三崎 亜記(著)「バスジャック」★★★★

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    バスジャックバスジャック

     『となり町戦争』三崎亜記によるショートショートから中編まで7篇の短編集。
    「となり町戦争」の味を求めて読むなら、表題作「バスジャック」「二階扉をつけてください」
     著者ならではの創作世界が広がっています。
     特に「二階扉をつけてください」は、短編ならではの味が出ています。
     著者は公務員経験をお持ちだと聞きましたが、「となり町戦争」「二階扉をつけてください」には随所に役所的リアルさが散りばめられていて、一種のパロディにもなっています。

     物語中のナンセンスさが、実は一番のリアル……著者自身が役所仕事の“ナンセンス”をうまく道具に使っている感じがします。

     「二人の記憶」は、奇想色が強くリリカルな恋愛物語。
     こういう味わいの物語も著者はイケてる。

     「動物園」も面白い。
     アイデアの勝利かな。
     登場人物もイイ。

     「送りの夏」はシュール
     不条理さについていけないまどろっこしさを感じる。
     それも、著者の仕掛けた陥穽なのでしょうか?

     成長途上でぐんぐん背が伸びるエネルギーを感じます。
     その一方、著者の得意分野では完成度の高さを感じます。
     次作が楽しみです。


    オンライン書店 boople.com(ブープル)

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    • 2020.08.07 Friday
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