「遅咲きのヒマワリ」第9話★香椎由宇に墓参りに連れて行かれた生田斗真

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    遅咲きのヒマワリ
    〜ボクの人生、リニューアル〜第9話

    「自分がやるべき事は最初から目の前にありませんか?」


    もうちょっと何かが違うと面白くなりそうなんですけど・・・。
    何かが足りないんですよねぇ。
    −◆−

    シブい喫茶店で彩花(香椎由宇)がコーヒーを飲んでいると春菜(木村文乃)がやってきました。

    春菜は「彼とは完全に終わったけん。彼のこと嫌いになれたらけん。もうすっかり忘れたちゃ。」と、やや唐突に話を切り出します。

    彩花「羨ましい。忘れられて。」

    ワケありで何か忘れられないことがある彩花(香椎由宇)の心情をを如何にもってセリフで表現。

    さらに二階堂(真木よう子)がやってきて、市会議員で不動産屋の父を手伝っている春菜(木村文乃)に病院の近くに部屋を探してくれるよう依頼。

    二階堂「近いほうが楽だし、1人の方が気楽だし」
    彩花は「患者さんのため。」と言って、市民病院に骨を埋める決意をした二階堂の胸の内を春菜に解説。

    クールな香椎由宇、キューとな木村文乃、男前の真木よう子と、個性の違うステキな女優さんが3人揃うと絵面的にはイケてます。
    (真木よう子と香椎由宇は、とてもママさんには見えない!!)

    ただ、会話が意図的なことと、他に客が居ないせいで妙に雰囲気が静かで画面から息吹や活力や生活臭が伝わって来ませんねぇ。

    『孤独のグルメ』で井之頭五郎(松重豊)が入る店なんかは、他の客の会話だとか表情だとかが後ろに見えて画面が温かいんですけど、『遅咲きのヒマワリ』の居酒屋・サンリバーなどの場面は人工的なのが残念。
    −◆−

    医師・二階堂かほり(真木よう子)パート。

    患者・豊田さんの傷を縫合することになりましたら、豊田さんが「二階堂先生、縫うのが早うて上手になったって噂やけど」と、二階堂の評価が高くなってることを口に・・・。

    東京での研究への執着が薄れ、臨床医として地元に密着しはじめたことを表現するためのセリフは、やや取って付けた感じがありました。

    そんなに次々と患者の傷を縫うわけでもないだろうに、縫うのが上手くなったという噂が流れてるって・・・小生は不自然さを感じました。

    患者・豊田さんも縫われ慣れてるのか、傷を縫合すると聞いても全然ビビること無く平気だし・・・。
    (注射でさえ嫌いで、縫うとか言われたらビビるのは、ヘタレな小生だけ??)


    後の場面では・・・。
    一旦、設備の整った別の病院で手術を受けてから市民病院に戻ってくる患者の家族に「こちらに戻ってきたらまた私が診ていきますから。」と声かけした二階堂(真木よう子)。

    患者の家族「先生はまた東京に戻るがやないの?」
    二階堂「いいえ、ここにいますよ、ずっと。」

    二階堂が決意を表した場面。

    ところが、ずっと後の場面では東京医療科学大学がん研究センターの岡島教授(中丸新将)から、東京に呼び戻す旨を告げられちゃいます。

    四万十に腰を据える決意をしたその同じ回の後半で、東京帰還の話が出るってのは作為的にも程がありますでしょ。
    −◆−

    彩花(香椎由宇)から「今度の土曜日。一緒に行ってほしいところがあるの。」と、高知市行きを頼まれてあっさり承諾した丈太郎(生田斗真)。

    彩花が、高知の何処に行くのかも、何をしに行くのかも言わないのOKしちゃうのは、余程人が良いのかスケベなのかですよ。

    小生なら、勘違いしてドキドキししうなシチュエーション。

    これが結局、死んじゃった元カレの墓参り。

    目をウルウルさせてる彩花が墓前で「どうしたらいいかな丈太郎。一度だけでいいから彼に会いたい。」
    それなら丈太郎より恐山のイタコにお願いした方が良いわ。

    で、このセリフが、喫茶店で春菜(木村文乃)に「羨ましい。忘れられて。」と言ったことと直接リンクしております。
    これは分かりやすい。(分かり易すすぎ)

    結局、丈太郎を”決め打ち”して一緒に墓参りについて来て貰ったのか、理由とかは語らずじまいのまま、実家に向かう彩花は「じゃあね。」と言って市電に乗っちゃった・・・。

    これは解釈難しい!!
    −◆−

    終盤。丈太郎(生田斗真)と二階堂(真木よう子)の会話。

    丈太郎が地域医療に携わる決意を見せた二階堂に「・・ちゃんと自分のやるきことを見つけてさ。」と丈太郎。

    二階堂「見つけたんじゃないよ、あったんだよ。最初から目の前に。」

    後日、自転車で山を下っていた丈太郎は、目の前に広がる広大な休耕田を見つめて、最初から目の前に有ったモノを見つけました。

    番組の序盤でも、この休耕田の横を通ってたりしてましたものね・・・。
    (画面を見ていても休耕田って思わなかった・・・。こんもりとした丘が”古墳”か何かかと・・・)

    で、彼が思いついたことは「米作り」

    就職先が見つからない順一(桐谷健太)に声をかけて共に「米作り」することに・・・。
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    農業題材の誉田哲也の『幸せの条件』を最近読んだところなので、「米作り」の対する考え方がかなり甘い気もするけど、「とにかく、やってみようよ。」という前向きな精神は若者らしさがあって良いことかな。
    −◆−

    『地域おこし協力隊』で丈太郎がやってることは「何でも屋・便利屋」の類いであって、「地域興し」じゃない気がします。

    そんへんからして、このドラマがパッとしない原因じゃ無いですかねぇ
    『地域興し』や『休耕田』へのアプローチが浅い・・・。


    あと、弘樹(柄本佑)という登場人物は、サッカーで用いる表現で言うと「消えてる」。
    入院してる父・明彦(日野陽仁)とのエピソードが活きてないから、無くてもいい気さえします・・・。


    個人的には順一(桐谷健太)さより(国仲涼子)のあれやこれやをあっさり収束させずに膨らませた方が、弘樹(柄本佑)父子の話しなんかよりも面白かった気がするなぁ。


    とにかく、あと一歩、何かが変われば面白くなる要素がある気がするから勿体ないです。
    −◆−

    大コケの『ゴーイング マイ ホーム』が、来年1月にオランダで開催される”ロッテルダム国際映画祭”に正式招待されるんですってね。

    眠たいドラマだけど芸術的だから案外評価されたりして・・・。




    ◇◆◇ 連続テレビ小説『純と愛』感想 ◇◆◇
    ★第68回(12/18) ★第64回(12/13) ★第61回(12/10)










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      第9話「自分がやるべき事は最初から目の前にありませんか?」あらすじ 12月18日  小平丈太郎(生田斗真)は、森下彩花(香椎由宇)から一緒に高知市に行ってほしいと頼まれ承諾する。丈太郎は、二階堂かほり(真木よう子)にそのことを報告。彩花の頼みはなんだったのかと
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