よる☆ドラ「眠れる森の熟女」第4話と「梅ちゃん先生」第153回

0
    『眠れる森の熟女』で、「46歳」の千波(草刈民代)が人生をやり直せるかだとか、自分の人生が間違っていたのかと悩む姿と、『梅ちゃん先生』で「20歳ちょい」の広志(池松壮亮)が人生をはかなんでいる様子が交差した印象・・・。


    よる☆ドラ「眠れる森の熟女」
    第4回【女の人生、やり直せますか?】

    ”HOTEL TAKAOKA INTERNATIONAL”の総支配人・祐輔(瀬戸康史)と出会いざまに話しかけるフロント従業員・真由子(杉本有美)と綾香(海老瀬はな)。

    彼女たちは、宿泊客にサブライズプレゼントを贈る『祐輔発案・王子サービス』について賞賛。

    祐輔は優しく微笑みながら「お客さんに喜んで貰いたいだけです。それに、やってもらってるのは皆さんですし・・・」と真由子&綾香ら従業員を持ち上げて見せます。

    いきなり出ました、二重人格(表の顔)!!!

    ただし、今回は『祐輔の二重人格ネタ』は少なめで、話しの軸は40代半ば女性・千波(草刈民代)と春子(森口瑤子)の心模様にありました。
    −◆−

    千波(草刈民代)が書店で手に取った女性雑誌「BRILLER」(ブリエ=フランス語で「輝く」)の表紙には『女の人生 いつからでもやり直せる』なんて見出しが・・・。

    開いてみたら春子(森口瑤子)の写真が載っております。
    春子が編集長を務める雑誌だったようです。

    で、編集部では部下の女子編集員が来春出産するので産休が欲しいと申し出てきて「主人も喜んじゃって〜〜〜。」

    春子(森口瑤子)は表向きは祝福しながらも、黄昏れた表情が浮かびます。

    夫との間に子宝に恵まれた若い編集員と、結婚も子供とも無縁で現在不倫進行中の自分を比較して、あんな表情が出たのかな・・・。
    −◆−

    「冷えピタ」か「熱さまシート」か、とにかく冷却シートをおでこに貼った浩史(羽場裕一)が、春子から甲斐甲斐しくお世話されちゃって、子供みたいに”れんげ(スプーン)”でおかゆを食べさせて貰っております。

    このオッサン、100%甘えきっています。
    日本中の中年男で、少々の熱が出て「アーン」してもらえるようなことがあるのでしょうか!!
    (チクショ〜!)

    世の中、そんなに甘いはずがないと思うのだけど、恋する浩史は今の状況に没入しております。


    浩史が春子の写真が載った女性雑誌「BRILLER」を取り出して「綺麗に写ってるじゃん。」
    記事にも触れて「女はパワー有るよなぁ、人生に年齢制限はないとか・・」

    春子「ふふふ、子供産むのは年齢制限有るけどね。」
    表向きは笑っていても、やっぱり部下の編集員の妊娠が心に引っかかってるんやわ。


    その後、ベッドで浩史を寝かしつけた春子は「はぁ〜〜」と、深いため息。
    浩史ええ加減にせえよ!! 
    これでは乳幼児か介護やぞ!!


    浩史がサイドテーブルに立てている息子とツーショット写真をじ〜〜っと見つめる春子であります。
    −◆−

    千波(草刈民代)の部屋で、京子(磯野貴理子)が女性雑誌「BRILLER」に載っている春子の言葉を音読。
    「46歳で編集長という立場になりましたが、まだまだここをゴールにしたくないと思っています。何歳からでも夢は叶うと信じていますから・・・・。」


    で、思いっきり中盤を飛ばしちゃって・・・・。
    クライアントとホテルで会食することになった春子がは、なんと”HOTEL TAKAOKA INTERNATIONAL”の一室をデイユース。

    春子が部屋を出たあと、偶然にもこの部屋を掃除しているのが千波(草刈民代)。
    携帯を忘れて部屋に戻ってきた春子(森口瑤子)を見て、うぐっ・・。

    千波は春子の顔を知っていますが、春子は千波の顔を知らないので当然無反応。

    でね、いかにもバリバリ働いてる女性っぽい服装の春子(森口瑤子)と、ホテルの水色のメイド服を身にまとった千波(草刈民代)は、同じ46歳だというのに凄く対照的な雰囲気に描かれてるんです。

