相棒 Eleven 第12話「オフレコ」★伊丹(川原和久)が合コンで・・・
- 2013.01.17 Thursday
- 11:08
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米沢(六角精児)、伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)が何やら難しい顔をして東赤坂の割烹旅館で議員秘書の遺体が見つかった件について話し込んでる。
(背広姿の米沢は微妙に髪型まで違う。)
3人で会話してると思ってたら角田課長(山西惇)が会話に入ってきて芹沢に「なんで課長いるんすか!?」と言われる始末・・・。
で、ここにカイト君(成宮寛貴)と悦子(真飛聖)が現れ、さらに悦子のCA仲間ら友人たちも合流して、合コン開始・・・。
なんか可笑しいねぇ。
このメンズではCAさんと噛み合う訳も無く、米沢はテーブルで一人っきりになってる(ポツンと一人の米沢、オモロイ)し、角田課長は居眠りしてるし・・・。
メンズ全員撃沈かと思いきや、なんと伊丹(川原和久)は山根みちる(ともさかりえ)と良い雰囲気で会話してる。
そして、みちる(ともさかりえ)から「このあと2人でお酒でも飲みにいきませんか?」と、まさかのお誘い!!
伊丹、かなりニヒルに「ええ1杯だけなら」
今回は、随分とコミカルにスタートしました。
−◆−
翌日、夕刊紙「デイリー東和」に岸倉治美議員(滝沢涼子)の秘書が不審死した事件の捜査情報がスッパ抜かれちゃった。
捜査一課が前日につかんだばかりの情報でマスコミが知るはずがないもんだから、刑事部では情報漏洩を疑う者も居てザワザワ・・・。
するとばつの悪そうな顔をした伊丹(川原和久)が『特命係』にやってきました。
カイト君(成宮寛貴)に”山根みちる”が何者なのかを尋ねた上で伊丹は「この事件の情報 ひょっとしたら俺から漏れたのかも・・・」
あちゃ〜〜。
今回の伊丹(川原和久)は、情報漏洩問題の火消しをしよと『特命係』に”おんぶに抱っこ”になります。
右京(水谷豊)さんとカイト君と伊丹が3人組で外回りしてるのが面白いです。
アポも取らずに議員会館の岸倉治美議員(滝沢涼子)を訪ねていったとき、会館入り口で伊丹だけが金属探知機に引っかかったりする様子が笑えます(*^▽^*)
そんなこんなで、議員秘書・田所千枝子(伊藤久美子)の自殺に関わる調査を進める右京(水谷豊)さんが「伊丹さんは捜査一課でしたね。」
伊丹「ええ。危うく忘れるところでしたけど。」
情報漏洩問題を抱えて何とかして貰おうと、ず〜っと特命係に纏わり付いている伊丹のトホホぶりが面白い〜〜。
あと、特命係と行動を共にするうちに、鑑識・米沢が知らないうちに右京さんに便宜を図ってることを知った伊丹が「いっつもこうやって特命係に証拠を見せてるわけか。」などと米沢にぶうたれてるのもオモロイ。
−◆−
さて、事件の真相はと言うと・・・。
田所千枝子(伊藤久美子)は自殺する前に料亭で外務大臣・葉村比呂臣(若松俊秀)と会っていた・・・。
ただならぬ関係だったのか、田所千枝子は毒が入った湯飲みを葉村に進めていましたから「心中」を考えてたのかな?
