平清盛 第24回「清盛の大一番」〜豊真将登場〜相撲増税!? 信西の一体改革

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    『平清盛』第24回「清盛の大一番」

    今回は、いままで最高でした!
    官位「大宰大弐」を巡るエピソードは、最高に退屈でした〜〜〜。
    −◆−

    平氏の財源を拠り所にして内裏修復などを進めた信西(阿部サダヲ)は、『税と政治の一体改革』に着手。

    まずは全国へ税徴収徹底(消費増税?)を進めて財源を確保し、相撲の御前試合『相撲節会(すまいのせちえ)』を執り行って豊作を祈願・・・。

    国が豊かになることを願うのも帝の仕事ですから、『相撲節会』は単なる格闘技イベントではなく、公式行事=五穀豊穣祈願の宗教行事って感じなのかな。

    とはいえ、”比類なき暗君・後白河帝”は遊興好きだから、芸能としての相撲を楽しんだかもしれんなぁ・・・。
    −◆−

    「徴税作戦」の一環として、財政基盤が強いはずなのに納税額が少ない鎮西(九州)に着目した信西と藤原師光(加藤虎ノ助)は、太宰大監・原田種直(蟹江一平)から相応の租税を取り立ててくるように清盛に命令。

    平安の「マルサ」かぁ「トッカン」かぁ。(井上真央主演ドラマ「トッカン 特別国税徴収官」は7月スタートで〜す!)


    そんなことなら「もっと良い手だてがある」「俺を原田より上の太宰大弐(太宰府No1)に任ぜよ。」と清盛がダイレクト発言。

    大宰府というと、菅原道真を祀る神社のイメージだけど、九州における外交・防衛・行政・司法を担う、『道州制』の機関みたいな感じかな??

    いきなり清盛を太宰大弐にすると余計な軋轢を呼ぶから、とりあえずは先送りを考えている信西に「俺に国の宝になれと言うたは空事であったか。我が一門を犬として・・・・」

    あいかわらずのベタベタした会話は面白くないのでパス!!

    とりあえず命令に従えと信西が押し切って、清盛は九州に出張することに・・・。
    −◆−

    後白河天皇(松田翔太)と、皇子・守仁(冨浦智嗣!!)が、養母・美福門院(松雪泰子)を交えて玉座をめぐって対立してるようです。

    清盛の1歳年上、アラフォー美福門院は、外見的にはほとんど歳を取らず不自然に綺麗です。
    見事な肌のツヤ!!

    容姿の変化が少なく、時代の流れがつかみにくいです。
    −◆−

    信西から冷遇されている義朝(玉木宏)。

    左馬頭(さまのかみ)に任じらて殿上人にはなったものの、清盛との格差でムカついています。
    (職業人は、21世紀でも理不尽な人事に不平を感じるのである。)

    信西に直談判したくても、会う機会さえ与えられません。

    御所では貴族があからさまに噂話。
    「あれが左馬頭にごじゃる。」(本家おじゃる丸か!)
    「実の父の命と引き換えに殿上人になったと言う源氏の棟梁におじゃるなぁ。」
    「その甲斐もなく、随分と平氏とは差を付けられておる。」
    などと、本人に聞こえても平気でぺちゃくちゃ・・・。(暇人!!)

    やつれ加減の義朝は、魂の抜け殻状態。

    これを由良御前(田中麗奈)が目撃していました・・・。
    −◆−

    大宰府官邸に乗り込んだ清盛。

    エスニックな衣装を身にまとった女性が現れ、宋の作法で珍しい陶器の湯呑(禾目(のぎめ)天目碗?)に茶を注ぎます。(作法が面倒くさいけど、仕方ない)

    清盛は、先進国の文化芸術や情緒に感心しつつ、頭にひらめくことがあったのかな?

    これが「清盛の大一番」の伏線。

    肝心の税の話が始まると、太宰大監・原田種直(蟹江一平)はのらりくらり・・・。
    一度目の会談が不調に終わりましたが、清盛は兎丸(加藤浩次)ら郎党を引き連れて再度訪問。
    (所作が軽妙で、なぜかコミカルな清盛)

    原田の手下を相手に、兎丸らがちょっこし暴れちゃいます。

    盛国(上川隆也)が「海賊というのは存外、曲がったことが嫌いでございましてな。」

    結局、海賊パワーにタジタジとなりながらも、原田種直がグダグダ文句を口にします。

    清盛は「色々うるさい奴じゃ。黙って俺に従え。」とピシャリ。
    武力、知力、胆力で圧倒しております。

    ズレた例えになりますが、ジャイアンがのび太に対して腕力でもって支配的な雰囲気を見せるときと似た構図もあるような・・。

    この大宰府での顛末ですが、会話などがそれなりに面白くないわけじゃないけど、太宰府側と兎丸たちの派手な乱闘・戦闘シーンでもあったら少しは退屈さが減じた気がいたします・・・。


    こうして清盛一行は首尾よく租税をゲットして京へ帰還。
    出迎えた信西に「(相撲節会での)宴の膳を支度させてはくれぬかと清盛が伏線発言。
    −◆−

    清盛の長男・重盛(窪田正孝)と成親(吉沢悠)の妹・経子(熱愛・高橋愛)との縁談話。

    高橋愛と結婚できるのに、なぜか陰鬱顔の重盛に「嫡男としての務めと心得よ」と清盛が説諭。

    重盛、笑顔が無くて重苦しいです。(名は体を表す?)
    −◆−

    由良御前(田中麗奈)が統子内親王(愛原実花)に頼み込んで頼朝(中川大志=阿須田家の長男!!)に宮中の職を授けてもらいました。
    (公務員採用試験の口利きみたいな・・・)

