平清盛 第36回「巨人の影」★カリスマが無い重盛(窪田正孝)が巨人の影で‥。

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    『平清盛』第36回「巨人の影」

    巨人はまた阪神に勝っちゃいました・・・「巨人の影」とは関係ない。
    −◆−

    遮那王(神木隆之介)は、母・常盤(武井咲)の言いつけを守り、熱心に修行を積んでいた・・・。

    前回のラストに続いての”神木隆之介君”の顔見せ・・・。
    −◆−

    後白河上皇(松田翔太)の意を受けた藤原成親(吉沢悠)が、平家の内情を探るべく棟梁の座に就くこととなった重盛(窪田正孝)と酒を酌み交わします。

    重盛「はたして自分に棟梁が務まるのか」

    表向きはイイ顔をして義理の弟・重盛を励ます成親(吉沢悠)。

    酒が切れて、重盛が自分で取りに行った際に、小声で
    「小者‥」と重盛を蔑む独り言。

    平家の棟梁たる重盛が、自ら酒を取りに行った振る舞いからして、小者として描かれております。


    一方、時忠(森田剛=元カノ結婚)は、時子の実子・宗盛(石黒英雄)に「自信を持て。血筋に間違いはない」などと言って、平家に亀裂を生もうとしております。
    −◆−

    大酒飲みの皇太后・滋子(成海璃子)は「建春門院」の院号を宣下されました。

    建春門院の”見た目のインパクト”がなかなかのもので、白粉(おしろい)に殿上眉の”平安顔”と、チリチリの”くせ毛”がかなりアンマッチ!!

    目鼻など顔のパーツが大きい成海璃子の白粉顔が、何か凄い!!
    −◆−

    伊豆。静岡県の蛭ヶ島。
    ワイルド政子(杏)が罠で捕まえたのは、”もののけ”や獣ではなく、人間=頼朝(岡田将生)でした。

    千鶴丸事件で激しく気落ちしている頼朝は生気の無い顔で
    「殺してくれ、殺してくれ、頼む、殺してくれ〜〜」と政子に迫ります。

    怖くなって走って逃げたワイルド政子(杏)。
    かぞえで12歳だけど、背が高い!

    前回、杏を見て『平清盛』の救世主だと感じたのですが、残念なことに今回は出番が少ない。

    そこは、先日の『朝イチ』にゲスト出演した際に、たっぷりと政子の話を聞かせてくれたから、ヨシとしましょうかね。

    『朝イチ』で、芸能界きっての歴女だと紹介されていた杏ちゃんは魅力全開でしたものねぇ。

    源氏や政子ゆかりの場所に個人で足を運んで取材して、
    演技のバックボーンとしているそうで、役作りにかける覚悟が流石だと思いました。

    ワイルド政子が梛(ナギ)の枝葉を腰に下げているのも、杏ちゃんが現地取材してできた出で立ちなんだそうです。

    妖怪人間ベラのときも、半端なくオリジナルの雰囲気を醸し出していましたし、杏ちゃんの”女優魂”は大したものですねぇ。

    あと岡田将生君が、杏ちゃんは「NGを出さない」のだと、自分は噛みながら証言していました。
    −◆−

    さて、今回のメインエピソード・・・。

    成親の知行国・尾張の藤原時友が、比叡山延暦寺系の日吉大社の神人と衝突する事件が発生。

    後白河(松田翔太)は、事実関係をまともに吟味することも無く「今すぐ神人を捕らえよ!」と命を発し、禁獄させちゃいます。

    これに対し、成親側に非があるとする導師・明雲(腹筋善之介)が率いる延暦寺の僧兵は、後白河の裁断に意義を申し立て、成親の流罪を訴えて京に強訴!!!

    剣術修行や漬け物石より重そうな石でウエイトトレーニングを重ねた僧兵A(脇知弘)たちが凄いのなんのって、中国山東省青島にあるトヨタの販売店に放火してほぼ全焼させた中国の狂った暴徒並の勢いで「成親を流罪にせよ〜〜〜〜」とシュプレヒコール!!

    こんなのが中国全土で何十万人も居るのだから迷惑千万。
    −◆−

    後白河法皇は、平家の兵力をもって内裏に押し寄せた山法師を武力鎮圧しようとして重盛(窪田正孝)に出動命令。

    しかし、福原の清盛(松山ケンイチ)から、比叡山延暦寺とのかかわりを良好に保つことが大事であり「断じて事を構えてはいかぬ」と釘を刺されていた重盛は、首を縦に振りません。

    後白河法皇は、この夜3度出動命じますが、重盛は動きませんでした。

    追いつめられた後白河法皇は、強訴を受け入れ成親(吉沢悠)を備中国に流罪・・・。
    後白河法皇のメンツ丸つぶれ。

    いざというときは兵を動かして妻・経子(高橋愛)の兄・成親(吉沢悠)の流罪を阻止するとしていた重盛もメンツ丸つぶれで、経子にも顔向けできません。

    流罪となった成親(吉沢悠)も良い気がするはずもありません。


    平家抜きでは政局を乗り切れないことを後白河法皇に思い知らせようとした平清盛(松山ケンイチ)の思惑によって、周りの者は次々とメンツをつぶされました。

    清盛は政局や権力バランスにばかり目が向いていて、人の感情に対する気配りが足りなかったかなぁ・・・。
    −◆−

    後白河法皇は、一旦流罪にした寵臣・成親(吉沢悠)を呼び戻すというインチキな振る舞いに出ました。

    さらには司法警察”検非違使別当”職にあった時忠(森田剛)の取り調べがテキトーで事実誤認があったと責任追及し、時忠を解官のうえ出雲への流罪を命じちゃいます。

    検非違使別当の後任には成親(吉沢悠)を充てる人事まで・・・。
    無茶苦茶です。


    平家一門の会議が開かれ、弟・時忠の流罪など後白河法皇の行動に得心がいかない時子(深田恭子)が「重盛、法皇様をお諫めせよ。」と発言しますが、そんなこと言われてもねぇ・・・。

    時子さんなら、その辺の機微が分かっていそうなものなのに、どうして重盛にストレスかけちゃうかなぁ?

