孤独のグルメseason2〜第10話★北区十条「おお、くんせいだ。くんせい」鯖のくんせい

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    「孤独のグルメseason2」第10話
    北区十条の鯖のくんせいと甘い玉子焼


    『演芸場通り商店街』の提灯や大衆演劇の”のぼり”に情緒をくすぐられた井之頭五郎(松重豊)が<しぶいなぁ〜〜。連綿と続いてるんだよなぁ。>

    松重さんの「しぶいなぁ〜〜。」の一言で、この商店街にしかない”趣(おもむき)”がジワぁっと伝わってきます。
    −◆−

    外回りの寒さが堪えた五郎は、”田舎じるこ”の文字に惹かれて<おっ、おしるこで暖まっていくかぁ。>と、甘味どころ「だるまや」に入店。

    店のオバチャン (山口美也子)は、こんなに寒いのになぜか「あちらが全てかき氷のメニューになります。」と、壁に貼られたメニューの短冊を指し示します。

    自家製・氷キウイなんてメニューも並んでるけど、どんなんやろか!?

    更にオバチャンは大きなメニューを持ってきて”かき氷”押し!!
    あんたは剛力か!!

    <りんごに、イチジク。初めて聞いた。>と心の中で驚いた五郎は、もはやオバチャンペースにはまってる!?

    オバチャン「栗もあるんですよぉ。」
    栗のかき氷なんて50年余の人生で小生は初めて聞いたぞい。

    オバチャン「栗をすりつぶして和三盆 (砂糖の一種)と混ぜ合わせたんですよぉ。」

    興味をひかれた五郎は栗のかき氷を注文。
    <いかん。オレは暖まりにこの店に入ったんじゃなかったのか>

    栗とかき氷。夢のコラボ。

    五郎<栗のかき氷。ビックリ、季節デタラメ。 ハンドボールくらいある。>

    一口目で<おぉ〜〜。まごうかたなく栗。濃い、クリ氷。>
    独特のリズムのセリフが続き、なんだか心地良い。

    <栗をかき氷にしようと一体いつ思いついたんだろう。でも、美味い。>
    <栗、あり。合う。栗>


    助詞さえ省いちゃってる五郎=松重さん”心の声”を聞いていると、こんなにクソ寒いのに、『栗のかき氷』を食べたくなっちゃうから凄い!!

    もうスプーンを口に運ぶ手が止まらなくなった五郎は<この氷、羽毛みたいに軽い。バクバクいける。これだけ食べても全然キーンとならない。さすが栗のかき氷。うん、最後までしっかり栗。かき氷、秋味。

    湯飲みの茶を飲み<ほう、ほうじ茶。ほう>

    穏やかで小気味の良いセリフ炸裂。
    五郎マジックや・・・おそるべし『孤独のグルメ』!!!
    −◆−

    五郎は一仕事した後に、腹が空いて十条銀座商店街、十条中通り商店街をさまよい歩きますが、なかなか店が決まらず<いかん。十条の樹海に迷い込んでしまった。>

    ようやく『家庭的ふんいきの店〜大衆割烹・田や』に心を決めて入店。

    四方の壁にはメニューが書かれた短冊が所狭しと並んでます。
    もの凄いメニューの数!!

    考えあぐねた五郎は普通のご飯と味噌汁のセット、ももハムとキムチ、鯖のくんせい、牡蠣フライ、とんぶりしらす、ウーロン茶を注文。

    この人、下戸だから・・・。

    ”お通し”を食べて<う〜ん、久しぶりのオクラ。ありがたき幸せ。>

    オクラごときで、こっちまで幸せな気分。
    たかがオクラ。されどオクラって感じ。
    −◆−

    最初に五郎は『鯖のくんせい』を口に運び<おお、くんせいだ。くんせいだ、くんせい。感動的に鯖くん。はぁ〜〜。>

    小生は食ったことが無いから想像が付かんけど、なんか美味そう・・・。

    鯖のくんせいと白ご飯をほおばり<塩焼きよりも、味噌煮よりも、ご飯に合うんじゃないか、これ。>

    この時点で松重豊さんのモグモグ動く顎や至福の表情が神の領域!!!
    −◆−

    <こいつも初対面。>

    『ももハムとキムチ』です。

    ハムでキムチを巻いて一口食べて
    <へぇ〜、おもしろいなぁ〜。>

    またもや松重豊さんの神業的なセリフ回し!!
    セリフ自体も、短いのに深い!!!
    −◆−

    次は『牡蠣フライ』

    <やっぱり、安定感があるなぁ。>
    <今じゃぁ、1年中食べられるけど、やっぱりこの季節の牡蠣フライが良いんだよなぁ。しみじみと美味い。>


    季節外れの”かき氷”に満足し、こっちでは季節ど真ん中の”牡蠣フライ”で舌鼓の五郎さん。
    −◆−

    『とんぶりしらす』をご飯に乗せて掻き込み、食感を確かめるように噛みしめる五郎。

    <よしよし、とんぶりも素晴らしい。『畑のキャビア』 貧乏くさいうたい文句、そろそろやめてあげようよ。>

    口の中で”とんぶり”がプチプチしてるみたいな気になってきますねぇ。
    −◆−

    もう一品欲しくなった五郎が『玉子焼』を注文。

    店のオバチャンが「砂糖を入り? 砂糖抜き?」
    五郎は「えっと、砂糖入りで。」

    こんなこと聞いてくれるお店があるんやねぇ。
    スリムな五郎なら、砂糖入りOK。
    メタボな小生なら、やせ我慢して砂糖抜きかな・・・。
    −◆−

    玉子焼を待っている五郎の斜め後方では、学生客(男女二人ずつの4人)がガーリックスパゲティーを食べています。

    女子が「このスパゲッティ美味しい!」と目を輝かせてます。
    男子「そこらへんのイタ飯より全然美味しい。」

    学生の声が耳に入った五郎は<そうだろう。でも、青年よ、こういう店は、どこかと比べられる味じゃないんだ。>

    五郎の言いたい意味が分かるわぁ。
    こざっぱりとしたお洒落な店とは比べられない大衆的な味。

    脱線するけど、『遅咲きのヒマワリ』で登場人物がよく行く「居酒屋・サンリバー」の設定は、あんなオシャレな店にするよりも「大衆割烹・田や」みたいな温かい感じの店にした方がイイんじゃないかなぁ?
    −◆−

    『玉子焼』が出来ました。

    五郎<うん、おろし醤油とバッチリ、チリバツ。>

    たかだか玉子焼なのに、五郎の幸福感が感染してきちゃう。


    日本酒で目がトロ〜ンとしているオッサン客や、笑顔の常連客や学生らを見渡した五郎が<なんか、いいなぁ。こういう雰囲気って、飯を美味くするんだよなぁ〜。>

    玉子焼を口にいて<う〜ん、甘みが切ないほどだ。>

    ホームドラマじゃ無いのに、家庭的な匂いが漂ってきます。

    <いいじゃないか、いいじゃないか。>
    <ああ、うまかったぁ。>


    食べ終えて店を出た五郎<心が寒くなったら、そっと尋ねてみよう。>



    というわけで、心が寒くても井之頭五郎(松重豊)を見てるうちに暖まる『孤独のグルメseason2〜第10話』でした。

    小林薫の『深夜食堂』にせよ、この『孤独のグルメ』にせよ、大人味の渋さと温かみが良い塩梅ですね。
    (松重さん、『深夜食堂』ではヤクザだったなぁ・・・)




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      • 2012/12/13 5:52 PM
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