孤独のグルメseason2〜第11話★北千住で男性客(長谷川博己)がタイ料理
- 2012.12.20 Thursday
- 12:03
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北千住にやって来た井之頭五郎(松重豊)は、タイ料理の店に・・・。
女子ばかりの客の中に鈴木先生や阿須田恵一さんに激似の男性客(長谷川博己)が一人。
なかなか料理を決められない優柔不断な姿は、どっちかというとダメ親父・阿須田恵一っぽい。
男性客(長谷川博己)が注文を決められない横で五郎も苦戦。
分厚いメニューを手に<サラダだけでこんなに、お勧めシールにグラグラ来ちゃって、攻め手が決まらない。>
メニューを一通り見ても注文が決まらない五郎は<まずい、ただ、全部見ちゃった>
隣の男性客(長谷川博己)が五郎の様子を見てニヤニヤ。
これに五郎が<こっちの気持ちが読まれてる。負けられん、整理しよう。まず野菜を入れよう、そこにタイらしい辛さも欲しい。こんな感じで攻め込んでみるか。>
微妙に焦っている五郎が<37番の「カイランの炒め」と56番の「タイスパイシーハーブ」、それと89番の「ライス」お願いします。>
この店は番号で注文するのが習いなのだ。
(まるで長澤まさみ主演の『高校入試』の受験番号みたいだ。)
さらには、3番の「北部ソーセージ焼き」と、7番の「タイ東北部ソーセージ焼き」の違いを店員さんに尋ねても差異がピンとこない五郎は”お勧めシール”を信じて「タイ東北部ソーセージ焼き」を注文。
頭が古い小生はタイ北部といえば未だに北部山岳林地帯の麻薬・覚醒剤密造の魔窟というイメージばっかり・・・。
五郎は、加えて「タイティー」も注文。
男性客(長谷川博己)が横目でチラチラ・・・。
<それにしてもこの店、女性率高いなぁ。>
<戦友がいなければ、相当心細いことになってたかも。>
どんな店にでも入っていくイメージがある五郎でも、心細いなんてことがあるんや・・・。
−◆−
男性客(長谷川博己)のテーブルに料理が運ばれてきました。
チラ見した五郎<イカ、エビ、鶏、いいバランスじゃないかぁ>
男性客の注文に感心。
箸で摘んだ料理を見つめながら満足げに食る男性客(長谷川博己)。
五郎<ほう、立てた戦略がうまくいっているようだ。
うまそうに食るなぁ。>
そういうあんたも、毎回毎回うまそうに食ってるよ。
男性客(長谷川博己)が<うまい、ニンニクがガツンと聞いてるぞ>と心の声。
五郎以外の心の声って超珍しくない??
まるで五郎2号だ!!
さすが長谷川博己・・・。
そして、目と目が合って軽く会釈する2人。
−◆−
CM明け。男性客(長谷川博己)が食事を終えて店を出てしまったようです。
<つかの間の戦友が去り、男1人>
五郎の周りには、さっさとメニューが決まる女子たち。
<最初から決めてきているんだなぁ、女子は。 まずはメニューを組み立てる楽しみ、食の戦略を楽しんだ方がいいんじゃないのか。>と繰り言。
男性客(長谷川博己)は”つかの間の戦友”でもあったけど、メニューを決める静かな男同士の戦いもあったものねぇ。
−◆−
まずは『カイラン(タイ野菜の炒め)』
五郎<空芯菜っぽいなぁ。>
そもそも小生は空芯菜さえ知らない。
箸を口に運び咀嚼する五郎
五郎<うんうん>
もぐもぐ、ザクザク・・。
五郎<うまい、カイラン、うまい>
−◆−
二番手は『タイ東北部ソーセージ焼き』
小ぶりにカットされたソーセージを見て<ちょっと、オツマミくさいなぁ、もっとこうフランクフルトみたにガブっといきたい気分なんだが。>と、珍しく小さな不満を口に・・・。
しかし食べた途端に<うんんんんん。でもドイツより断然味が濃いぞ。濃い分、こっちの方がおかずっぽい。>
うっすらと微笑みを浮かる五郎。
五郎の言葉に引っぱられてしまって、なんか食欲をそそられる。
−◆−
次は『牛挽肉とタイ・スパイシーハーブ』
タイ料理人気メニュー!牛肉とタイハーブ(ガッパオ)炒め!タイハーブの風味がやみつきのおい... |
<ほううう、ひっ! 辛い、辛い、あぁ、あとから来る! 辛さが追っかけてくる。>
<タイティー、甘い。>
甘いの??
