2012勝手にドラマ賞「中園ミホ」「薄桜記」「はつ恋」

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    『高校入試』の最終回をまだ観ていないけど、2012年のドラマを概括しちゃいます。

    【 最優先選手 】

    脚本家の中園ミホさん。
    NHKの悲恋ドラマ『はつ恋』と、記憶も新しい『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の脚本は、ドラマ氷河期にあって頭一つ抜けて秀逸でした。
    総じて脚本の拙さが目立つ昨今ですが、中園ミホさんの2作品の技巧が光りました。

    【 最優秀ドラマ 】

    NHK『はつ恋』(木村佳乃、伊原剛志、橋本愛、青木崇高ら)
    ハラハラしたりドキドキしたり泣かされたり、最も感情を動かされました。
    見事な悲恋ドラマでした。

    【 最優秀・時代劇 】

    NHK『薄桜記』(山本耕史、柴本幸、長塚京三、高橋和也ら)
    昭和のビッグネームである”脚本家・ジェームス三木”と”原作者・五味康祐”の力量に降参。
    今年、最も美しい日本語で描かれたドラマ。
    主人公・丹下典膳(山本耕史)の死生観が超格好良いし、千春(柴本幸)との悲恋も心を打ちました。
    シビレました。

    【 最優秀・低予算活劇 】

    テレビ東京『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(山田孝之、木南晴夏ら)
    文句なしに笑えた。
    腹の底から笑えた。

    【 最優秀・安心作品 】

    NHK『梅ちゃん先生』(堀北真希、松坂桃李ら)
    いわずもがなの心地よさ・・・。
    真逆が『純と愛』であります。

    【 最優秀ミステリ 】

    フジ『高校入試』(長澤まさみ、南沢奈央ら)
    伏線の張り方、起承転結の付け方、人物造形の丁寧さなど、ずば抜けていました。

    【 最優秀・主演男優 】

    松山ケンイチ(『平清盛』)
    ドラマはウジウジして陰気くさくて退屈だったけど、松山ケンイチの老け演技は文句なし!
    体重を落として頬が削いで演じた入道の表情一つ一つは入魂の演技だった。

    【 最優秀・主演女優 】

    竹内結子(『ストロベリーナイト』)
    男前だった!! それに尽きる。
    作品自体もシャープでした。

    【 最優秀コンビ 】

    中井貴一、小泉今日子(『最後から二番目の恋』)
    この二人の息の合い方は半端ない。

    『ATARU』の北村一輝と栗山千明も結構よかった。

    【 最優秀キャラクター 】

    堺雅人(『リーガルハイ』)
    堺雅人の勢いで脚本の穴や隙を埋めた。
    彼の俳優力を埋没させた『大奥〜誕生[有功・家光篇]』は残念でした。

    【 最優秀・変人 】

    高橋光臣(『梅ちゃん先生』松岡役)
    ドーナツの穴でお馴染みの変人・松岡(高橋光臣)については、いわずもがな・・・。
    『梅ちゃん先生』で最も成功した俳優ではないかとさえ思わせました。

    【 最優秀・助演男優 】

    佐藤浩市(『鍵のかかった部屋』)
    佐藤浩市演じる弁護士は原作小説には登場しないキャラクター。
    彼の存在のお陰で大野君や戸田恵梨香が活きた。

    【 最優秀・助演女優 】

    高畑淳子(『シングルマザーズ』)
    存在感が群を抜いてる。

    【 最優秀・不思議キャラ 】

    中居正広 (『ATARU』)
    妙に当たり役!!

    【 最優秀・美脚女優 】

    米倉涼子(『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』)
    美脚押しと言えば映画『モテキ』以降の長澤まさみの代名詞だったけど、『ドクターX』で一発逆転。

    ピンヒールにミニスカの外科医というあざとい設定が鼻につかないのが凄い!!

    【 カムバック賞 】

    木村拓哉(『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん! 』)
    中井貴一、香里奈と組ませたのが正解。

    【 頑張ったキャラ賞 】

    丸山隆平 (『ボーイズ・オン・ザ・ラン』)
    へたれ男子を演じた丸山君、けっこう面白かった。
    作品も面白かった。

    【 大健闘テレビ局 】

    テレビ東京系列
    『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』『孤独のグルメ』『牙狼〈GARO〉-MAKAISENKI-』など、忘れた頃にイイ作品を放映するテレビ東京は凄い。

