。
光生が「まだお父さんたちに何も話してないんだろ。」と結夏に問いかけます。
結夏「お父さん、今 尿道結石で機嫌が悪いのよ。石が取れたら話そうと思って。」
光生「石待ちかよ。」
ガッツ石待ち!?
何気に小ギャグを突っ込んできてるなぁ・・・。
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その後、『富士宮やきそば』のお店の屋外テーブルで結夏と光生と元カレ・田村が会話。
口げんかっぽくなって「ミョウガ」を知らない結夏を光生が攻めます。
結夏は「前田敦子」を知らない光生を攻めかえします。
(光生はオタクっぽいから前田敦子を知ってるタイプに見えたけど、違うんや・・・。)
旅館の夕食でカニが出て30分かけて丁寧に身を出したら、結夏が横から箸伸ばしてサクっと食べちゃったことを穿り返す光生。
結夏は「わざわざ貸し切り露天風呂予約したのに別々に入ったんだよ。旅行台無しじゃん。」と反撃・・・。
元カレ・田村が「一緒に風呂入るの好きだもんな、ハハハ。」
昔のそういうことを明るく元気に話しちゃう田村(波岡一喜)も無神経一味やなぁ・・・。
思いっきり開けっぴろげな発言がオモロイ。
『新婚さんいらっしゃい』に出ると盛り上がるタイプや!!
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星野家に戻ると、親戚のオッサンとオバチャンたちが飲めや歌えの大騒ぎに・・。
盆と正月が一度に来て、『サマーウォーズ』の陣内家が小惑星探査機「あらわし」再突入時に大騒ぎになってたような騒ぎです。
(カラオケまである!!)
雰囲気に付いて行けずにトイレに避難した光生(瑛太)は、ため息交じりに「ハァ〜〜、つらい。」
真実味のあるセリフ!!
するとトイレの引き戸がガラガラッと開いて健彦(ガッツ石松)・・・。
トイレ=便所が「ドア」じゃ無くて「引き戸」なのが妙にリアルやわぁ。
都市部では無い雰囲気をよく表してる。
入れ違いに便所に入った健彦が「10mmだよ、10mm。そんなもんがこっから出てくるところ想像できるかい。あ痛てて〜。」と結石を憂う・・・なんかガッツ石松がオモロイ。
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目がかすんでくるほど酒を飲まされた光生がふと目を上げると結夏(尾野真千子)がカラオケ・マイクを手にして「静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁きは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径♪」と、ちあきなおみの『星影の小径』を静かに歌ってる・・・。
歌声は意外と繊細・・・。
ん? がさつな結夏とは別の顔を見せた??
歌詞にメッセージ込めてる??
その後、就眠前に離した二組の布団に入った二人が会話。
結夏「離婚届出してすっきりしたの。これでよかったと思ってる。」「ただ一つだけあるの。家族のこと。離婚は夫婦だけじゃなくて2つの家族の離婚だし。」「亜以子さんに申し訳ない。」
カルチャーの違う2つの家族だけど、結夏(尾野真千子)は亜以子(八千草薫)さんをはじめとする光生(瑛太)の家族に好かれてるものなぁ・・・。
光生(瑛太)だって、結夏の家族から受け入れられてるもんね。
で、結夏「(亜以子さんの)お誕生日、会いに行っていいかな?」
光生「喜ぶと思う。」
世間一般では「子は鎹(かすがい)」と言うけど、この二人にとっては「祖母は鎹」かな・・・。
電気を点けたり消したりしながら話しをする瑛太が、なんか良い。
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今度は、亜以子さんのお誕生会で、結夏(尾野真千子)が東京に来ました。
その夜、光生の自宅に逗留。
離婚したから結夏は「お邪魔します。」と他人行儀なことを言って入ってきました。
ソファで姿勢を正してる結夏に「どのくらいのお客さん感でいる感じにすんの?」「100お客さんだと逆に意識してる感じになるし。」
楽な姿勢をとる結夏。
光生「だいぶお客さんじゃなくなった。」
光生「お茶は?」
結夏「入れる感じで。」
「100お客さん」「入れる感じ」などの脚本家・坂元裕二氏らしい言葉遣いが何気に良い感じ。
で、そうこうしてると結夏に電話が入ってきました。
結夏「30の女が飲み会なんか行ってメンズたちに引かれない?」「ジュノンボーイクラス?マジで?」「三浦春馬に似てんの。それ行かなきゃ。」
どうやら女友達が合コンの誘いをかけてきた模様。
結夏(尾野真千子)さん、光生(瑛太)の前で声を潜めて話すでも無く豪快です。
オノマチさん、パワー全開。
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光生(瑛太)がスーパーに買い物に行くと灯里(真木よう子)とバッタリ・・。
話しの中で光生が「家内、合コンに行きました。」
このセリフ、めっちゃオモロイ。
スーパーマーケットからの帰り道で、諒(綾野剛)の怪しい行動を目撃・・・。
女といちゃついてる・・??
