平清盛 第20回「前夜の決断」〜松田翔太 vs 松山ケンイチ‥大河らしく

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    『平清盛』第20回「前夜の決断」

    前回、HPの人物相関図の更新が滞っていることも、『平清盛』がダメ大河であることを示す一つの事象である旨を書きました。
    いつまでたっても無頼の清盛(松山ケンイチ)の写真のままでしたし、新登場の人物が加筆されませんし、ひどいものでした。

    ところが、今回までに、清盛の写真は凛々しいものに差し替えられ、鬼籍に入った人物については半透明の白い幕がかかったようにして、この世から去られたことを表現し、新登場の人物もアップされました。

    (頼朝=岡田将生くんが早くも老け顔なのは御愛嬌・・・。)

    やっと『平清盛』公式HPの基礎部分に手を入れるだけの”気合い”が入ってきた様子・・・。
    番組開始から5か月かかって、エンジンの回転数が上がってきました。
    −◆−

    番組前半の主な語録

    清盛「ただ勝つだけではだめなのだ。」
    (中畑監督には、そんな余裕はない)

    藤原信頼(塚地武雅)「平氏なんぞに媚びねばならぬとは面白うないのう」

    源義朝(玉木宏)「亡き法皇様への忠義に一点の曇りもありませぬ。」

    清盛「平氏は常に一蓮托生」

    清盛の戦の先まで見据えた思い。

    一族を「一蓮托生」とした清盛と、父・為義(小日向文世)と戦うこともいとわない義朝の対比。

    先々への大きな動きにつながることになるであろう藤原信頼の「面白うない」発言。

    これまでは、登場人物の言動がうだうだ・ドロドロしていただけでしたが、今回のこれたのセリフには伏線が埋め込まれたり、意味のある言葉になっていました。

    19話までと、今回では、様子が違う印象を与えるセリフでした。
    −◆−

    後白河天皇(松田翔太)は清盛を自邸に招き、二人だけの密談を始めます。

    後白河の長いセリフ・・・。
    「忠盛の残した志など、叶わぬぞ」
    「どれだけ答えを先延ばしにし、どれだけ恩賞を吊り上げ、どちらについたところで、行き着く先は同じじゃ。たとえ勝っても、そちの思い通りになどならぬ。朝廷の番犬としてこき使われたまま、志半ばで死んでゆくのじゃ。忠盛と同じように‥分かったか清盛。」


    後白河天皇の目には『巨人の星』みたいに炎が見えそうな感じです。(星飛雄馬を弄ぶ剛力彩芽は嫌いだ!・・・『平清盛』に関係ない)

    そして「分かったら、つまらぬ策などめぐらせておらず、賽でも振ってさっさと決めろ。」と言い放ち、たもとから取り出したサイコロを清盛に投げつけてきます。

    (清盛に投げつけてやろうと準備していたのでしょうか??)


    やはり目の中から静かな炎が垣間見えそうな清盛が「平氏は必ず勝ってみせまする。この戦にも、あなた様との勝負にも」

    すると、後白河天皇ニヤリ。
    「我が意を得たり」という顔つきです。

    意図的に清盛を挑発して、思い通りの反応だったのでしょう。


    20話目にして、ようやく《主人公・平清盛=松山ケンイチ》が、主人公らしく、センターポジションに立った気がしました。

    いままでは、王家の中や、藤原家の面々の泥仕合が中心になって、清盛については、せいぜいが『自分探し』で内向的な動きしか目につきませんでしたが、今回は棟梁らしさも出てきましたし、後白河天皇とのタイマン対決に重厚さがありました。

    これまでの清盛のウジウジした印象を一気に払拭しました。
    −◆−

    平氏の屋敷に源為朝(橋本さとし)が乱入。
    さらに鬼若(のちの弁慶:青木崇高)までもが・・・。

    エネルギッシュな二人が一度に登場して画面に活気が出ました。

    ウジウジ崇徳上皇(井浦新)や、陰湿・悪左府(山本耕史)などなど、”陰気系人物”ばっかりで墓場みたいなムードでしたから、生気あふれるアグレッシブな武者の登場は心地いいです。