ミキティなら知ってるけど、タイティーを知らないから想像がつかない。
五郎は<ムエタイだったらいきなりハイキックもらっちゃったような感じ。こいつは牛挽き肉かけご飯にするきだな。>と、タイ・スパイシーハーブをスプーンでご飯にかけます。
<正解、この戦法、当たり。>
<いい、これ、いいぞぉ。>
<スパイスのキック力を和らげながら絡め取っていく感じだ。>
そうそうこのリズム。この”五郎節”のリズムや韻が心地いいのですよ。
<でも、やっぱり、くるなぁ。辛っ!>
<女はこんな辛いもんをよく平気な顔して食うなぁ。きっと生物学的に男より刺激に強いんだな、かなわないよ。>
−◆−
あれだけ辛いものを食ながら、まだライスだけが残ってます。
五郎は「煮込み鶏肉」と「ジャガイモカレー」を注文。
テーブルに追加の2品が届きました。
<この色、いかにもタイ・カレーだ。ジャガイモ、デカし。>
タイ・カレーを食ながら<そうそう、
タイカレーって優しい味なんだよなぁ。
さっきの牛ひき肉が攻めのエスニックならタイカレーは守りのエスニックだ。>
またまた”五郎節”が炸裂。
<うーん、柔らかい。絡め手で攻めてくる。カレー味チキン・・嬉しい。うん、いい。これ美味い。今日の戦略、ハズレなしだ。>
”五郎節”連発!!
<カレーは強い。どこの国の誰と戦っても、最後は自分の世界に引きずりこんで勝つ。そして俺もこの香りに抗えず、気がつけばガッついている。>
セリフ回しが上手いなぁ。
降参、ギブアップ!!
−◆−
完食したはずの五郎が<麺にも気になってるのがあるんだよなぁ。>
追加した『汁無し麺 鶏肉トッピング』を箸で混ぜ合わせて口に運ぶ五郎。
よく食べるなぁ。
<あ、なんだろう? 甘辛醤油。思ってたのと違う。>
麺をツルツルツルツル
<初対面なのに、すぐに打ち解けてくるような味だ。>
ツルツルツルツル
うっ、美味そう!
<確かに異国味なのに、なんともちょうどいい味付け。>
五郎の眉毛が八の字になった。
幸福感の兆候です。
麺をツルツルツルツル
五郎は遠くを見つめるような目で「あ〜〜。」と満足の吐息。
−◆−
お会計をしかけた五郎が何か思い立ってテーブルにバック。
友人の吉田美由紀(とよた真帆)から聞いたタイのスイーツを思い出した五郎がデザートにカムノトイ(焼きプリン)を注文。
おそるべし、別腹!!
ココナッツミルク・ベースの焼きプリンを口にして<あっ、甘い。アツアツ。>
今度こそ完食した五郎は<ちょっと深入りして食いすぎたが、今日の戦は俺の大勝利と言えよう。>
民主党と日本未来の党は大敗北。
<久しぶりのタイ料理、楽しかったなぁ>
メニュー選びから楽しんでたものなぁ・・・。
店を出て『奥の細道矢立初の碑』のそばに立った五郎は<ここから芭蕉が歩いて東北かぁ・・・>
芭蕉像に一礼して、帰路に就く五郎・・・。
というわけで、今回も五郎の心の声のリズムを堪能し、一緒に料理を食べたような気分になりました。
甘党の小生はカムノトイ(焼きプリン)に興味津々。
あと、周りの女性客の何気ない会話などから現実感が滲んでいて、ダメ・ドラマにありがちな嘘くささを感じさせないですね。
動きがあるドラマではないのに、なぜか画面に温度があって生き生きしています。
箸を持つ手と顎ぐらいしか動いてないのに、不思議ですねぇ。
本当に『孤独のグルメ』は味のあるドラマです。
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