    経盛(駿河太郎)は、このままでは再び強訴になると懸念。

    義理の兄・成親(吉沢悠)にも気を遣い、叔父・時忠(森田剛)にも気を遣い、板挟みの重盛(窪田正孝)は顔を曇らせ考え込んじゃいます。


    そんな重盛の様子を見かねたのか、頼盛(西島隆弘)の家人・宗清(梶原善)が「もはや大殿様にお出まし頂くよりほかないのではありませぬか。」と発言。

    重盛が気色ばみ「それはならぬ。一門を率いるは、私の務めだ!」

    宗清は「おそれながら、それができておれば、何も申しませぬ。」と、思いっきり重盛のプライドを傷つけるエグイ発言!!

    座が凍り付きますが、取りなす者はおりません。
    重盛も、返す言葉を失っております。
    追い詰められてどんどんストレスが溜まります。

    常々、清盛は「平家は一蓮托生」だと言ってきましたが、一枚岩ではなさそうな気配です。
    −◆−

    政局混迷を福原で聞いた平清盛は重盛と頼盛(西島隆弘)に「六波羅に集められるだけの兵を集めるが決して動くな」と下命。

    延暦寺の強訴を牽制する動きにも見える一方で、平家が延暦寺に荷担するのではないかとの”疑心暗鬼”も生む平清盛の巧妙な一手です。

    急遽集められた兵士も、意図が分からず当惑。

    伊藤忠清(藤本隆宏)が、そんな兵士たちに何か言葉をかけてやって欲しいと重盛に頼むのですが、重盛は何も言えず黙ったまま・・・。

    統率力、発信力などが足りません。
    重盛にはカリスマが無い。



    そんな風に、重盛がモヤモヤ、ウジウジしているところに後白河法皇(松田翔太)がやって来て、さらには摂政・基房(細川茂樹)と右大臣・兼実(相島一之)の”摂関家コンビ”も六波羅にやって来ました。

    重盛、パニクってます。


    ここで主役が登場!!
    清盛(松山ケンイチ)がゆっくりと館に入ってきて、
    「これは方々、何事にございますか?」と余裕綽々。

    兵士が集まっている意図を問う後白河に「武家館に兵が集まり調練するのは日常のこと」と清盛。

    さらに、なぜ都に戻ったかと聞く後白河に「比叡山に登山にいくところ。毎日海ばかり眺めて居っても飽きるでのう」と、徹底的に煙に巻いて本音を見せません。


    清盛の主役オーラに圧倒された後白河法皇(松田翔太)は何も言えぬまま成親(吉沢悠)を引き連れて帰って行っちゃいました。

    その後、後白河法皇は裁断をひっくり返し、成親は解官、時忠を呼び戻す宣下に至ります。

    決定事項が二転三転ブレてしまい、赤っ恥の後白河法皇。


    かつては、麻生総理が「ぶれる」として顰蹙を買うことが多かったのですが、後白河法皇も負けていません。

    「最低でも県外」が「辺野古移設」に後戻りした鳩山由紀夫元首相が日本の歴史上でもサイテーのブレ方ですかね?
    −◆−

    摂関家では、兼実が”嘉応の強訴”を巡る混迷に関して
    「天魔の所為なり」と後白河批判。

    しかし摂政・基房(細川茂樹)はニンマリ顔で
    「平家の弱点を見つける良い機会となった。」

    鳩山総理より小沢一郎幹事長の方が偉かった民主党みたいに、”棟梁・重盛”より福原の”清盛”に実権がある『平家の構造的問題』『重盛の資質』が平家の弱点??

    平家一門内に生じ始めた小さな『亀裂』なども基房が見つけた弱点??
    −◆−

    六波羅を発つ清盛に娘・徳子(二階堂ふみ)が「またの上洛を楽しみにしております。」

    「いつのまにか娘らしゅうなったのう。」という清盛は、時子から徳子が16才になると聞いて、なにやら頭の中に浮かんだ様子・・・。

    政略結婚を思いついたな!!
    いやな親父やね。


    壇ノ浦・・・。
    −◆−

    重盛(窪田正孝)が、すこし暗い目つきで父・清盛を見送って、岡田将生君のナレがかぶり「清盛という巨人が輝かしい光に照らされると共に、平家一門はその巨大な影に飲み込まれていった。」

    また巨人に負けたけど、金本がホームラン打ったからイイやん (関係ない)。



    というわけで、重盛(窪田正孝)は”偉大な父の影”で、長嶋一茂、野村克則的な苦労を重ね、踏んだり蹴ったりでありました。


    些事ではありますが、中年にさしかかった四十台の”後白河上皇=松田翔太”の顔の張りとツヤが良すぎて、不惑なのに青臭く見えちゃうのが気になりました。





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