平清盛 第42回「鹿ヶ谷の陰謀」★真ヒロイン・政子(杏)「共に参ろうぞ、まだ見ぬ明日へ」

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    『平清盛』 第42回「鹿ヶ谷の陰謀」

    今回は、シェークスピアと劇画を足したような演出!?
    −◆−

    後白河法皇(松田翔太)藤原成親(吉沢悠)西光(加藤虎ノ介)らによる《鹿ヶ谷の陰謀》がスタート。

    比叡山の明雲(腹筋善之介)にイチャモンを付けて拷問のうえ流罪決定で事を荒立たせ、あれやこれやで平清盛(松山ケンイチ)を上洛させて隙を見て捕縛し、間隙を縫って平家を打倒しようという目論見です。

    謀議の最中に多田行綱(野仲イサオ)が、壷の一種で徳利のデカイやつみたいな瓶子(へいし)を転かしてしまいます。

    「瓶子=へいし=平氏」が倒れて幸先が良いと喜ぶ面々。


    息子二人を流罪にされて『怒り心頭・恨み骨髄』の西光(加藤虎ノ介)は「平氏の首はこうして・・・」と瓶子をガッチャン、ガッチャンと砕き始める始末。

    西光は、怒りを通り越して危ないオジサンになっております。
    −◆−

    後白河法皇の思惑通りに上洛していた清盛(松山ケンイチ)のもとに、火急の用だという多田行綱がやって来て「平家打倒の企みが・・・」と清盛捕獲プランを洗いざらいバラした上に、証拠の品として宇治布でできた旗揚げの白旗を開示。

    これに証拠能力があるかどうかは、今の時代からすると微妙ですが、とにかく証拠採用して多田行綱の言葉を信じます・・・。

    今回は『反・清盛勢力』を裏切った”多田行綱”って奴は、後々には平家に反旗を翻すし、風見鶏かぁ??

    国会議員の小林興起氏は、郵政問題で05年に『自民党』を除名されて『国民新党』へ移籍(その後落選)。09年には『民主党』から国政復帰したけど今年8月に民主党を離党して『減税日本』に合流。『石原新党』結成が決まると、同党への参加を示唆するという節操のなさでありますから、それに比べたら多田行綱の行動はまだシンプルで分かりやすいですね。
    −◆−

    多田行綱がチクったせいで、成親(吉沢悠)や西光(加藤虎ノ介)が逮捕されました。

    六波羅に引っ立てられた西光(加藤虎ノ介)に清盛は「 (息子流罪で)恨まれるは筋違い。全ては貴殿の敬うれやまぬ信西殿(阿部サダヲ)の国づくりのため、いたしかたのないことにござりまする。」

    西光は「我が主、信西の目指した国づくり。そなた如き者に、あの方の代わりが務まると思うてか? 聞こえたか? 無頼の高平太。

    武士が”王家の犬”であった頃のあだ名である『無頼の高平太』を用いて、清盛を侮蔑してみせた西光!!


    清盛は無感情に「どうやら、おわかり頂けぬようですな。」と言い、兵士に合図を送って西光を袋だたきにして痛めつけます。

    とんだ”暗黒主人公”です。
    −◆−

    ボコられながらも西光は「全く我が主の先見の明よ。20年も前に野良犬を朝廷にあげれば、こうなることを見抜いておられた。平治の戦で源義朝は我が主の首をとった。されど、もしあの時、義朝が兵を挙げなんだとしても、いずれそなたが、我が主を討っていたであろう。何となれば、そなたの国づくりは志ではない、復讐だからじゃ!」「おのれを犬と扱う王家への恨みつらみに突き動かされておるだけだからじゃぁ!!」と声の限りに叫びます。

    その通り! 言え言え、もっと言え〜、・・・小生は西光の言い分に大賛成です。


    止まらぬ西光は「民も、公卿も、おのらも、良い面の皮じゃ。どこから現れ、何処へ行くともわからぬ、得体の知れぬ男の復讐に付き合わされておるのじゃからのう!!!」

    部屋の奥座にいた清盛がプッツン!!

    スモールビルの”クラーク・ケント”並の凄い勢いで駆けだした清盛は、地べたに座してる西光にいきなり十六文キック!!(ジャイアント馬場のキックより遥かによりスピードがある)

    最初のキックで仰向けに倒れた西光に、無慈悲なキックを何度も何度も繰り返します。
    キレちゃってもう無茶苦茶です。

    清盛がここまで逆上するのは、西光に図星をつかれたからかな??

