ボーイズ・オン・ザ・ラン第7話〜花(平愛梨)が「私は昨日したよ、源 (RED RICE)と」
- 2012.08.25 Saturday
- 10:49
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今週は、しんどかったわぁ。
だって田西が何をやっても、コトが好転しない試練のエピソードだったんだもの・・・。
我らの同類・田西を幸せにしてやってよ。
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「花との仲、とりもってやろうか」という修(浦上晟周)が”諭吉”を要求。
小学生に呼び捨てにされては、福澤諭吉も浮かばれない・・・。
そして野口英世、樋口一葉につづいてだんだん単価が上がってくるね。
なんでも”金”のシューマイに「そんなことしてたらろくな人生にならないですよ。」と田西(丸山隆平)。
修は「お前の人生よりはマシだろ。」「花にフラれ、仕事もしないでジム通い。才能も無いのに、よく生きてられるな。」
凹む田西に「褒めたつもりだけど。お前ですら、しぶとく生きられるんだから。」とシューマイ(浦上晟周)。
たしかに、ちはるとの恋が悲惨な結末に終わり、無職・無才能で疫病神を10人ぐらい背負い込んでるような状態でも、恋だけを推進力に生きてる田西の”しぶとい生命力”のは長所やなぁ・・・。
なかなか、しぶとく頑張れないものなぁ・・・。
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櫻田ジムに源(RED RICE)が登場。
田西は思わず源に殴りかかり、「花ちゃんの彼氏だ」宣言!
正式にフラれて良い無いから、まだ彼氏なんだそうな。
離婚するといわれていた源は、これ幸いと田西に「100万円で花と離婚してやる」と申し出。
耳が不自由な花はシューマイに筆談で通訳しろと言いますが、花を傷つけることになるといって田西が通訳をさせません。
田西はごまかすために「旦那さん、別れたくないと言ってる。」と書いて花に見せました。
だいたい田西の優しさはいつも裏目に出るから、今回もヤバそうな気がするわ。
田西は「優しさ」と「優柔不断」の境目に居るしね。
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なけなしの100万円を準備してきた田西。
ジムの屋上で1枚ずつ数えて確認していたらシューマイがやってきて短い会話。
いつものように過敏性腸症候群に見舞われてトイレに行って屋上に帰ってきたら100万円が消えてます。
なんで100万円置いて行っちゃうかなぁ・・・。
で、屋上に居たシューマイに疑いの目を向けた田西ですが、花には「小学生が盗むわけ無いだろ。サイテーだな。」と軽蔑されちゃいました。
100万円失い、愛も失った田西は踏んだり蹴ったりです。
世の中、大金持ちの家に生まれた鳩山由紀夫元首相のように60歳過ぎてもお母様から毎月1500万円もお小遣いをもらえてテキトーに総理大臣を務めちゃうなんてツキまくりの人生もあるし、田西のようにとことんツキの無い男も居るし、人生は不公平ですねぇ。
鳩山由紀夫氏の場合は”国民からの尊敬”だけは手にできなかったけど、本人的には全然気にしてないから幸せな男です。
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ベッドの花の上に源が馬乗りで「夫婦の営み」・・。
田西の悪夢。
ちっちゃい平愛梨の上にRED RICEの巨体がにしかかる「夫婦の営み」なんて、本当に悪夢のような場面です〜〜。
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病院で骨折の検査して、完治確認の田西。
そこで、あの青山(斎藤工)とまさかの再会!!
