東野圭吾ミステリーズ#09 恐妻・山口紗弥加とオドオド大倉孝二が可笑しい
- 2012.09.07 Friday
- 13:03
- フジTV系ドラマ、番組
スーパーで小学生に母親と間違われた、29歳独身・飯田智美(広末涼子)が「げっ!!」
『11人もいる!』の”お化け母親役”と似たノリで、いきなり楽しいぞ広末!!
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失業中の智美(広末涼子)に、派遣会社から出版関係の仕事の連絡が入りました。
出版社に勤めていた智美は一瞬喜びましたが、駅前で配られているような無料のタウン誌の仕事だと聞いて尻込み・・・。
仕事選ぶな!!
駅前でタウン誌を配る仕事でもありがたいのだけど、連絡があったのは駅で配る仕事ではなく作り手側の仕事なのだから、ありがたく受託せい!!
そんなことは事件とは関係ないからどうでもいい・・・。
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智美に短大時代の友人・山下典子(山口紗弥加)から結婚したという手紙が届き、相手男性とのツーショット写真が同封されてます。
ところが写っているのは記憶にある典子とは別人!?
(整形モノかと思いましたが、全然違いました)
手紙に書かれた典子の携帯番号に電話してもつながらず、3日間連絡しつづけても繋がらないので、業を煮やした智美(広末涼子)は典子に会いに行きましたが・・・・
高台から突き落とされたり、スタンガンで気絶させられたり散々な目に遭う広末涼子が可笑しい・・なんて言ったら気の毒かな?
あと、山口紗弥加の恐妻ぶりと、尻に敷かれているゲゲゲでデカワンコな夫・大倉孝二のオドオドした雰囲気が可笑しかったなぁ。
あんなに風采が上がらないのに、ストーカー的な元カノ・堀内秋代(大塚千弘=山下リオの姉ちゃん)が新婚家庭に乗り込んできて修羅場になるなんてオモロイですよ。
出番が少なかった”きたろう刑事” (兎じいちゃん・ばあちゃん)がもっと活躍したら可笑しかったろうなぁ・・・。
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犯人・桜井祐二(平岳大)が狙っていたのは夫・昌章(大倉孝二)が収集していた蝶の標本。
最後は強引に部屋に乗り込んできて、夫婦と智美(広末涼子)を縛って刃物を突く付け”稀少標本”を出せと迫る有様。
最初に部屋に忍び込んだときに元カノ・堀内秋代と鉢合わせして事件がややこしくなったのですが、単純な”物盗りの犯行”であります。
この大ピンチに智美(広末涼子)が、昌章から譲り受けた標本の写真がカバンの中に入ってるから「見てみなよ」と犯人・桜井に話しかけました。
標本のことで頭がいっぱいで智美の見え透いた言葉を真に受けたのか、犯人・桜井がバッグの中を探ります。
すると、後ろ手に縛られたままの智美が一か八かで犯人・桜井に突進。
タイミング良く縄が外れた昌章(大倉孝二)が犯人・桜井に襲いかかって標本箱でボッコン、ボッコンと殴りつけて気絶させました。
メデタシ、メデタシ・・・。
智美はノープランで犯人・桜井に突進したんですよねぇ。
ついてましたねぇ。
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典子(山口紗弥加)が送ろうとしていた手紙に犯人・桜井(お父さんの平幹二朗に似てきたなぁ)が写真を同封して智美(広末涼子)に送付してしまったことで始まる事件設定ってどうなんでしょ?
この時代に『手紙』と『プリントした写真』って、なんとなく微妙な感じ・・・。
原作短編が単行本として出版された1994年には携帯メールも写メもなかったから仕方が無いけど、今の時代に元カノ・堀内秋代(大塚千弘)が家まで乗り込んでくるなら、”現像写真”を持ち込むより”デジタル画像”をスマホの画面で見せたりする方がホントっぽい気がするなぁ・・・。
でも、”現像写真”が存在しないと、犯人・桜井が智美(広末涼子)に送付することができなかったので、物語が始まらないし・・・。
大家さんが気軽に個人情報を教えてくれるたりするのも、時代にそぐわない印象・・・。
というわけで、第7話の『白い凶器』での「たばこ吸いまくり」のエピソードと同様に、時代のズレを感じる面もあった『結婚報告』でした。
(『東野圭吾ミステリーズ』も『浪花少年探偵団』も、”古い原作”をドラマ化してるのですが、なにか大人の事情があるんでしょうかねぇ??)
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