    国づくりを口にはするけど、国家の行く先を思う気持ちよりも権力志向の方が強いものね。
    −◆−

    アルミ缶を集めてるオジサンが缶を踏みつぶすみたいにして西光を思いっきり踏み続けてる清盛。

    西光は「見よ〜この粗暴な振る舞い。何処まで行っても性根は無頼者ぞ。卑しき犬ぞ!!」

    そうだ、そうだ!!

    清盛はかつて頼朝(中川大志)に「乗り越えてこその武士じゃ! 醜き事にまみれようと、必ずこの世の頂に立つ! 途中で降りた愚かなお前が見る事のなかった景色を、この目で見てやる!」と語ったことを想起しながら西光を踏み付け続けます。

    そして清盛は「ワシは武士じゃ。武士の世を作るのじゃ!」と足下の西光に吐き捨てます。
    同時に、頼朝(中川大志)の顔もフラッシュバック・・・。

    止まらなくなった清盛を、ようやく重盛(窪田正孝)が制止。

    ボコボコにされた西光は絞り出すように「分かっておったことじゃ、我が主信西が死したとき、天は・・・この国を見捨てた。」

    加藤虎ノ介さん、大熱演!!!
    松山ケンイチの狂気の演技も大迫力!!


    (余計なことだけど、こういう重厚演技の中に混じると経子=高橋愛の演技は見劣りしますね。---素人だから仕方ないわなぁ)

    ダークな表情の清盛は「洛中引き回しの上、朱雀大路にて斬首せよ。」と西光の処刑を即決。

    ほとんどシスの暗黒卿だわ。
    −◆−

    さて、清盛(松山ケンイチ)が暗黒面に落ちているとき、伊豆では源頼朝(岡田将生)と政子(杏)の物語が動いておりました。

    政子の父・北条時政(遠藤憲一)が平家配下で検非違使の職にある山木兼高との縁談を持ってきました。

    しかし政子(杏)は「今は捨て置けますぬ。」と頼朝(岡田将生)のことを持ちだして縁談を断ろうとします。

    時政は「ビシッ!!」っと杏ちゃんの小顔が吹っ飛びそうな強烈ビンタ。

    権勢を誇る平氏方へ嫁がせたい親心であります。
    −◆−

    とうとう山木家へ輿入れする日がやって来て、大雨の中を出立した政子(杏)。

    大雨洪水・雷注意報が出ていそうな山道を進んでいたのですが、進路変更して頼朝の住まいへと向かいます。

    頼朝の邸に現れた政子は、びっくりこいてる頼朝を尻目にづかづかと床上に上がり込み、源氏重代の太刀・髭切を取り出します。
    (貴重品なんだからもっと厳重に保管しなきゃ・・・。)

    『髭切』を取り合っている内に、縁側から雨が降り続ける庭に転げ落ちた頼朝(岡田将生)にむかって「『遠く伊豆より平氏の繁栄を指をくわえて眺めておれ!!』と、入道様から言われたとおっしゃいましたな。それはまことに、かような暮らしをせよと言うことか!!!」と政子がどやしつけます。

    政子はさらに「なぜこの太刀を渡された!」「武士の魂を忘れるなと言うことではないのか。」

    『髭切』を政子から手に持たされ、呆然としている頼朝。

    政子は厳しい表情を崩し、一転して輝くような微笑みを浮かべながら「それを言っておことう思っただけだ。」と男前な口調。


    今度は少し悲しそうな表情を垣間見せた政子は「ご無礼を致しました。」と頭を下げ、嫁ぎ先に向かおうとします。

    その時、桐野(吉田羊)純(夏菜)の肘をつかむときみたいに頼朝(岡田将生)がサッと政子の腕をつかみました。

    頼朝は縋り付くようにして「連れて行ってくれ。私をスキーに連れてって---古いし、ユーミンみたいなことは言わない。----私を明日へ、連れて行ってくれ。昨日とも違う、今日とも違う、私の明日へ・・。」

    政子「連れて行けとは、女々しいお方じゃ。」と述べながらも、優しげな表情を浮かべて「共に参ろうぞ、まだ見ぬ明日へ。」と力強く話しかけます。

    笑顔の政子から頼朝を抱きしめに言って嬉しそうな笑い声。

    女子の方が強い純(夏菜)愛 (風間俊介)を平安に移したような二人です。

    使い古された区分けで言うと、政子(杏)と純(夏菜)は「肉食系」で、頼朝(岡田将生)と愛 (風間俊介)は「草食系」っぽい人物造形ですねぇ。

    今の時代にドラマを書くと、どうしてもこういう男女関係に行き着いちゃう??

