相棒 Eleven 第2回「オークション」★WAHAHA本舗・梅垣義明の怪しい髪型!!
- 2012.10.18 Thursday
- 11:48
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結論に飛びつきやすい若いカイト君(成宮寛貴)を思慮深い右京(水谷豊)さんが補って事件解決!!
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70年代にアメリカジャズ界を席巻したのち夭折したジャズピアニストのエド・クレメンスの腕をかたどり作成された石膏製の『腕』の極彩色が施された一品が一流オークションハウス「ホワイトグラブズ」で競りにかけられるというエピソード。
小生には「背中を掻くのに使えるかな?」程度の『エド・クレメンスの腕』ですが、蒐集家にとってはアルセーヌ・ルパン(三世ではない方)が狙う”秘宝”みたいなものでありますから、古典的なミステリ小説の雛形に沿う形になっておりましたですね。
また、オークションハウス「ホワイトグラブズ」の内装が前回の領事館と同様に重厚で、シャーロック・ホームズみたいな英国ミステリの雰囲気を感じさせました。
さらにはジャズ評論家・盛谷弘光(WAHAHA本舗・梅垣義明)という”見た目”にも際だったキャラや、どこか怪しげに見える競売人・富塚修一郎 (藤木孝)らが配され、「ホワイトグラブズ」の代表取締役・坂巻百合子(岡まゆみ)川南夏彦(八十田勇一)も加えて『名探偵コナン』の「犯人候補者一同」みたいな絵面に仕上がっています。
総じて、「古き良き時代」のミステリ味付けで、子供時代にポプラ社の『ホームズ』や『ルパン』を読んで、その後ハヤカワの”クイーン”や”クリスティ”に読み進んでいった小生には「オムライス」のようなエピソードでした。
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こういう舞台設定に、刑事ドラマの黄門様のような右京(水谷豊)さんが絡むのですから、テッパンですわ。
そのうえ、巧妙にミスリードを交えて謎解きを多重化して、二段仕込みで川南夏彦(八十田勇一)に到達する周到さ・・・。
相沢良明(山本まなぶ)を殺した真犯人に至る道のりが、適度な「ややこしさ」で良い塩梅でした。
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途中のオークションシーンも、分かっていてもドラマ世界に入り込んじゃいますねぇ。
盛谷が必死で『エド・クレメンスの腕』を落札しようとして、外国人が呆れる相場に上がっていって、カイト(成宮寛貴)が一丁噛み。
半同棲恋人・悦子(真飛聖)のマンションを売り払って金を工面してでもどうにかしようとするカイトが行き詰まったところで右京さんもオークションに参加・・・。
結局、盛谷が落札するもんだから、一瞬「?」となったら、捜査令状が出るまでの時間稼ぎで右京さんは入札に参加してたって・・・。
ちゅうことは、カイト君は本気だったの??
悦子もマンションを売らなくても、お父ちゃんの石坂浩二は『鑑定団』関係者だし、美術・工芸品が大好きなお方だから6〜7000万円出しそうだものなぁ・・・。
余談ながら、もしも心の狭い小生がオークション会場で「窓際の英国紳士」と呼ばれたら、「失敬な。窓際言うな!」と文句を言ってしまうかも・・・。
というわけで、抑えどころを抑えた手堅い造りで安心感を持って見ることが出来る『相棒season11』でした。
シーズン開始前は”懸念材料”だった成宮寛貴も異物感を感じさせず、すんなりと溶け込んでるし・・・。
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