NHK BS『SHERLOCK』第2シーズン第1回〜全裸悪女アイリーン・アドラー!!

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    NHK BS『SHERLOCK(第2シーズン)』第1回
    「ベルグレービアの醜聞」
    A Scandal in Belgravia


    待望の第2シリーズは、コナン・ドイルの『ボヘミアの醜聞』を元ネタとする『ベルグレービアの醜聞』で幕開け・・・。

    ”ベグレービア”とは、ロンドン市内の閑静な高級住宅地の名称で、バッキンガム宮殿や、ウェストミンスター寺院の近く・・・。

    要するに、イギリス王家とゆかりのある地名でして、ボヘミア王家のスキャンダル写真にまつわる『ボヘミアの醜聞』から連想される事件であります。
    −◆−

    冒頭シーンは、ジム・モリアーティ (Andrew Scott)とシャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)が対決した第1シリーズの最終場面の続き・・・。

    狙撃の照準となるレーザーポイントが、個性的な顔立ちのシャーロックを捉え、爆弾を挟んだ向こう側にモリアーティが居て緊迫の場面。

    しかしモリアーティに携帯がかかってきて決着は持ち越し・・・。
    第1シリーズの興奮がよみがえり、ぐいとドラマ世界に引き込まれます。

    ワクワクします。
    −◆−

    シャーロックとジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)が、有無をも言わさずバッキンガム宮殿に連れていかれました。

    兄マイクロフト・ホームズ(マーク・ゲイティス)が現れて、"The Woman"(日本語版では「あの女」)と呼び称されている超高級コールガール(SM女王)のアイリーン・アドラー(Lara Pulver)が握っている『ある若き女性の不名誉な写真』を取り返すよう依頼・・・。

    依頼主は、名は明かせない高名な依頼人で、国家の一大事であるらしい。

    英国らしいシニカルさもこもった思わせぶりな依頼内容が面白いです。
    −◆−

    シャーロックとジョンがアイリーン・アドラーの元へ・・・。

    ホームズの訪問の情報を掴んだアイリーンは、様々なドレスを試して《戦闘服》を選んでいましたが、ホームズとの初対面は、なんと全裸!!!

    意表を突きました。
    服装のちょっとした特徴から相手の様々な情報を瞬時に読み解く推理力を持つホームズでしたが、全裸では情報を得られません。

    例えばワトソンを見たら、服装からえられるデータがテロップになって画面に浮かびホームズの洞察を表現するのですが、全裸アイリーンの時は「?????」とクエスチョンマークが浮かび上がります。

    全裸がアイリーンの《戦闘服》であるという設定や、画面の浮かぶ文字など、このドラマの長所が全開です。
    −◆−

    アイリーンが携帯に保存しているデータを巡って、アメリカのエージェントも参戦した攻防が展開され、シャーロックが優勢になったり、アイリーンに押し返されたり・・・。

    アイリーンが偽の死体まで用意して殺されたとシャーロックに思い込ませて、問題の携帯を半年間にわたってチェックさせたり・・・。

    どうやら『ある若き女性の不名誉な写真』のみならず、アイリーンが客から入手した危ない情報が詰まってるようです。


    それにしても、シャーロックと互角にアイリーンという悪女は、聡明で用意周到で大胆で、キャラが立ってるなんてレベルではありません。
    アイリーンを主役にスピンオフさせて映画を作っても成立しそうなオーラです。

    おなじ英国ドラマ『刑事ジョン・ルーサー』の美しき悪女・アリス・モーガン(ルース・ウィルソン)と共通点を感じます。
    (『氷の微笑』のシャロン・ストーンとはタイプが違うな‥。)


    で、アイリーンだけでも相当な相手なのに、モリアーティが彼女を”コンサルティング”していたというから堪りません。
    −◆−

    パスコードが不明で中身を開けない上に、携帯本体には解体すると破壊されるよう超小型爆弾まで仕掛けられており、シャーロックもデータを開くことが出来ません。

    『I am ○○○○ Locked』と表示された携帯画面へのパスコード入力も、Windowsエアロ風にテレビ画面に映し出され、えも言えぬ趣があります。


    これらネットや携帯など現代的部分から、ヴァイオリンを弾く原作に近いシャーロックまでが巧くミックスされていて、21世紀版シャーロック・ホームズの魅力が輝きます。
    (ヴァイオリンで奏でる曲にも、いちいち意味づけされてるし・・・)
    −◆−

    ある暗号(数字とアルファベットの羅列)を10秒足らずで解いてしまったシャーロック。

    「これはヒースロー空港を明日夜6時半に離陸するボルティモア行きの747型機だ。何故これが世界を救うのかは分からないが1分くれ、まだ8秒しか経っていない。・・これは暗号じゃない旅客機の座席表だ。見ろが”I”無いのは”1”と間違えるのを防ぐため。”K”より後がないのは横幅に限りが有るから。アルファベットを”K”まで使い、数字を”55”以上使うのは2階建てのジャンボ機。数字の13を使うのは迷信深くない会社。007便というフライト番号から絞り込め・・・」云々・・・。

    これぞシャーロックって感じのテンポの良いセリフ。

    この007便と死体を用いた国家的謀略話には、『FRINGE』『LOST』みたいな雰囲気もあって、めっちゃ痺れます。
    −◆−

    『I am ○○○○ Locked』

    パスコードの答え4文字は「SHER」でした。
    つまり、『I am SHERLocked』
    アイリーンのシャーロックへの感情がこもっていたようです。

    当のシャーロックも、頭脳明晰のアイリーンにただならぬ思いを抱いたようでしたし・・・。
    難敵でもあり、愛おしくもあり・・・。

    重ね重ね、アイリーン・アドラーというキャラは良くできていました。
    −◆−

    クールな映像、メリハリのある物語の魅力と共に、イギリス・ユーモアが作品全体にちりばめられていて大きな魅力になっています。

    例えば、聖バーソロミュー病院の法医学者・モリー(ルイーズ・ブリーリー)が、腰が悪い老ハドソン夫人(ウーナ・スタッブズ)に、「お元気ですよ。解剖される遺体に比べたら‥」と真面目に励ましの言葉をかけたり・・・。

    女性の遺体の首から下だけでアイリーンだと断定したシャーロックに、どうして身体だけで分かるのか不審に思うモリー(シャーロックに片思いしてる)の表情だとかも面白い。

    暗号の専門家とSMプレイをしていたことを仄めかすアイリーンのセリフなども面白いし・・・。

    なんどもクスクス笑いました。



    とにかく、アメリカドラマとも違う”英国ドラマの真髄”とも言えそうな『シャーロック』に熱狂です。

    登場人物のキャラ付けが、どうしてこんなに巧いのか!!
    イギリス恐るべし!!

    (BSで22時から放映するよりも、総合テレビで20時から放映した方がいいかもね。)


    ◇◆◇ 『SHERLOCK』第3シーズン感想 ◇◆◇
    Season3・第1話「空(から)の霊柩車」感想>>






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       さて、シーズン2オープニングは「大いなるゲーム」のラスト。 モリアーティ(アンドリュー・スコット)とシャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)の対決の場面からです ...
      • トリ猫家族
      • 2012/07/24 5:35 PM

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