「高校入試」第10話〜ニセ麻美(美山加恋)のせいで「ハブ、確定」
- 2012.12.09 Sunday
- 12:18
- フジTV系ドラマ、番組
嵐の前の静けさかな・・・。
−◆−
前回から続きの場面。
PCで掲示板を見ている受験生・田辺光一(中村倫也)のもとに5年前に一高を不合格になった兄・淳一(柾木玲弥)が来て「ちょっと話があるんだ。」
弟・光一「兄さんがこの部屋に来たのは母さんが出て行って以来だ・・。」
なぜか怯えたような表情の兄・淳一が「一緒にコーヒーでも飲まないか。」とリビングに誘います。
光一が応じて、携帯を手に部屋から出ようとしますと、兄・淳一は「それ置いていかないか。」
光一は「かまわないけど、必要ないし。」と言って机の上に放り出しました。
兄・淳一は弟が掲示板に書き込んでると疑ってる??
あと、母親が出て行った顛末が、兄・淳一が不合格になったことが原因ならば、入試妨害の動機にはなるわ・・・。
でも、なんで兄・淳一は、あんなにオドオドしてるの???
−◆−
校長室に教師が集合して、試験中に芝田麻美(美山加恋)の携帯電話が鳴ったときの状況などを再確認。
受験番号59・松島良隆(高杉真宙)の答案用紙に、携帯騒ぎ中に受験番号55が受験番号61の答えをカンニングをしているという告発文が書かれていたことに話が及びます。
監督官の水野教諭(阪田マサノブ)や村井教諭(篠田光亮)はカンニングは無かったといいますが、滝本(南沢奈央)はそれでは松島教諭(羽場裕一)の息子・良隆が嘘の告発をしたことになるとして反論。
すると水野教諭が「さすが人望厚い松嶋先生ですね。しかし、こうやって若い後輩に庇って貰って、良く黙っていられますよね。ちゃんとおっしゃったらどうですか。自分の息子が沢村同窓会長の息子に虐められてるってコトを。」と、トゲを含んだ言い回しでシビアなことを発言!!
中学に事実確認したという水野教諭にむかって松島教諭が「余計なコトするな!!!!」と突然の怒声。
さらに憎々しげな目つきで「息子のイジメのことなんか、入試にもあんたにも関係ないだろ。」
校長室が凍り付きました。
平素はクールな水野教諭が松島教諭への「敵意」みたいなものを垣間見せ、普段は温厚な松島教諭が感情を爆発させた・・・・。
水野教諭と松島教諭の心の中に隠れていた何かが、ここにきて噴出したのは入試妨害事件と関係あるの??
−◆−
沢村家では一高卒なのに二流大学を経て現在フリーターの長男・哲也(荒木宏文)と沢村同窓会長(入江雅人)が口論。
哲也「いいかげん、こいつ (弟・翔太)が頭悪いこと認めてやれよ」
テーブルを叩いた沢村父が「口を慎め、出来が悪いのはお前の方だろ。せっかく一高に入って大学にも行かしてやったのに、何にもせずにブラブラして。」と怒りまくり。
エリートコースから外れた息子・哲也が腹立たしくて仕方ない様子。
翔太(清水尋也)を賢いと思い込んでる父親への意趣返しをしようとする哲也が「翔太、さっき言ったこと親父にも教えてやれよ、100点は取れてないって。」
しかし翔太は父の前では真実を隠して「いや、100点だったと思う。100点の方が本物なんだよ!」
臆病なことを隠してイジメを主導する陰湿で表裏のある性格とサラサラ長髪が相まって、翔太(清水尋也)って奴は厭な感じです。
お前なんか、不合格じゃ〜〜〜!!
