「とんび」第1回★内野聖陽は常盤貴子のお陰で足の爪が伸びない

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    「とんび」第1回

    2005年に放映された綾瀬はるか、市原隼人、神木隆之介出演の『あいくるしい』というドラマと肌触りが似てる・・・と思って調べたらプロデューサー石丸彰彦、監督平川雄一朗さんの名前が共通項でした。

    両氏は『JIN-仁-』『世界の中心で、愛をさけぶ』のスタッフさんなんだけど、『あいくるしい』の味の方が強いです。

    あと両津勘吉の「子供時代・昭和エピソード」にも通じるものがあるような・・・。
    −◆−

    昭和47年(1972年)。
    子どもが産まれるまで酒や博打も絶っているヤス(内野聖陽)。
    ”名馬ハイセイコー”の名前が出てきましたねぇ。
    なつなしいなぁ。
    「さらばハイセイコー♪」なんて歌が流行ったんだから、今じゃ考えられない社会現象だったなぁ・・。

    で、この男、がさつ者なのに美佐子(常盤貴子)という出来すぎた妻と一緒になれて幸福の頂点。

    ヤス(内野聖陽)は、生まれて間もなく母が亡くなり、父親とも生き別れになった過去を持ってるから、幸せな家庭を持ったことが嬉しくて仕方ないんだと思います。

    幸福な家庭で育たなかった場合、自分が大人になったら幸福な家庭を持ちたいという願望を持ち続けますからねぇ・・・。

    そんな感じを内野聖陽が見事に表現。
    不倫騒動で躓いた内野聖陽が表舞台に戻ってきたって印象。
    −◆−

    ヤス(内野聖陽)が眠ってる間に、足の爪を切ってあげたりする優しい妻・美佐子(常盤貴子)。

    美元が、高嶋政伸が寝てるホテルの部屋にこっそり侵入して手握りながら枕元で座ってた・・・ってのも、足の爪を切りに行ったのかも?(ちがう!)

    当のヤスは「足の爪が全然伸びない」などと美佐子に話しかけており、何にも気づいていないの・・。
    野生児!!

    なんか内野聖陽が面白い。
    −◆−

    赤ん坊・アキラが可愛くて仕方ないヤス(内野聖陽)。
    親子三人の家庭は、彼にとっては夢の世界なんですね。

    熱が出たら医者をどやしつけるように治療を促し、風呂屋でアキラが初めて伝い立ちしたらフリチンのまま女湯に知らせに行こうとして「立ったぞ〜〜。」と勘違いされそうなことを叫んだり。

    アキラがお箸をちゃんと持てたと行っては喜び、砂遊びで山を作ったら「あの年で立派な山」だと親バカ全開だったり・・・。

    そんな様子をNikonの銀塩カメラで撮りまくりのヤス(内野聖陽)。
    第一子の5歳頃までは、無邪気な我が子が可愛くてメロメロになるものなぁ・・。

    そんな彼にデジカメを持たしてあげたかったなぁ・・・。
    今だったら、100枚でも200枚でもSDカードに記憶できるけど、あの頃は「24枚撮り」「36枚撮り」とかで、フィルムの残り枚数を気にしながらの撮影だったもの・・・。


    仕事帰り、アパートの階段を上がると、ヤスの足音のリズムを聞き分けて扉を開けて母子が「おかえり!」

    これが幸福!!
    −◆−

    雨の日。
    動物園に行きたかったアキラがぐずって、珍しく美佐子(常盤貴子)がイラついています。

    悪いことに、炊飯器のコンセントを入れ忘れてご飯が炊きあがっていなくって、美佐子が「パン」でもイイかと聞くとお米派のヤス(内野聖陽)はNG。

    そんなこんなで小さな喧嘩になって、ムシャクシャしたヤス(内野聖陽)は家を出て行って職場で荷作業。

    しばらくして、美佐子がアキラを連れてやって来ました。
    喧嘩しても謝らなくなった自分のことを「自分でもビックリしてるんです。どっちかっていうとすぐに謝っちゃう方なのに、多分私甘えてるんです。ヤスさんなら謝らなくても許してくれるって思ってるんです。安心しきってるんです。私いつの間にこんな幸せな女になったんでしょう。

    このセリフ、良いなぁ。
    凄くイイ。

    ヤス(内野聖陽)はテンションが上がって、運輸会社を辞めて自分のトラックを買い、家族三人で日本中回ろうと言い出します。

    美佐子も躊躇無くOKで、むしろ乗り気。
    気持ちが高揚してきたヤスは「燃えてきた!お母さん、今夜は”すき焼き”だ!」

    昭和のあの頃、”すき焼き”のステータスは今以上に高かったのだ!!
    ”すき焼き”という言葉は、特別な響きを持っていたのじゃ〜〜。
    −◆−

    直後、荷作業を再開した父・ヤスにタオルを渡しに行こうとしたアキラ。
    タオルを振り回しながら父に近づいていく途中、荷物に引っかかって荷崩れ!!!

