「純と愛」第58回★千香は机の下に隠れ、米田元部長はキレる
- 2012.12.06 Thursday
- 15:01
- NHKドラマ・番組
外資カイザーと合併して労務管理がキツくなった『カイザー・オオサキプラザホテル』
息の詰まりそうな雰囲気に追い詰められたのか、ロビーの机の下に小さくなって隠れてるのは千香(黒木華)。
純(夏菜)に「もう辞めたいです。ベルに異動させられてこき使われて、こんな重たい荷物ばっかり持たされて。」「私が英語出来ないからって絶対嫌がらせですよ。」
この子は平常心をなくすと関西弁になるから、今もかなり尋常ない心理状態なんやろね・・・。
小生も、かつて激しく雰囲気の悪い職場にいたことがあるから、周りを避けて隠れたくなる気持ちはよく分かります。
−◆−
降格された元宿泊部長・米田(矢島健一)は憔悴して顔色が悪い。
そこに、ついこの前まで部下だった皆川(川島潤哉)から「これ、コピーB4でお願いしたいんですけど。」と言われちゃいます。
こりゃ屈辱的!!
自主退職に追い込むための意地悪みたいな・・・。
−◆−
リストラ請負人と化した代理人・多恵子(若村麻由美)は米田(矢島健一)を呼びつけて「こんな基本的な数字も分からないなんて恥ずかいと思いませんか。オオサキの業績が悪かったのは結局あなたの責任だったのではないですか。」
事業仕分けで役人にキツい言葉を吐いていた蓮舫みたいに、相手を追い詰めていく多恵子(若村麻由美)。
「日本は労働法とか組合に守られていて無能な人間に無能やて言えんからイライラする」と誠(岡本玲)にこぼしているそうですから、スキルが高いわけではない米田を胸くそ悪く思ってるんでしょう・・・。
で、叱責を受けた米田・元部長は泣きそうな顔で「すいませ〜〜ん」
多恵子「すいません、すいませんって、謝って済む歳ですかあなた!!!」と、どやしつけます。
それでも米田は「すいませ〜〜ん」としか言えません。
しまいには頭をかきむしって「ゴメンナサイ」
かなり追い詰められてます。
人は限度以上に追い詰めたらアカン!!!
−◆−
昨夜はFNS歌謡祭で近藤真彦と一緒に「オイラはドラマー やくざなドラマー♪」と微妙な歌唱を披露しちゃった大先社長(舘ひろし)が、社長室に桐野・宿泊部長(吉田羊)を呼びつけ、「君はどうしたらいいと思う?」とアドバイスを求めます。
意見を言う立場にないという桐野部長に「社長としてではなくてむかし付き合ってた男として聞くんだけど。」と大先社長。
やっぱりそういうことだったのね・・・。
桐野さんは少し考え込んだ風で首元の”ネックレス”に指を這わせたあと「そんなことはもう忘れました。失礼します。」
あのネックレスも、やはり曰く因縁があるって感じ・・・・。
考えすぎだろうけど、大先社長の離婚が成立して、最後は「夢の国」に生まれ変わったオオサキプラザホテルで桐野さんと結婚式を挙げたらハッピーエンドだと思うけど、そんなベタなドラマじゃ無いわなぁ・・・。
−◆−
多恵子(若村麻由美)がロビーを歩いていたら、元宿泊部長・米田(矢島健一)、元料飲部長・露木(や乃えいじ)らリストラ予備軍の面々がやって来ました。
土気色をした米田・元部長が「一体何だと思ってんだ! 毎日毎日ひとのこと散々バカにしやがって。」
露木・元部長は「オレはベルボーイから始めてな、ずっとオオサキのこと愛して頑張ってきたんや今まで!!」
米田が尋常ならざる雰囲気を漂わせて「何でお前みたいに皿一枚運んだことも無い奴に、言いなりにならなければいけないんだ〜〜〜〜!!」
『皿一枚運んだことも無い奴』ってフレーズが生々しい・・・。
たとえば、現場を知らずに仕事をしてる霞ヶ関の官僚なんかは『皿一枚運んだことも無い奴』と同じ。
(地方自治体とかに出向して現場を知ったつもりになってる官僚も居るけど、所詮は叩き上げでは無い。)
やばい雰囲気の男数人に囲まれても全く動じず、むしろ勢いが増した感のある多恵子(若村麻由美)は「こんなみっともないことしてる間があったら新しい職場をお探しになった方が良いんじゃ無いんですか。」と嫌味な口調!!!!!
これで怒りの頂点に達した米田(矢島健一)らリストラ予備軍が多恵子(若村麻由美)と揉み合いに・・・・。
たまたまロビーに来たアンパンおばさん・種田典子(正司花江)さんが巻き込まれて転倒。
駆けつけて介抱する大先社長(舘ひろし)に、種田さんが「あなた、助けて。」
やや戸惑いを見せた大先社長が「大丈夫ですよ。」
種田さん「もうどこにも行かないで。」
大先社長を、ご主人と勘違いでもしてるのでしょうか???
次回へ続く・・・・。
オイラはドラマーの嵐を呼ぶ男・大先社長の運命やいかに・・・・。
−◆−
中村勘三郎さんの逝去を受けて長男・中村勘九郎さんが口上で「父がいつも言っておりました。お客さまに少しでも笑顔になっていただく、お客様を少しでも楽しんでいただくようないい芝居を作り上げること・・・」「大好きな芝居ができず、お客様の笑顔が見られず、父は無念だと思う。」などと言われていました。
(泣かずに聞けない素晴らしい口上・・・・勘九郎さん、七之助さんは立派な振る舞いでしたねぇ。)
お客さんを笑顔にするという純(夏菜)の信条と共通していますので、口上が耳に残りました。
(中村勘三郎さんほど功績があって人望も厚い人を連れて行くとは、神様は厳しいことをするものです。)
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