「ゴーイング マイ ホーム」第1話★クーナ≒リトルピープル 日の丸飛行隊・笠谷選手の前傾姿勢!
- 2012.10.10 Wednesday
- 11:38
- フジTV系ドラマ、番組
「ゴーイング マイ ホーム」第1話
阿部寛 山口智子 宮崎あおい 安田顕 西田敏行 阿部サダヲ・・・そして監督・脚本:是枝裕和。
『ビギナーズ!』みたいに超テキトーな安物ドラマではなく、まともなドラマになりそうな名前が並んでいるので最も期待してるドラマの一つです。(でした・・すでに過去形?)
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忘れないうちに先に書いておきたいのは小学4年生の娘・萌江を演じる蒔田彩珠ちゃんのこと。
教師に注意されてるときに、からかうような仕草をしてニンマリ顔を見せたときに、「この子巧いなぁ」って感心しました。
子役さん恐るべしなのです。
で、この子が少し開いたクロゼットの扉の向こうに見たのは??
妖精クーナという設定は、村上春樹『1Q84』の「リトルピープル」やスピルバーグの「ET」の世界観を想起しちゃった。
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非現実が描かれる一方で、クライアントの社長の我が儘な要求に付き合わされてるCM制作会社のプロデューサー・坪井良多(阿部寛)のサラリーマン生活は痛々しいほど現実的・・・。
非現実が見える娘・萌江 (蒔田彩珠)と、社会とは適度な距離感を置いてるマイペースな人気フードスタイリストの妻・沙江(山口智子)と、世知辛い社会のど真ん中にいそうな良多(阿部寛)の、それぞれの立ち位置は面白いです。
設定は悪くない。
で、関係ないけど、沙江が作ってたあのホットケーキにトマトの組み合わせは嫌だ〜〜〜。
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映像や演出も味気なくて再現ドラマみたいな『パーフェクト・ブルー』と比較すると塩梅が良い造りです。
微妙にソフトなフォーカスで、明るすぎず、暗くもない映像は心地良い。
ゆったりしたテンポも上品です。
ところがね、小生は退屈してしまったんです。
個々のセリフとかは面白かったりするんですけどね、なんか物語が頭に入ってこないの・・・。
絶対に好きな設定なのになぁ・・・
小生の注意力や根気が2時間もたなかった・・・。
このゆったり感で2時間はキツイ。
時間の短い『眠れる森の熟女』くらいが丁度良いです。
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日の丸飛行隊・笠谷幸雄選手は、映った瞬間に昭和の心が反応しました・・・。(古っ!)
電車の中での前傾姿勢とかは面白いのに、どうして全体を通して観ると退屈だったのかなぁ・・・。
成功するかどうかは別にして、『高校入試』の脚本を”作家・湊かなえ”に執筆依頼し、是枝裕和氏の監督・脚本で『ゴーイング マイ ホーム』を制作する、フジテレビの『ドラマ立て直し策』には注目です。
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