    【 最優秀特撮ドラマ 】

    円谷プロ『ウルトラゾーン』
    番組内の特撮ドラマパートが、アナログな怪獣モノとして見事に成立していた。
    オールドファンをうならせる出来映え。

    【 最優秀・心の声賞 】

    松重豊(『孤独のグルメ』)
    料理を口に入れたときに発する五郎(松重豊)の心の声のリズム感や語調が最高。

    『純と愛』の純(夏菜)も心の声が多いけど、暑苦しいのが残念。

    【 新人賞 】

    本田翼(『GTO』)
    『GTO』の本田翼には目を引かれました。


    だいたい、ここまでがポジティブな評価かな・・・。
    −◆−

    【 ゴリ押し大賞 】

    剛力彩芽(ティーンコート、未来日記、Wの悲劇、ビギナーズ!)
    「ゴリ押し」で検索すれば剛力彩芽が出てくるほど『ゴリ押しタレント』としての地位を確立した。

    次々とドラマに出たほか、山パンやAUのCMでも顰蹙を買い、今年だけで「日本映画批評家大賞 新人賞」「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」「ベストレザーニスト2012」「ベストキャラクター賞」「メガネ ベストドレッサー賞 特別賞」「VOGUE JAPAN Women of the Year 2012」「ベストドレッサー賞」「ベストビューティストアワード」と各賞を総なめにしたことでも顰蹙の嵐。
    また『映画プロメテウス』の吹き替えではSFファン・映画ファンの怒りを買った。

    さらに月9『ビブリア古書堂の事件手帖』主演決定で原作愛読者の怒りを買い、ゴリ押しの勢いは止まらない。

    【 残念ヒロイン賞 】

    剛力彩芽(『未来日記』『ビギナーズ!』)
    美少女ヒロインに彼女をキャストする制作側と、押し込んじゃうオスカープロモーションの責任は大きい。

    【 原作イメージ破壊賞 】

    剛力彩芽(『未来日記』)
    『未来日記』で充分に原作イメージ破壊を成し遂げたけど、『ビブリア古書堂の事件手帖』でV2が確実視されている。

    次点、日テレ『トッカン』の北村有起哉ら・・・。
    ドラマ全般が、原作とイメージが離れすぎ。
    酷い出来映えでした。

    【 No1魚雷女優 】

    武井咲(『平清盛』『Wの悲劇』『息もできない夏』『東京全力少女』)
    ドラマを確実に沈没させる魚雷のような女優である。
    ゴリ押し芸能事務所「オスカープロモーション」が、せっかくの素材をじっくり育てないのが惜しまれます。

    【 No1コケたテレビ局 】

    フジテレビ
    『家族のうた』と『ゴーイング マイ ホーム』のスベり方は見事でした。
    『東野圭吾ミステリーズ』も、かなりの期待外れ・・・。

    ただし、日テレ『クレオパトラな女たち』、TBS『ビギナーズ!』『レジデント』、NHK『平清盛』など他局も痛い作品を世に送り出した・・・・。

    【 残念脚本賞 】

    安達奈緒子さん(『リッチマン、プアウーマン』)
    石原さとみが別人を名乗っていた必然性が途中から消えるような一貫性の無い物語。
    企業や官庁に関わる部分が決定的に穴だらけ。

    【 陰鬱・陰気賞 】

    『平清盛』『大奥〜誕生[有功・家光篇]』
    物語が陰に籠もっていて、飛び抜けてウジウジ・ジメジメしていた・・・。

    【 惜しい 】

    『黒の女教師』
    もう少し脚本がよければ面白くなる要素もあったから惜しい。
    『遅咲きのヒマワリ』とかも、もうちょっとね・・・。

    【 難儀ドラマ 】

    NHK『純と愛』
    とにかく難儀である。



    以上、思いついたままに書き連ねました。

    番宣して煽りまくる割には低視聴率のドラマが続出した中、『ドクターX』みたいに視聴率を楽しませるコトに徹して成功したドラマもありました。

    『ビギナーズ!』みたいに「志」の低そうなドラマでテレビ局の退潮を感じる一方、『はつ恋』『薄桜記』『孤独のグルメ』など、話題性が高くないけどかなり出来の良い作品もありました。


    新年早々から綾瀬はるかの大河『八重の桜』、上戸彩のドラマ10『いつか陽のあたる場所で』、戸田恵梨香のよる☆ドラ『書店員ミチルの身の上話』、BS時代劇 『火怨・北の英雄 アテルイ伝』など受信料収入で予算潤沢なNHKが攻勢をかけてきますが、出来映えやいかに・・・。





    ◇◆◇ 連続テレビ小説『純と愛』感想 ◇◆◇
    ★第77回(12/28) ★第72回(12/22) ★第68回(12/18)







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