    それはそれとして、杏ちゃんがもの凄くキレイでした。
    今まで見た杏ちゃんの中で、サイコーにキレイでした。

    雨の中、表情が豊かで透き通るような顔が輝きまくってる!!!
    外見だけではなく、内面から滲み出る美しさにシビレました!!!



    『篤姫』の時の宮崎あおいもオーラがあったけど、政子を演じる杏ちゃんのオーラも半端じゃない。

    今すぐに『平清盛』を打ちきって、主演・杏の『北条政子』をスタートさせて欲しいなぁ。



    というわけで、全体としては低調ながらも、西光ボコボコ・シーンと、平安の『純と愛』的な政子(杏)と頼朝のシーンには、見るべきものがありました。

    (『鹿ヶ谷の陰謀』に関わるドラマ前半部分に、ポリティカル・サスペンスフルとしての面白味が出たら、もっと良かったとんだけど・・・。)
    −◆−

    『平清盛』クランクアップで松山ケンイチが会見。

    視聴率の低迷について聞かれた松山ケンイチは「現場では数字の問題は最初から気にしていない部分があった。そこはあまり考えてないです」「ただ1つ言えることは、最低記録を更新できたことはすごく光栄だなと思います。僕らはそれを狙ったわけじゃないけど、本気でやって本気で作品を作ってそれが出せるということは、めったにないこと。すごい高視聴率を出すのと同じぐらい難しいこと。そこには自信を持っています」と誇らしげに語ったとのこと・・・。

    スポンサー収入に頼らず数字を気にせずに済むNHKだとはいえ、貴重な電波の枠を使い、受信料を大量投入してるんだから、ある程度多くの人から共感を得て支持を集めるドラマにしなきゃイカンとは思うけど、松山ケンイチの立場では表現者としての答えしか出来ないわなぁ・・・。


    今回の演技を見ても、松山ケンイチはなかなか大したもんだと思いましたけど、如何せんここに至るまでの物語に共感できないから残念でしたねぇ・・・。





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      大河ドラマ「平清盛」。第42回、鹿ヶ谷の陰謀。 後白河法皇は、清盛と平家の排除を画策する。 それに対して清盛は・・・・・・
      • センゴク雑記
      • 2012/10/29 11:23 PM
      大河ドラマ「平清盛」第42話は鹿ヶ谷の山荘で後白河法皇は成親・西光と共に平家打倒に動き出す。後白河法皇はまず比叡山を標的と比叡山の明雲を捕獲するが、流罪にされる直前に ...
      • オールマイティにコメンテート
      • 2012/10/29 10:42 PM
      鹿ヶ谷事件、面白かった〜〜 意味のあるバイオレンスシーンは迫力に満ちて、 ざわざわとさせてくれますなぁ。 ゴッシーと西光、成親の平氏を討つっていう計画に、 摂津源氏の多田行綱は巻き込まれちゃい...
      • よくばりアンテナ
      • 2012/10/29 9:58 PM
      『鹿ヶ谷の陰謀』 内容 清盛(松山ケンイチ)は、後白河法皇(松田翔太)の力を削ぐため、 比叡山・明雲(腹筋善之介)と手を組み、西光(加藤虎ノ介)の息子を流罪に。 そんななか京・鹿ヶ谷の山荘で...
      • レベル999のFC2部屋
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      公式サイト 俊寛の別邸で平家打倒の陰謀を練る、法皇、西光、成親たち。そこへ呼び出
      • 昼寝の時間
      • 2012/10/29 4:06 PM
      明日が見える者と、見えない者… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201210280003/ 平 清盛 完結編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)NHK出版 NHK出版 2012-10-30売り上げランキング : 366Amazonで詳しく見る by G-Tools
      • 日々“是”精進! ver.F
      • 2012/10/29 12:24 PM
      鹿ヶ谷の陰謀・後編!後白河院(松田翔太)が着々と進める企てに、清盛(松山ケンイチ)は 陥れられそうになるが、間一髪のところで多田行綱(野仲イサオ)から密告を受ける。 成親(吉沢悠)と西光(加藤...
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