−◆−
ケータイ受験生・芝田麻美(美山加恋)に”みさき”という子から<試験中にケータイ鳴ったんだって?大丈夫?心配だよ〜>と、携帯騒動を気遣うメールが入りました。
普段はクラスメイトから微妙に仲間はずれにされてメールなんて貰ったことがない麻美は嬉しそうです。
麻美は<ありがとう、大丈夫。失格にもならなかったし、減点もされないみたい。>と返信。
みさき<よかったね、でも一高の入試なんて厳しそうなのに、どうやって切り抜けたの?>
麻美は<ママが付き添いで>、と入力しかけましたが、県会議員夫人の関与が知られない違法がいいと思ったのか、一旦文章を削除して<試験監督に 携帯出さなきゃ失格だなんて聞いてません。ぼそぼそしゃべるから何言ってんのか分かりませんでした−、って言ってやったんだ。そうしたら、こっちのせいですってあっけなく引き下がったよ。ホントは良く聞こえてたんだけどね。>と自分の武勇伝を送信。
携帯を隠し持っていた自分の非で騒動になったのに無反省なうえに、自慢げに学校側を言い込めたでも言いたげな芝田麻美(美山加恋)が忌々しいわぁ。
みさき<すごーい麻美、勇者だね。尊敬しちゃう。合格間違い無しだね。ところで親は付添き来いになかったの?>
麻美ごときが勇者だなんて、ヨシヒコに申し訳ない。
麻美<来てたけど、全然役に立たなかったよ。せっかく私が自力でなんとかしたのに、バカ騒ぎするから逆効果。一高やめて、みんなと同じ菫ヶ丘にいこっかな。>
みさき<そんなのダメだよ。麻美が一緒だと楽しいけど、一高受かったのに行かないなんて絶対ダメ。麻美はあたしたちの自慢の友だちなんだからね。>と奥歯が浮きそうな文章。
相手側の文章の裏の”どす黒いもの”がなんとなく透けて見えるから怖いわ。
陰険で卑劣・・・・。
しかし、クラスメイトの輪に入りたい麻美は”秘められた悪意”に全然気づいてません。
麻美<ホントはネットでめちゃくちゃたたかれてるから一高へ行くのがこわいんだ。>
みさき<ネットなんて気にしない。出来なかった子がやっかんでるだけじゃん。別々の学校になっても、あたしたちは友だちだよ。困ったことがあったらいつでもメールしてよね。>
麻美、うれし泣きしながら<ありがとう。わたし頑張って一高行くね。>
メールを信じてる麻美の鈍さにイライラします。
−◆−
母・昌子(生田智子)とティー・ブレイクしたあと自室で携帯を覗いた麻美の顔色が変わります。
掲示板に<試験中にケータイ鳴らしちゃってゴメンね〜>という書き込み。
麻美を装って書き込みを始めた偽物が出現したのです。
誰かが<本人降臨?>
ニセ麻美<学校に圧力かけたから、絶対合格。みんな仲良くしてね〜。>
誰かが<こいつウザすぎるんだけど>
別の誰か<ハブ、確定>
小生は知らなかったけど、ハブって仲間はずれにすることなのね・・・。
村八分か・・・。
メールのやりとりから「ハブ」に至る掲示板の書き込みまでの場面に現代的な悪意が書き込まれていて、ザワザワするわ〜〜。
怖さと不快感が入り交じって、ヒチコックやS・キングみたいな手触り。
『脚本が上手い』としか言いようがないわ。
−◆−
今年8冠目の「ベストビューティストアワード」をゴリ押し受賞した剛力彩芽がドアップになるAUのCMが入るから、芝田麻美場面の余韻が吹っ飛んじゃった・・・・。
で、校内では教師達が疑心暗鬼になって杏子(長澤まさみ)にも疑いの目が向けられたり、書き込みしていないことを証明するために全員で携帯電話を出すことになったり・・・。
そんな最中、水野教諭(阪田マサノブ)と村井教諭(篠田光亮)が校舎の外で女子生徒・石川衣里名(山崎紘菜)を発見して捕まえました。
水野教諭は、教師が全員揃っているときにも掲示板への書き込みがあったことから、すぐ近くで教師の動きを盗み見してる人間が居ると目星を付けて校舎外をひそかに捜索したようなのですが、村井教諭はたまたま外にいた旨を述べます。
むむ、微妙に村井が怪しい気がしちゃうじゃないの・・・。
で、担任の春山(長澤まさみ)とクラブの顧問・相田(中尾明慶)が別室で衣里名の事情聴取を始めました。
(衣里名役の山崎紘菜を見ていたら、何年か前のフレッシュで可愛かった”10代の長澤まさみ”を思い出しちゃった。)
ひそかに滝本教諭(南沢奈央)と衣里名を相手に二股をかけてる相田(中尾明慶)は、ヤバいことになってきました・・・・。
−◆−
最後は、再び受験生・田辺光一(中村倫也)と兄・淳一(柾木玲弥)の場面にループ。
兄・淳一「お前、何してる」
真正面から顔がドアップになった色白の光一が
「じゃあ・・・・復讐。」
田辺兄弟が入試妨害に関係してるのは分かるけど、答案用紙を抜いた実行犯が誰だか見当が付かんし、沢村同窓会長と息子達、芝田麻美(美山加恋)とそのクラスメイト、松島教諭親子、衣里名、春山(長澤まさみ)の彼氏らしき謎の存在・寺島俊章(姜暢雄)などなどが錯綜しまくっていて、サイコーに面白い。
本当に良く書き込まれた脚本!!!!
美脚封印の主役・長澤まさみがいつもとは雰囲気が違って落ち着きのある演技を見せてるし、南沢奈央あたりも小器用な演技ぶりだし、受験生達も大人達も人物造形・演技共に水準を満たしてるから綻びが見えません。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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