ドラマ10「シングルマザーズ」第7回★雪乃(忽那汐里)が街頭トーク頑張った
- 2012.12.05 Wednesday
- 13:37
- NHKドラマ・番組
「ひとりママ・ネット」にやって来た小田行男(山口馬木也)はDV加害者だったことを認め「離婚が成立して妻は私から解放されました。」
4年前と2年前に直(沢口靖子)に諫められたコトで自分の非を認めることが出来たお陰だと述べ、DV防止プログラムにも50回以上参加して改悛・更生できたことを説明して、チラシ配りの準備のお手伝い。
海外ドラマとかで「アル中」や「薬物依存」のリハビリ・プログラム(『Dr.HOUSE』のハウスみたいな)を目にするけど、あんな感じだったのかな・・・。
このドラマを見てると、素直に小田が更生できて良かったと思えちゃいます・・・。
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永田町に出向いて議員会館での「院内集会」などのアクションを起こす燈子(高畑淳子)たち。
院内集会で「みなさんは2枚のハンバーグを3等分にしたことが有りますか?」と切り出した大平初音(枝元萌)さんの訴えが染みました。
(80年代終わり頃にブームになった『一杯のかけそば』〜母子3人で分け合った〜と同系統のエピソードですね。)
昼夜のパートでも月15万円にしかならないという大平さんは泣きそうになりながら「これ以上、どうやって働けば良いんでしょう!!」
児童扶養手当削減で支給額が半分になったら、1枚のハンバーグを3等分することになるのだと、議員に切々と訴えました。
蓮舫みたいに口が上手いわけでもなく、容姿に恵まれてるわけでもない、平凡で不器用なシングルマザー・大平さんが、必死で実情を伝える姿が心を打ちます。
枝元萌さんの個性と演技が活きました。
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活動が世間での認知度が高まってきますと、嫌がらせのFAXや悪意あるネットの書き込みがワンサカ・・・。
<金はどこから出てると思ってるんだ。>
<勝手に離婚して金出せだと!!>
<この不景気、みんな大変なんだ、お前らだけじゃ無い。シングルマザーが特別じゃない。>
<国から金を貰って当然だと思ってるのか。>
小生もネガティブな荒らしは、本当に好かん。
バッシングに対してメンバーは「悔しい。頭来ちゃう!」と憤慨。
しかし燈子(高畑淳子)は「何言ってるの嬉しいじゃない。バッシングが増えると言うことは、それだけ私たちの活動が今まで興味の無かった人たちにも届き始めたってコトじゃない。きっとそれ以上に分かってくれた人の数も増えてるはず! 大丈夫! 自分たちの主張を信じて頑張ろう。」と前向きで力強い言葉!!!
燈子(高畑淳子)のポジティブでエネルギッシュな言葉が、このドラマに引かれる一因だわぁ。
こっちまで元気づけられちゃうもの。
とくに、不安な思いを切り替えられるから「大丈夫!」ってフレーズが良いわ!!
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直(沢口靖子)の提案でシングルマザーたちの厳しい現実を街頭で訴える「リレートーク」を実施することに。
取材を受けて顔が出ちゃうとDV夫・直樹(田中哲司)に居場所がしてる怖れもあるけど、直は覚悟を決めます。
皆が賛同して「リレートーク」を行うことになるのですが雪乃(忽那汐里)だけは逡巡の末に参加しないことにしました。
雪乃は、カレー店「鴎夢亭」で、先輩の洋輔(ユージ)に「私には無理、人前で話すなんて。」「今は恥ずかしい生き方なんてしていつもりだよ、でも、人に話すような人生でも無い。」
洋輔「なんでそんなこと言うんだよ・・」
雪乃「だってそうじゃない。綾乃の父親だってまだどこにいるか分かんないんだよ。綾乃はまだ顔だって知らない。大体私の母親もどこかで (リレートークを)観る。お前も同じなのかって思われるなんて絶対イヤだよ・・」
過去の人生を恥に思ってる雪乃に対して洋輔は「お前ずっとそんな風に考えてたのか?」「逃げてったサイテーな男なんて忘れろ。おふくろがイヤだったらそれで良いよ。イヤだったことは全部忘れろ。綾乃は幸せだぞ。みんなにオメデトーって言われて生まれてきたじゃんか。一生懸命育ててくれる雪乃を見てて不幸なわけねぇじゃん。もっとよ、もっともっと自信持てよ!」と、ありのままの雪乃の価値を熱く訴えました。
必ずしも演技が上手いわけではないけど、ユージの「頑張り」が画面を通して伝わって来ちゃうわ。
イイ役をもらえて良かったなぁ。
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テレビ取材も来ている街頭リレートークが始まりました。
最初は雪乃(忽那汐里)の姿はありませんでしたが、洋輔(ユージ)の言葉に後押しされたようで綾乃の手を引いて遅れてやって来ました。
『家政婦のミタ』のときは”本田望結”ちゃんと姉妹役だった”忽那汐里”ちゃんが、綾乃(遠藤璃菜)の手を繋いでいたり微笑みかけたりする姿は、ちゃんと「母親」に見えるから大したもんです。
雪乃(忽那汐里)は遅参を直(沢口靖子)らに詫びて、さっそく街頭でリレートークに参加。
拡声器のマイクを手にした雪乃は、二十歳で妊娠し、同棲相手が姿をくらましたままであるや、金も身寄りも無いまま臨月を迎え、お腹の赤ん坊と共にこのまま消えようと思ってしまったギリギリのところでシングルマザーの先輩達に救われた経緯を話します。
そして「私は、娘を世界一幸せな人間にしたいです。なぜなら、娘は今、私を世界一幸せな母親にしてくれているからです。娘はまだ7歳です。この先まだまだ10年はお金がかかります。皆さんどうか、この子の未来に力を貸して下さい。」
洋輔が拍手すると、街頭の人たちに自然と温かい拍手の輪が広まりました・・・。
”忽那汐里”ちゃんの独特の雰囲気や大きな目が醸し出す心模様が良かったよ〜〜〜。
良い個性を持ってるなぁ・・・。
今回は、ユージと忽那汐里ちゃんに、ホロッときちゃった。
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街頭で児童扶養手当維持を訴えてる直(沢口靖子)がテレビニュースに映ってしまい、DV前夫・直樹(田中哲司)がこれを観ちゃいました。
後日、中学校から下校する直の息子・涼太のもとに、直樹(田中哲司)が・・・・。
涼太の運命やいかに・・・・。
今回も、役者さんがそれぞれ個性を発揮して良い感じでした。
総選挙も始まったタイミングなので、母子家庭の『児童扶養手当』に限らず、福祉を必要とする人々をどうやって社会で支え合うべきなのかも考えさせられました。
劇中のバッシングFAXみたいに足を引っ張り合うのでは無く、どうにかして支え合いたいものだと思いました。
他人を妬んで足を引っぱっていても、社会は前に進まないですよねぇ。
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