    統子内親王からの記念品の刀が乗った三宝を恭しく運んでいた由良が、気を失うように昏倒・・・。

    薬師の診断によりますとストレス性の症状だったようです。
    夫がヘタレで、そのうえ冷遇されて不甲斐ないことで、神経症かメニエル症候群あたりを発症??
    (「ゴメンナサイ」‥‥ヘタレで仕事がうまくいかない義朝は、他人事ではないから小生も謝っちゃう)

    義朝(玉木宏)は「これ以上、由良の重荷を負わせてはならぬ。」と統子内親王に叱られちゃいました。
    −◆−

    重盛(窪田正孝)と経子(高橋愛)の婚礼。

    一門の皆さんが、おどって喜んでます。
    基盛(渡部豪太)もノリノリ。
    (『リーガルハイ』の農作業歌よりは馴染みやすい気がします。)

    そんなさなか、思いつめた様子の重盛が経子に突然土下座して「なかったことに・・・」
    むむ、貴花田と宮沢りえかぁ!?(古い!)

    重盛は清盛に向き直って「私には嫡男としての覚悟がござりませぬ。一門のためとはいえ、大叔父上を己が手で斬ることができる父上の、それを命じた信西入道と平気で働ける父上の、あとを継げるだけの腹が据わりませぬ!」

    賛成!!
    事実上廃止されていた死刑制度を復活させてまで、叔父・忠正(豊原功補)を斬首させた信西と、憎み合う風でもなく仕事をこなす清盛の神経には感情移入しにくいわ。

    一門繁栄と武士の世の中を目指す方便だとしても不順だわ。

    だから、重盛の言い分に納得出来ちゃいます。
    (そもそも、歴史的人物・清盛と、名もなき21世紀凡人の小生とでは思考回路が違うから感情移入できるはずもない)

    清盛は取り合わずに、さっさと婚礼を進めました。
    −◆−

    日本相撲協会の現役力士の豊真将、大原、闘林山、松本、大地、蒼天龍による『相撲節会(すまいのせちえ)』開催。

    豊真将、カワユイ。

    で、司会進行の藤原信頼(塚地武雅)が、「勝者に帝から言葉を賜る」と段取りを勧めますが、宋国の湯呑みと茶の作法に心を奪われていている後白河帝(松田翔太)は塚地を無視して「この膳は誰が支度した」

    外の豊真将たちはホッタラカシにされております。

    後白河帝「この珍しき茶は何ぞ」

    せっかく出演してくれた豊真将ら現役力士を無視して、信西は「播磨守清盛が支度した」旨を帝に報告。

    大宰府出張の清盛が鎮西の財を集めて『相撲節会』が開催できたことを説明したうえで「そこで見つけた面白きものを『相撲節会』の披露したは、播磨守の座興にござります。」と信西(阿部サダヲ)。

    すると何の脈絡もなく後白河帝が「決めたぞ。播磨守清盛を大宰大弐とする。」

    まるで、番組前半で清盛が「俺を原田より上の太宰大弐に任ぜよ。」と述べたのをテレビで見ていたような対応ですわ。

    この唐突な決定に、藤原忠通(堀部圭亮)藤原信頼(塚地武雅)ら一同は仰天の様子ですが、何か意見できる状況にもありません。
    −◆−

    このことを清盛(松山ケンイチ)に知らせに行った信西(阿部サダヲ)は、「全くそなたの相撲には呆れたわい。」

    清盛の権謀を『相撲節会』に例えて洒落たことを言っちゃったつもりですね。

    好事家の後白河帝(松田翔太)を『膳の支度〜宋国の湯呑』で籠絡した清盛に、信西は「手も触れずに勝を得おったのじゃからのう。」と感心して見せます・・・。

    相撲技だと『猫だまし』『とったり』『肩すかし』とかかなぁ・・・。
    −◆−

    翌日。
    後白河天皇(松田翔太)は皇子・守仁(冨浦智嗣)に譲位。

    「朕はもっと面白き遊びがしたい。」
    「玉座に居っては、あやつと遊べぬゆえな。」

    清盛を意識したセリフの連続です。
    −◆−

    殿中で、すれちがいざまの義朝(玉木宏)と清盛が会話・・・・。
    清盛は貫録、義朝にはやつれが出ています。

    義朝は、信西が武家同士を反目させていることに触れて「貴様も用が済めば捨てられる。」と清盛に意見します。

    清盛は「それでも今は他に道はない。信西殿と手を組むより・・・。」


    二人の会話が終わると、岡田将生くんのナレーションが入り「宿命の対決が迫っていた・・・」
    岡田くん、未来日記持っとるなぁ。
    −◆−

    というわけで《太宰大弐》という官位にまつわるエピソードも、明るく爽快なところや痛快さもなくって、地味でした・・・・。
    少なくとも「大一番」ではなかったと思います。


    『手も触れずに太宰大弐職ゲット』の清盛って「計算深くて案外汚い奴やなぁ」って印象(従前の清盛像かな)を抱いてしまいまが、これも『今は他に道はない』から仕方なく権力者と結んでるってことなのですかねぇ。

    陰気です。
    テコ入れキャストが何人か登場しましたけど、心湧き立つような群像劇にはならないですね・・・。





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      脚本 藤本有紀 演出 柴田岳志 制作統括 磯智明 音楽 吉松隆 語り 岡田将生 出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/窪田正孝/松田翔太/藤木直人/森田剛/西島隆弘/田中麗奈/和久井映見/阿部サダヲ/井浦新/中村梅雀/松雪泰子/上川隆也 第24回 「清盛の大一番」 12.1% 大学生
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      • 2012/06/18 8:09 PM
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