青山は点滴付きの車いすに乗って、頭にはニットのキャップ。
薬の副作用で毛が抜け出してるのです。
この再会のことを、しほ(佐藤江梨子)に話す田西。
病に冒され弱っている青山を見て「鼻で笑ったんです。心の中で勝ったと思ったんです。サイテーな人間です。」
弱ってる人間を見るのは、いわゆる人の不幸は蜜の味ですから田西の感情は仕方ない。
『小林幸子騒動』とか、人間は成功者が転落する有様が好きなんだもの・・・。
バカほど金をかけたド派手衣装で紅白に出演していたのに、所属レコード会社との契約が解除になり、自分で作詞・作曲した新曲をインディーズで発売して手売りするとか聞くと、意地悪な心がザワザワと反応しちゃうもの・・・。
そういう部分を自省できる田西は、やっぱり優しいわ。
しほさんも「青山に対してそんな風に思える田西はサイテーなんかじゃないよ」
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やっぱり100万円を盗んだのはシューマイでした。
家出用に盗んだのに、悪いことに虐待系の父親・秀彦(宇梶剛士)に見つかって、競輪でパーになっちゃった様子です。
謝罪するシューマイが田西に土下座。
田西「小学生が土下座なんかするなよ。子供は仰向けになって駄々こねてろ!」
これまた田西の優しさなんですよねぇ。
優しいとか思いやりがあるってのは最高の人間の価値です。
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しほの勧めもあって、再び青山に会いに行った田西。
冷たくて挑発的な言葉を口にする青山だけど、病気である現実は否めない。
だから田西は敢えて「いつか勝つ、絶対に。何年でも待ってやるからお前の病気が治ったら、もう一度決闘だ!!」
青山「僕負けませんから。自分が負けたと思わない限り、負けじゃ無いですから。」
すぐに負けて撤退を決め込むタイプの小生は『負けたと思わない限り、負けじゃ無い』というフレーズが堪えるわぁ。
負けた方が楽なときもあるんだもの・・・。
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青山が病室に戻ったあと、彼の元同僚・長谷川茜(臼田あさ美)と再会して会話する田西。
茜は青山が長くは持たないことを明かし、「いくら仕事が出来て喧嘩が強くても死んだら負け。無職でもしぶとく生きてる田西さんの大勝利よ。」
カチンときた田西は「あいつに言ってやってください! 世の中に不可能はないってことを俺が証明します! 元日本ランカーに勝ってみせます! だからお前も最後まで諦めるなって・・・」
冷たい言い方になるけど、『しぶとく生きてる田西さんの大勝利』って見方はある意味正解で、長い人生ですから棺桶に入るときに人生の評価は定まるんだと思います(思いたい)。
60歳過ぎて新しいこと始めて充実した日々を暮らす人も居ますもの・・・。
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金を準備すること無く、源(RED RICE)と決闘することにした田西。
「もし俺が勝ったら離婚しろ!!」
源(RED RICE)は花を風俗で働かせて借金返済に充てるとまで言ってるから、余計に田西のボルテージは上がります。
旦那 VS 彼氏の無差別級対決開始・・・。
案の定、ボコられる田西ですが、青山の『自分が負けたと思わない限り、負けじゃ無い』という言葉を胸に、挑みかかっていきます。
しかし、これがあだとなって、完全KO〜〜〜。
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ジムに帰ってきた花にシューマイが「田西は悪くない、花の為に嘘をついていたんだ」
花「それでも嘘は嘘だ。」
リングで気絶してる田西を横目に、花は屋上の部屋に上がっていきました・・・。
平愛梨の背筋の通った演技が良いわぁ。
序盤のボクシング練習の場面でのパンチを入れるシャープな動きだとか、田西の家に向かったときの走る姿だとか、いちいち様になってるし・・・。
『ビギナーズ!』の警官の卵・剛力彩芽の走る場面なんてナヨナヨしていて様になってないけど、平愛梨は普段は天然でも、芝居はキリッとしてる!!
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田西が気づくと夜が明けています。
屋上に行って花に話しかけると、「私は昨日したよ、源と。」などとショックなことを言い、さらに「私、源とは離婚しない。」とまで・・・。
なにがどうなってるのやら、田西は突き放されちゃいました・・・。
田西、空回り〜〜〜。
波瀾万丈へたれ男・田西の運命やいかに!!
ちゅうわけで、なかなか意味深いセリフが散見できた『ボーイズ・オン・ザ・ラン第7話』でした。
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