    ちなみに公式HPの人物紹介によると、源為朝は『保元の乱で、劣勢にあった崇徳上皇側の最終兵器』との記載・・・なんか表現が可笑しい!?
    −◆−

    ネズミみたいな容貌の弟・頼盛(AAA西島隆弘)は、清盛の路線に難色を示しています。

    屋敷での一門の会議で異を唱える頼盛に、清盛は「帝は俺をあおりながら、俺に登ってこいと、ご自分と互角に渡り合えるところに登ってきてみよと。」「あのお方だけが、今の世における武士の力をよう分かっておいでなのじゃ。」と、後白河天皇に関する解説を披露・・・。

    清盛は一同に向かって「此度の戦、何のために戦う? 帝と上皇様になりかわり、関白様と悪左府様の名代として武士同士が戦うのだ。 みな、これに命を賭して戦えるのか・・」

    ソ連とアメリカの支援を受けた北ベトナムと南ベトナムが戦争して、ベトコン兵士と米兵が過酷な戦闘を・・・みたいな感じ??

    清盛の言葉が続きます「・・・武士の世はそこまで来ておると、我ら平氏は、そのために戦う。 帝方にお味方し、命がけでな・・・」


    清盛が龍馬的な施政方針を主人公らしく述べました。

    父・忠盛(中井貴一)の佇まいが微かに垣間見えるような仕草を混ぜながら一族郎党の者に語りかける清盛には、ようやく時代の変革者としての性格が表出してきました。

    清盛の自分探しの旅は完全に終わって、本来の大河ドラマの主人公に進化しました。
    清盛のコズミック・ステイツ!(仮面ライダーフォーゼの影響受け過ぎ!!)


    盛国(上川隆也)が、「棟梁の決定に従い、生きるも死ぬももろとも。それが平氏の強さ」だと話を締めくくり纏めに入りましたが、ネズミ頼盛(AAA西島隆弘)と忠正(豊原功補)は、何やらもの思いにふけっております。
    −◆−

    赤子を抱いた常盤御前(武井咲)を伴った源義朝(玉木宏)が「由良!由良と!」偉そうに呼びつけております。

    トレードマークの緑の召し物の由良御前(田中麗奈)が登場。

    二股男・義朝が堂々と「常盤じゃ、ここに置いてやってくれ。」

    現代と平安では道徳規範が違うから、二股を一概には責められませんが・・・。

    ”由良御前”が黙したまま”常盤御前”に、つつと近寄ります。
    怖っ!!

    ところが由良御前は「殿がお世話になっておりまする。」と頭を下げます。


    わざわざ岡田将生くんのナレーションが入り「我が母・由良にも、常盤御前にも、酷だと思った。」

    たしかに、そう思う。
    『平清盛』では、はじめてナレーターに賛成。


    後の場面では、身内との戦にためらいの感情を口にした常盤御前と、刀を差しだして「今こそ、お志を遂げるとき。存分にお働き下さいませ」と言い放った由良御前・・・。

    由良さんは「私の方が殿のお気持ちを理解してるのよ!!」って感じ???
    若い常盤に向かって”正室ビーム”を撃ちこんでる??


    で、奇跡の美少女と呼ばれた”武井咲”も、”田中麗奈”に圧倒されてましたかね・・・。
    シャープさが見える”田中麗奈”が、「一日の長」ってやつですかねぇ。

    いやはや『Wの悲劇』も『常盤御前』も、スカッとした表情を出せない武井咲は、少し気の毒な・・・
    −◆−

    戦に備えて時子(深田恭子)らが、故・藤原家成(佐藤二朗)の四女・藤原経子 (大出菜々子・・・まん丸顔が可愛らしい)のもとに疎開することに・・・。

    荷物の中に『源氏物語』が入っていて、息子の重盛(平岡拓真)が超・困惑顔!!