葉村は拒否し、自殺を仄めかす田所千枝子をそのままにして料亭を去って行った・・・。
これで葉村には自殺の危険性を承知しながらこれを無視した『道義的な責任』が生じました。
さらにその日は”エルドビア”の反政府組織指導者の入国問題がこじれて国際問題になりかねない事態になっており、そういう状況下において大臣が外務省を抜け出して女に会いに行ってたという『大スキャンダル』の要素も発生しちゃってた・・・。
だから、田所千枝子の自殺を「仕事で悩んだ末の突発的な自殺」だと見せかける必要があって、岸倉議員(滝沢涼子)や東和日報の記者・山根みちる(ともさかりえ)が結託して情報撹乱を企て、次期総理候補と目されている”葉村比呂臣”の政治生命を救おうとしていたのです・・・。
目の前で右京(水谷豊)さんに真相を解き明かされた山根みちるは「新聞記者としてこれだけは言わせてもらいます。葉村比呂臣という政治家はこの国に必要であり、いずれこの国の舵を取るべき重要な人物です。つまらない醜聞や流言でいたずらにその価値を貶めるような事は絶対にあってはならなと私は信じています。」
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岸倉議員(滝沢涼子)と新党を立ち上げる予定だったというのも、次期総理候補がやることじゃないような気も・・・。
総じて、自殺した田所千枝子(伊藤久美子)と岸倉議員(滝沢涼子)と外務大臣・葉村(若松俊秀)の関係性や政治的な立ち位置やらは、スッキリと整理できませんでした。
−◆−
右京さんの謎解きが終わった後、山根みちる(ともさかりえ)は去り際に「心配しなくていいです。伊丹さんから聞いてデイリー東和に記事を書かせたわけじゃありませんから。」と伊丹に告げていきました。
伊丹は”情報漏洩源”ではなく、めでたし、めでたし(?)
−◆−
報告書を大河内監察官(神保悟志)に上げて、これがマスコミにリークされるよう仕向けた右京(水谷豊)さん。
おかげで情報操作に関わった東和日報は『特オチ』になって、他社からは批判記事を書かれるという社会的制裁を受けて一件落着。
葉村外相も記者に追われるように「逃亡入院」・・・政治生命は終わったね。。
ただ、殺人事件じゃないから刑事責任を問われる犯人はいませんでした・・・。
−◆−
伊丹がカイト(成宮寛貴)をつかまえて「貸しだなんて思うなよ。」「今回の事でよ〜く分かった。俺たちはいつだって縦割りの組織や決まりごとの中で汲々として働いている。なのに特命係ときたらそんな事は一切お構いなしに好き勝手にやりたい放題だ。」
組織人・伊丹の目には、右京さんの自由人的な捜査に改めてカルチャーショックを受けた??
カイト「うらやましいっすか?」
伊丹はギョロ目を剥いて「腹が立ってしょうがねえんだ。」
で、悦子(真飛聖)と食事してるときにカイト(成宮寛貴)が伊丹との会話に言及し「自分でも不思議なんだけど あんなふうに言われたけど、全然悔しくないんだよね。」
すっかりカイトも『特命係』に融合しきってますねぇ。
逆に、悔しくないと思われてる”宮仕え・伊丹”はお気の毒であります・・・。
というわけで、今回は事件に重きを置いたエピソードではなくって、右京(水谷豊)伊丹(川原和久)カイト君(成宮寛貴)米沢(六角精児)幸子(鈴木杏樹)大河内監察官(神保悟志)らのキャラに重きを置いた長寿シリーズならではのストーリーでした。
−◆−
今回は外務大臣のスキャンダルがネタだったんですけど、発足3週間ほどたった第二次安倍内閣では、『閣僚がボロを出して早期辞任』のパターンはとりあえず出てきませんねぇ。
第一次安倍内閣のころから閣僚が「事務所費問題」や「失言」ですぐにボロを出して、就任8日で辞任の遠藤武彦農水大臣みたいなことが相次ぎましたでしょ。
民主党政権下でも鉢呂吉雄経産相が就任10日ほどで辞任したり田中慶秋法相が就任3週間で辞任したり、田中真紀子文部科学大臣が大学認可拒否騒動をやらかしたり・・・。
(そういえば、松本龍復興担当大臣と鉢呂経産大臣の辞任には、今回のサブタイトルである「オフレコ」が絡んでいましたねぇ・・・。)
こんな風に、ここ数年は新閣僚の就任直後からケチが付くことが頻発してたものですから、安倍内閣発足から3週間を経て閣僚からとりたてて大きなボロが出ないことを変に「新鮮」に感じちゃいます。
これが普通なのにね・・・。
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