自宅に戻ってDVD『人妻催眠不倫3』を鑑賞しようとした光生(瑛太)でしたが、居ても立っても居られなくなって灯里(真木よう子)の自宅に・・・。
諒(綾野剛)はまだ帰ってきていません。
灯里に勧められて家に上がった光生(瑛太)は、たわいの無い話やら、昔交際していた頃の話しやら・・・。
さらには「あのまま付き合って、結婚してたら全然違う感じだったろうなって。僕離婚したんです。」なんてことも話し始めました。
光生が灯里(真木よう子)のことを旧姓の「紺野さん」と呼ぶ度に、灯里は「上原です。」と訂正。
結夏(尾野真千子)が離婚届を出したときは、すぐに旧姓の「星野さん」と呼び変えることが出来たのに、灯里のことはいつまでたっても付き合ってた頃のまま「紺野さん」と呼び続けちゃってるのは、心理的にどういう感じなのかな・・・。
結夏は現実で、灯里はファンタジーだから、歳月がたっても色あせない??
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諒(綾野剛)と結婚するに至った経緯を聞かれた灯里(真木よう子)は、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を見ながら諒のことが頭を占めていたことに気づいたことなどを話します。
よりによって『世界侵略:ロサンゼルス決戦』って、映画のチョイスが凄いな・・・。
あのエイリアンみたいに、諒(綾野剛)が灯里の心をあっという間に占領しちゃったってことを象徴してるのかい??
(地球人の根性で宇宙人は撃退されるけど・・・。)
灯里「あんなふうに思ったことなかったし。今まで恋とかしたいなと思ってたし、しようと思ってした恋もあったけど。」と諒への気持ちを表現しました。
それって、光生(瑛太)と暮らした過去は、彼女にとっての本当の恋に入ってないってことやんね・・・。
灯里は「恋って、するもんじゃなくて、落ちるもんなんだなって。落ちたんだなって。」と言い加えます。
真木よう子が言うと、説得力あるなぁ。
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追い込まれたような雰囲気になった光生(瑛太)が、「あの人が今どこにいるか知ってますか。気付いてるんですよね?」と諒(綾野剛)の浮気に話題を切り替えました。
灯里は「主人、悪気はないから。何か無意識っていうか。」と浮気を知りつつ、スルーしてることを独特の言い回しで表現。
光生は感情を高ぶらせはじめて「無意識ならいいんですか。それ無意識過剰でしょ!」
「意識過剰」という言葉はあるけど、「無意識過剰」って斬新やなぁ・・・。
抑えが利かなくなった光生は「今、紺野さんきっと幸せじゃないと思うんです。これ別に口説いてるとかじゃないんだよ。”灯里”に前みたいに戻ってほしいなって。あのころは何かもっと生き生きしてたっていうか。2人で暮らしてたあのころの感じに。」
妙に丁寧な口調で会話する二人だったのに、”灯里”と下の名前で呼んじゃった光生・・・。
すると灯里は「10年たっても何にも分かってないんですね。」と氷の表情。
「わたし濱崎さんとの間に良い思い出なんか一つもありません。」「あなたと別れるとき思ってました。『死ねばいいのに』って。こんな男『死ねばいいのに』って思ってました。 勝手に良い思い出にされても、私は 諒さんが好きなんです。」
ガキ〜〜ン。
『死ねばいいのに』を2回も言われちゃった〜〜〜。
強烈!!!
灯里「帰ってくるのはウチだし、夫婦ってだって今だけじゃないでしょ、将来の約束してなるものだし。極端な話だけど最終的には旦那の葬式の”喪主”になれればいいんじゃないかな、妻って。」
ひえ〜〜、喪主ってか・・・。
そう言う意味では、故・中村勘三郎さん葬儀の時の大竹しのぶは、前に出すぎやったなぁ・・・喪主でも無いのに。
−◆−
以上『最高の離婚 第2回』でした。
芝居が達者な「瑛太」と「尾野真千子」はやっぱり大したもんです。
「真木よう子」も、不可思議なオーラを醸し出していてなかなか凄い。
ちゃんとした役者を揃えるってのは、大事だとつくづく思いますねぇ・・・。
(『ビブリア古書堂の事件手帖』への嫌味を言ってる訳じゃ無い--念のため)
役柄と役者さんの個性がピタッとハマって魅力的なのは、配役の妙ですし。
それと『死ねばいいのに』に目が行きますが、目立たないところのセリフの”言葉の選び方”も上手い。
脚本家・坂元裕二さん固有の会話のリズムも好きです。
あと富士宮の騒がしい星野家から、静かで仄暗い灯里の家までのウイングの広さも面白い。
同じ国とは思えないほどカルチャーが違うから・・・。
(特に、『田舎の親戚』のリアル感には圧倒されちゃった)
瑛太&満島ひかりの『それでも、生きてゆく』と時と同じく、数字は跳ね上がらないけど質の良いドラマって感じですかね・・・・。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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◇◆◇ 大河ドラマ『八重の桜』感想 ◇◆◇
★第11回「守護職を討て!」 ★第10回「池田屋事件」
第9回「八月の動乱」 第8回「ままならぬ思い」
第7回「将軍の首」 第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」
第4回「妖霊星」 第3回「蹴散らして前へ」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
★第11回「守護職を討て!」 ★第10回「池田屋事件」
第9回「八月の動乱」 第8回「ままならぬ思い」
第7回「将軍の首」 第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」
第4回「妖霊星」 第3回「蹴散らして前へ」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
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