    時子は「こんなときだからこそ欠かせぬのです。恋する心というものが・・・」

    重盛と藤原経子の恋にかけたエピソードでしょうかね・・・。
    怪女優・深田恭子独特の可笑しさが漂いました。


    で、繰り返しになりますが、前回文句をたらたらと書いた「HPの人物相関図」が今回までに更新されていたのですが、可哀想なことに、藤原経子は”大出菜々子ちゃん”ではなく、すでに「元モー娘。高橋愛」の写真が掲載され、平重盛は”平岡拓真くん”ではなく「窪田正孝」になっておりました。

    約1か月のフライングであります。
    −◆−

    この後、清盛の意向に逆らい、崇徳側に寝返る気満々のネズミ侍・頼盛(AAA西島隆弘)と、母・宗子:池禅尼(和久井映見)と叔父・平忠正(演:豊原功補)の物語がありました。

    一方、源氏側でも鎌田正清(趙ο臓法鎌田通清 (金田明夫)父子の物語・・・。

    カツオ節屋の社長・趙ο造蓮△覆鵑カッコいいやん。
    金田明夫も好きやわぁ・・・。

    ここは源氏の勝ちやな。(平氏側では、豊原功補の思いを込めた笑顔が、これまででサイコーによかった)
    −◆−

    戦の前日、馬上の清盛(松山ケンイチ)と義朝(玉木宏)が街で対面。

    えらい時代ですねぇ〜〜。
    「明日から戦争です」って・・・。

    幅を持たせて期日を予告してテキトーにミサイルを発射する国があるような現代ではピンときません。

    『前夜の決断』といわれても、9月10日の夜に子・ブッシュは何も知らなかったわけですしねぇ。


    そんなことはさておき、物語、時代がぐいと動き始めた印象の第20話。

    (兵庫県知事閣下が言われるような見た目の暗さではなく、物語のじっとりとした陰気さが面白くなかったけど、少し除湿できた感じです。)

    大河が面白くなるのは大歓迎です。

    以前、磯智明チーフ・プロデューサーが『平清盛』の低視聴率について「野球で言えば3回の表裏が終わったあたり。大河ドラマは全50回ある。時代も変わり清盛も成長していく。清盛のドラマはまだこれからです・・・」云々と述べていましたが、そろそろ”4回の表”に入ったってことでしょうか・・・。

    (巨人がホークスから4点取ったのは4回裏でしたねぇ・・・。)


    とはいえ、民放だったら、ドラマ開始から数話の内に視聴者の心を掴まないと、フジの『家族のうた』のように不名誉な打ち切りが待ってるのに、『2011年度の受信料収入が、過去最高の6725億円(前年度比127億円増)』という”資金ジャブジャブ状態”を背景に、「野球で言えばまだ3回の表裏」だとして、平気で低調な物語を20話近く見せちゃうNHKの感覚に腹が立ちます。

    余裕をかますなよ。
    電気代が上がる分、受信料値下げでチャラにしてほしいわ。(八つ当たり!)


    蛇足ながら、『梅ちゃん先生』も『平清盛』も”AAA”のメンバー??
    なぜ??


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      いよいよ保元の乱へ…! でもその前に、それぞれの家族達の亀裂。 身内どうしで争うことになる運命の皮肉であった…!! うん。 清盛の黒い角張った鎧がかっこよかったなー 身内に愛されてなくて打ち...
      • 青いblog
      • 2012/05/23 7:44 PM
      脚本 藤本有紀 演出 柴田岳志 制作統括 磯智明 音楽 吉松隆 語り 岡田将生 出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/豊原功補/藤木直人/松田翔太/山本耕史/森田剛/西島隆弘/小日向文世/和久井映見/阿部サダヲ/中村梅雀/井浦新/上川隆也 第19回 「前夜の決断」 11.8% 1156年
      • to Heart
      • 2012/05/22 12:10 AM
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      • オールマイティにコメンテート
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      公式サイト 1156年(保元元年)。 上皇に近づき、治天の君の座を奪うことを説く
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      • 2012/05/21 4:29 PM
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      • 2012/05/21 3:40 PM
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      • 2012/05/21 3:12 PM
      戦の準備は、整った… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201205200003/ 平 清盛 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)NHK出版 NHK出版 2012-05-29売り上げラン...
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