    とっさに美佐子(常盤貴子)が駆け寄って身を挺してアキラを庇いますが、無常にも荷物が二人を覆ってしまいます。

    アキラを守って、最愛の妻・美佐子は亡くなりました。


    焼き場で煙突から空に立ち上る煙を見つめるヤス(内野聖陽)・・・。
    幸福の絶頂から、哀しみのどん底へ・・・・。

    葬儀の後、荷積みをキッチリ行わず、荷崩れの原因を作った山が謝罪に来てヤスに土下座。

    胸の内は煮えくりかえってるだろうに、ヤスは「雨が悪いんだよ。雨に殺されたんだ。お前のせいじゃねぇ。山、呑もう。」

    哀しみや怒りを封じ込めてる様子。

    それにしても、あの日、雨が降らずに動物園に行ってたらこんなことにならずに済んだんですから、運命ってのは恐ろしい。
    −◆−

    和尚・海雲(柄本明)がアキラと風呂に入ってくれています。

    死という観念がまだ分かってないアキラが「死ぬって何? おかしゃんって死んじゃったんでしょ? 起きたら死んだって言われたの。」と海雲和尚に尋ねます。

    海雲「死ぬっていうのは別のおウチに行くことだって偉い人は言うとるけどな・・・」「空の向こうにいる人も、お墓に住んでる人もいるんだ。海や山に住んでる人もいる。」
    概念的・抽象的な意味で母の死を説明。

    小生は、戦後教育を受けてきたから宗教を胡散臭いものだと考えてきたけど、こういう感じで宗教が果たせる役割って認めなきゃイケないと最近思うことが多くなりました。

    戦前の国家神道を否定するために、宗教を消しすぎた気がします。
    −◆−

    哀しみが湧いてきて自分を見失いそうになったヤスが、夜一人で当てもなく出かけちゃいます。
    アキラが目覚めて父が居ないことに気づき泣いて家中探します。

    ふらふらとヤスがアパートに帰ってくると、玄関ドアがバタンと開いて泣いてるアキラが飛び出してきました。

    ヤス「おとしゃんも悪かったけどよ、鍵かけてあっただろ。変なヤツが来るかもしんねえんだから勝手に開けちゃダメだろ。」

    ところがアキラはヤスの足音を聞き分けて扉を開けたのでした。
    これで美佐子(常盤貴子)がヤスの足音を聞き分けことを思い出したヤス。

    ヤスは「見つけたぞアキラ。見つけたぞ おかしゃんの家。おかしゃんはここにいる。お前の中にいる!」と言ってアキラを抱きしめます。

    ようやく心がポカポカしたヤスでした。
    −◆−

    後日。海雲(柄本明)にアキラが「おかしゃんの家あったよ。ここ!!」と言って自分の胸を叩きます。

    海雲「ずっと一緒だな。」
    このセリフも何気に良いなぁ。


    こんな感じの『とんび』第1話。

    『天地人』『神様の女房』とかもそうだったけど、常盤貴子は良い妻を演じたら天下一品ですねぇ。
    産後のやつれた感じでも綺麗だから凄い。

    髪を短くして古いタイプの男を演じる内野聖陽も良い感じ。


    平成の出版社の本田翼ちゃんも可愛いし・・・。(ちょっとしか出番ないけど)

    基本的にジャニーズ系(高橋和也はジャニーズ系ではない)やゴリ押しタレントは不在の真面目なドラマ。

    内容は良さそうで好印象でしたが、見続けたいと思わせてくれる展開になるのかどうかはまだ分かりません。









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      • まぁ、お茶でも
      • 2013/01/19 1:07 AM
      公式サイト 原作:重松清「とんび」(角川文庫)監督:平川雄一朗、山室大輔、中前勇
      • 昼寝の時間
      • 2013/01/17 11:13 PM
      「おとしゃん…、おかしゃん…」(ノ_
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      • 2013/01/15 5:30 PM
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      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2013/01/14 7:41 PM
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      • オールマイティにコメンテート
      • 2013/01/14 2:34 PM
      内野聖陽の不器用な父親、熱演ぶりと、子役の健気な可愛さが印象に残りました。なるほど、大宣伝をうつ気合いに応えられる作品です。 サブタイトル「「〜昭和を生きた家族の愛と命の感動物語〜どうしようもない男がどうしようもなく妻と息子を愛した30年間…全ての
      • のほほん便り
      • 2013/01/14 2:19 PM
       これはバカでお調子者だけど、本物の愛情を持った父とそんな父親に愛された息子の物語。 ちょっと寅さんをも連想させるような、しょうがないねぇといいつつも見守りたい男ヤス ...
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      • 2013/01/14 1:08 PM
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      • ぐ〜たらにっき
      • 2013/01/14 12:34 PM
      TBSテレビ系ドラマ『とんび』(公式)の第1話『〜昭和を生きた家族の愛と命の感動物語〜どうしようもない男がどうしようもなく妻と息子を愛した30年間…全ての父親に捧ぐ−』の感想。なお、重松清氏による原...
      • ディレクターの目線blog@FC2
      • 2013/01/14 11:24 AM

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