ドラマ10「シングルマザーズ」第4回★雪乃(忽那汐里)出産
- 2012.11.14 Wednesday
- 11:26
- NHKドラマ・番組
今週は、忽那汐里ちゃんの出産と、「児童扶養手当」の削減問題と、気持ち悪い男が「ひとりママネット」に現れた3点が柱となりました。
−◆−
「ひとりママネット」に来たものの、出産費用の貸し付けが出来ないと聞いてツンツンして帰って行った雪乃(忽那汐里)。
先日の『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』が『3年B組金八先生』をネタにしていて、中学生で妊娠してしまった桜中学3年B組・浅井雪乃(杉田かおる)が元ネタであろうユキーノという女の子が出てきましたが、忽那汐里ちゃんが演じる妊娠して問題を抱えた女子の役名も「雪乃」ですね。
偶然なのか、浅井雪乃を意識してるのか?
そんなことはさておき、父を失い、男をとっかえひっかえの母とは縁を絶ち、同棲相手も妊娠を知って逃げちゃった様子の雪乃(忽那汐里)は、一人ぼっちで臨月を迎え、出産費用にも事欠く有様。
雪乃(忽那汐里)は一人で殻にこもってしまい”妊婦健診”にも行っておらず、阿須田家の長女・結(忽那汐里)ちゃんの母親が川に入水自殺したときのように海で自殺しようとするなど精神的に追い詰められています・・・。
心配した直(沢口靖子)が雪乃(忽那汐里)のアパートを訪れたときに産気づいて、そのまま病院へ・・・。
病院の廊下には、直の他に雪乃の高校の先輩であるカレー店「鴎夢亭」の洋輔(ユージ)、久美(北斗晶)、由香子(三浦理恵子)や、キャバクラでアフターがあるから来られないと言ってた水枝(酒井若菜)も夜遅くに駆けつけています。
初産なのでなかなか生まれなくて、ベンチでうたた寝をしながら雪乃(忽那汐里)の出産を待つ面々。
(ウチの長男の時もすんごい時間がかかって、思いっきり日付が変わっちゃったのを思い出すわぁ。)
明け方、雪乃(忽那汐里)は女の子を出産。
車椅子乗って廊下に出てきた雪乃に直や洋輔たちが次々に「おめでとう。」
水枝は「頑張ったね。」
かつて、一人で子供を産み育てると決めた水枝(酒井若菜)が出産した際に、「おめでとう」と声をかけてくれる人が誰も居なくて寂しい思いをした体験を踏まえて、直や水枝たちが参集して雪乃に「おめでとう」と言ってあげたのです。
祝福の声に戸惑い、目をきょときょとさせて皆の顔を見つめる雪乃(忽那汐里)。
直が「みんなで幸せになろう」と話しかけますと、ようやく雪乃は「ハイ」と言って笑顔を見せました。
ツンデレと言ってしまえばそれまでなのですが、良い笑顔です。
一人で突っ張っちゃって孤独な妊娠・出産だったのに、思わぬ祝福とねぎらいの言葉を受けて、殻にこもっていた心を解放できたのでしょうねぇ。
「おめでとう」という言葉も嬉しいだろうけど、「頑張ったね」の一言もかなり温かく感じたろうなぁ・・・。
こんな風に事情も性格も職業も年齢も違う面々が、そんなことは関係無しに支え合い、いたわり合う様子を見ていると、何となくこっちまで救われた気分になってきます。
子育て的目線からしますと、直たちが出産に付き添う間、幼い涼太(田中奏生)や慎之介(吉田はるき)を預かってくれたカレー店「鴎夢亭」の小暮金治(若林豪)&雅子(田島令子)夫妻の存在が沁みましたし・・・。
で、雪乃を演じた忽那汐里ちゃんは、複雑な内面を表現する大きな目やクッキリした眉が印象的で、やっぱり独特のオーラを持ってますねぇ。
(同じオスカープロモーション所属でも剛力彩芽や武井咲とは雰囲気が違いますね。)
−◆−
「児童扶養手当」の削減問題。
国会で法案がスルっと成立。
シングルマザーだったり障がい者だったりの「少数」を狙い撃ちしてくるのが”やり口”ですかね。
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さて、今回の終盤のハイライト・・・。
「ひとりママネット」で直(沢口靖子)が一人で事務作業をしていたとき、IT関連会社の営業課長だと名乗る男が勝手に上がり込んできました。
シングルマザーのための場所なので、男性が勝手に上がり込むようなことは遠慮して欲しい旨を直が告げますが、男はお構いなしに「お聞きしたいことがありまして・・・」
妻の小田佐知子が7歳と5歳の子を連れて家を出て行き、行方を捜してるという男=小田行男(山口馬木也)は、妻が「ひとりママネット」のホームページを見ていたことを手がかりにしてやって来た模様で「警察沙汰にするのも気が引けまして。」「なにかお心当たりは無いでしょうかす。」などと直に問いかけてきます。
この男、言葉は丁寧なんですけど、どことなく変なオーラを漂わせていて気色が悪い。
警察沙汰にしたくない事情があるのかも??
直が「他を当たって下さい」として立ち去るように促しますが、小田行男はその場から動こうとしません。
そして「読んだんですよ、こちらのホームページ。良さそうなことばかり書いてありますよね。『シングルマザーはステキな選択です』とか、『シングルマザーになったあなたは、きっと前より輝いてる』とか、知らないものがこういうのを見たらシングルマザーって楽しそうって思ったりしませんか。結婚なんかやめちゃってこっちにおいでって、誘われてるような感じしません? もしも結婚生活に何か不満を持ってるような女性がこういうものを見たら・・」と、湿った感じのクレームを口にし始めました。
直「奥様はご不満があったのですか?」
小田は「そう言いましたか、彼女が?」と、気色の悪いリアクション。
直「いいえ、あなたが今そうおっしゃったから。」
小田「不満なんてどんな状態だって抱けるものでしょう。旦那が浮気をしなくても、きちんきちんと給料を入れても、温泉旅行に連れて行っても不満なんていくらだって。」
なんか自己中心的でキモい。
直が要求を聞きそうにないので、小田は「なるほど、あなた方にしたら夫という立場のはみんな敵役なんでしょう。少しは男の身にもなってくださいよ。」と変な論理で話しの切り口を変えてきました。
そして「あの日、妻と子が消えた日。帰った家には灯が無い・・・」と妻子が逃げた日のことを語り始めます。
直は、DV夫・直樹(田中哲司)のもとから涼太を連れて逃げ出した時のことや、酷いDVを受けていたときのことがフラッシュバックしてパニックになりしゃがみ込んでしまいました・・・。
次回へ続く。
小田行男(山口馬木也)、不気味です!!
襲いかかってくるわけでも無いし、威圧的な言葉遣いをするわけでもないのに、人を不安にさせたり不快な気分にさせる何かが滲み出ています。
−◆−
前回は、DV夫・直樹(田中哲司)のエピソードと、由香子(三浦理恵子)のエピソードと、久美(北斗晶)の長女再会エピソードがあって、今回は雪乃(忽那汐里)出産エピソードと、「児童扶養手当削減」問題と、キモい男・小田行男エピソード・・・。
これらぶつ切りのエピソードが次々と立ち現れるので、ドラマの流れがやや雑な気がしないでもないですが、ホッとしたりハラハラしたり色々と情緒に訴えてくるものがあるから面白いです。
あと理屈抜きで、今週は忽那汐里ちゃんの個性的な魅力が輝いてました。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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