    ちゃんとしたお化粧に装飾品、靴はヒールの春子。
    生活臭がただよい、コッペパンみたいなベタ靴を履いた千波

    二人の違いが巧いこと描かれています。
    −◆−

    携帯を渡されて部屋を出て行こうとする春子に、千波がおずおずと「あの・・・本当にやり直せると思うんですか?」と切り出しました。

    いぶかしげな春子に「女の人生、何歳からでも、どんな状況からでもやり直せるってホントに思ってますか?」と千波。

    この時点では単なる雑誌読者だと勘違いしている春子は「思いますよ。限界を決めるのは自分自身ですから。諦めずに前を向いて挑戦し続ければ、女性かいつまでも輝き続けられると思う・・・」と力強く答えます。

    番組序盤に千波の息子・かける君(松岡広大)が「人は大なり小なり演技してると思う」などと言っていましたが、春子もポジティブな女性編集長を演じてる感じもありますね。

    祐輔(瀬戸康史)の二重人格ほどではなくても、女性編集長としての表人格と、時折見せる黄昏れた表情や、ため息を漏らす姿などとの間には乖離があります。
    だれでも、裏表有るわなぁ・・・。

    そんな春子に、千波は「全部壊されたとしても? 信じてた大切な人に裏切られても? 一緒に未来を過ごしたい相手じゃ無いと言われて・・・。」と言葉を絞り出しました。

    さすがに春子も千波が誰だか気づいたようです。
    深々と頭を下げ「申し訳ありませんでした。」

    静かな修羅場。
    小生が春子の立場だったら、ホテルでの出会いは偶然ではなく、千波が何らかの手段で自分を付け回してるんだと思って震え上がるかも・・・。
    −◆−

    千春が去ったあと、千波の心の声「夫の相手を責めることだけはやめようと思っていました。それはもの
    分かりが良かったからではなく、仕事も夫も手に入れた相手を目の当たりにして、私の人生が間違っていたと思うのが怖かったから。 でも、人生はきっとやり直せる・・・・私の人生は間違いじゃなかった。そう思って生きていくしかないんですよね。」



    一方、千春は出版社に戻って部下と次の特集について会話しています。

    千春は自虐的になっていて「女の敵は女ってのはどう? 人の旦那を奪って『女は前向きに生きろ』とか能書き垂れてる女ってどう・・・」「早く離婚してって言いたいのに『いつでもいいわよぅ』なんてかっこつけてさ、相手に子供が居て家庭があることに嫉妬しちゃうの」なんて言ってます。

    部下「うわ〜〜痛すぎ。」

    あちゃ〜〜、若い部下は千春が自分のことを話しているとも知らず「痛すぎ」だと言ってしまいました〜〜。

    こりゃ、千春も堪えたかな・・・。
    千春も心の声「私、一番なりたくなかった女になってるよ。」


    のんきな浩史(羽場裕一)を挟んで、千波も千春も黄昏れちゃっております。
    −◆−

    千波(草刈民代)に、いつもの匿名の恩人から手紙が届きました。

    『人生はやり直しが出来るものではないと思っております。どんなに後悔しても人生はやり直せない。あなたに必要なのは、それをキチンと認めることかもしれません。やり直せなくても、間違っていても、それはあなたが精一杯生きてきた証です。すばらしい人生じゃないですか。悔しいときは怒って、悲しいときは泣いて、頑張りすぎずに少し休んだら自信を持ってまた前を向いてください。きっと楽しいことが待っていますよ。』

    千波の様子を見ていた祐輔(瀬戸康史)が、名言集を用いずに知恵を絞った言葉です。

    この文章に慰められ、励まされた千波(草刈民代)は、また次の日から元気いっぱいホテルの仕事・・・。

    元気そうにしている千波を目にした祐輔(瀬戸康史)がニッコリ・・・。
    作り笑いしかしない祐輔が、本心から微笑んだ??


    堀北真希「梅ちゃん先生」
    第153回(9月26日)

    さて、上述の祐輔(瀬戸康史)の手紙の『きっと楽しいことが待っていますよ。』という部分と、終戦後すぐに病の戦災孤児ヒロシ(細田龍之介)に『生きるのよ。頑張っていればいつか神様が御褒美をくれる。』と必死で声をかけた梅子(堀北真希)の言葉は、けっこう被りますでしょ。

    更に今回は、高熱から冷めてすぐに仕事に行こうとする広志(池松壮亮)に「広志君は十分頑張った。もういいの! 頑張ってるだけで、それだけで立派よ。」と梅子。

    これも、祐輔が『精一杯生きてきた証』云々と手紙に書いたのと共通するものがあるように感じました。


    違うのは、千波さんが46歳で人生を顧みていることと、まだ20年ほどの人生で『神様の御褒美』に遭遇できずに世を儚んでしまってることかな・・・。

    千波さんの半分も生きていない広志君は、過酷な過去を背負っていたとしてもまだまだこれからですよ。

    幸いなことに、数年後に東京五輪が開催され高速道路や新幹線が整備される高度成長期だから、広志君の未来は当面の間は右肩上がりになる可能性が高い。

    だから、広志君こそ『悔しいときは怒って、悲しいときは泣いて、頑張りすぎずに少し休んだら自信を持ってまた前を向いてください。きっと楽しいことが待っていますよ。』という祐輔(瀬戸康史)の言葉を参考にしていたら、これからの長い人生で『神様の御褒美』に出会えますよ。


    で、母・芳子(南果歩)さんが作った”おはぎ”を食べさせたいという終戦直後の約束を実行した梅子。

    広志が頑張ってきたことへの、梅子にできる精一杯の”御褒美”。


    梅子の”カウンセリング”が功を奏して陰気だった広志(池松壮亮)に笑顔が戻り「さよなら梅ちゃん先生。」と最終回みたいなことを言って安岡医院から去って行きました。


    梅子は心療内科に向いているかもしれませんねぇ。
    彼女はおっとりしていて、けっこう癒やされますから・・・。



    というわけで、人生はやり直しが利くか、自分の人生が間違っていたかだとか、一生懸命生きてきたのに報われないとか、ベーシックだけど深淵な命題が突きつけられた『眠れる森の熟女』『梅ちゃん先生』でした。

    40歳の頃にはもう中年だから新しいことはできないと思ったけど、50を過ぎて考えたら40歳はまだ若いと思えたりで、なかなか人生の見極めは付きませんですねぇ。



    ◇◆◇ よる☆ドラ『眠れる森の熟女』感想 ◇◆◇
    ★第9話(最終回) 第8話 第7話 第6話 第5話
    第4話 第3話 第2話 第1話


    ◇◆◇ 大河ドラマ『平清盛』感想 ◇◆◇
    第42回「鹿ヶ谷の陰謀」>>
    第41回「賽の目の行方」 
    第39回「兎丸無念」







    にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へにほんブログ村


    ・ふるさと納税〜総務省HP

    JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

    スポンサーサイト

    • 2017.07.25 Tuesday
    • -
    0
      • -
      • -
      • -
      • -
      • -

      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      白馬の王子様を待っていていいのは、何歳までですか。 2012年9月4日(火)〜10月30日(火)放送予定 総合・午後10時55分〜11時24分 連続9回 《作》篠崎絵里子 《演出》渡邊良雄 《音楽》高見優 《出演》草刈民代/瀬戸康史/羽場裕一/磯野貴理子/朝
      • to Heart
      • 2012/09/28 12:47 PM
       ひさびさに王子の本物の笑顔が見られて、じいやは幸せ・・・・ そして、千波の笑顔に思わずほっとする王子・・・ 王子が本音で話せる相手ができて、心から嬉しいじいやなのでし ...
      • トリ猫家族
      • 2012/09/26 6:02 PM

      calendar

      S M T W T F S
            1
      2345678
      9101112131415
      16171819202122
      23242526272829
      3031     
      << July 2017 >>

      プロフィ-ル

      profilephoto
      スポンサード リンク

      最近の記事

      過去記事(プルダウン)

      ショップ

      新ドラマQ

      Rakuten

      スポンサード リンク


      カテゴリー

      一日一善!!

      忍者アド


      楽天

      recent trackback

      リンク

      search this site.

      others

      レバレッジ

      PR

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM
      QLOOKアクセス解析 ドラマQ

      Rakuten