「11人もいる!」第2話〜神木隆之介と議論の父・田辺誠一「続きはTwitterで」
- 2011.10.29 Saturday
- 16:56
- 他の民放テレビ・ドラマ・芸能
『11人もいる!』第2話
凄い。第2話は番組開始からフルスピードで面白いセリフが奔流となって、マシンガンの弾のように画面から連射されてくる!!!
”宮藤官九郎”は、全然”隙間”を作らずに攻めたててくる!!!
一瞬たりとも見逃せない造作になっていて、CM以外ではトイレにも行けない!!
東野圭吾の『流星の絆』をドラマ化するときに”クドカン”が脚本を担当したように、『謎解きはディナーのあとで』なんてんもクドカン脚本だったらバカほど面白いドラマになったかもしれないなぁ・・・。
−◆−
取材のカメラマンとして実(田辺誠一)がゲイバーに行くと、ポニーという源氏名で働く長男・一男(神木隆之介)と遭遇。
(男性の巨根のことを「馬並み」と表現するから、どことなく男性そのものを象徴していて、その馬の小型版”ポニー”って源氏名がついてるだけで笑える!!)
父・実は、一男を気にしつつも何も言わずに淡々と撮影の仕事をこなしてる。
取材されてる賑やかなゲイバーのママは「しつこいでしょ。2度で良いことを3度言うから」云々とハイテンション。
ママも言葉が一つ一つ可笑しい。
太った中年サラリーマンが一男に迫っていて「松茸食べたい。松茸食べたい。松茸食べたい・・・」
ああ、可笑しい!!!
−◆−
家に帰った実は母・恵(光浦靖子)に「ポニーという源氏名でガンガン下ネタ飛ばしてるそうだ」と一男のことを真面目に報告。
一方、一男は叔父のヒロユキ(星野源)に、ゲイバーのことを父・実に知られたことを昼間のバイト先のガソリンスタンドで話をしてる。
一男「オヤジに(ゲイバーを)やめろと言われたら続けます。続けろと言ったら辞めます」
ヒロユキ「一男君ってさぁ、良い子なんだけど、ちょっと面倒・・・」
一男「面倒くさいですよ、俺は!! 時々イラッと来ますもん、自分の面倒くささに」
風采が上がらない叔父の少しズレた受け答えが可笑しいし、ハイテンポで言葉を投げ返す神木隆之介君が面白すぎる!!!
−◆−
ガソリンスタンドで給油中の車の窓を拭いている一男は、助手席に乗ってるのが同級生だと気づいて軽く手で合図。
運転席の母親が「偉いわねぇ。名前は」と助手席の息子に聞くと、息子は「なんだっけ、忘れちゃった。地味な奴だから・・・」
昼間は地味でも、夜はポニーちゃんなのだ!!
−◆−
騒々しい真田家の茶の間。
一男が下の子に「勉強しろ、勉強・・」と2度繰り返す。
ピアスを失くした妹の世話を焼いて「ピアス、ピアス、ピアス・・・」と3度繰り返しながらピアスを探してやってる。
あちゃ〜〜。ゲイバーのママが言ってた通り、『2度で良いことを3度言う』というゲイの習性かぁ!?
弟や妹のお世話に奔走する一男の傍らでは、父・実が何も言わずにボーっと座っていて、ときどき意味ありげに一男の顔をチラ見・・・。
一男「この前から何なの! 顔見るたびにニヤニヤして」
父・実「いや、してない」と言いながらニヤニヤ。
一男「言いたいことあったら言えよ!」
父・実「じゃあメールで・・・・Twitter で呟くわ」
出ました、面白フレーズ!!!!
面と向かってゲイの話をしづらくて、メールだのTwitterだのを使ってコミュニケーションしようとする父・実のおバカな発言が面白すぎる〜〜〜!!!!
−◆−
一男と父が珍妙な論戦を交わしていると、突然、母・恵が土下座して「ゴメンナサイ。母として気づいてあげられなくて。ゴメンナサイ」
本物のゲイ扱いされて話がややこしくなってきて、一男は「い〜〜〜。いやいやいや!」
父・実「俺からも、スマン! あんなことを言ったばかりに」
実はかつて「もっと楽しめ。お前自身の人生を楽しめ」と一男に行ったことを思い起こし、この言葉がゲイに繋がったと思い込んでる。
実は「軽率だった。まさかお前が、ゲ、ゲゲゲ、ゲゲゲのゲイバーでバイトするなんて思ってもいなかった」と自省の言葉・・・。
一男「ちょっと待ってよ」
母・恵が数をの言葉を遮るように「いいえ、一男さんはもっと早くからサインを送ってました」
恵さんは、「お母さん、レタス傷んでますよ。んぅンも〜〜、もっと、しっかりしてくださいよ〜〜〜」と、一男に優しく注意された時ことを思い出して、ゲイの兆候が見えていたと思い込んでる。
勘違いしてる父母が可笑しいよう〜〜〜!!
まだ始まって10分ほどなのに、セリフが全部可笑しいから堪んないよう〜〜!!!
−◆−
更に一男と父の会話が続いています。
父・実「オレも芸術家の端くれだ。多少は理解もある・・・・。むしろ嬉しかった。」と中途半端に父の威厳的なものを見せてる。
「あんな活き活きした楽しげな笑顔を見たのは何年振りかなあって。たとえお前が、ゲ、ゲ、ゲゲゲの・・・」
一男「ゲイじゃないよ!」
そういっても、一男がゲイだというムードになっていて「えっ、え〜〜〜〜〜!? オレ違うからね」
父母は「またまた〜〜」と信じない。
一男「いやいやいや、ホントに時給がイイからやってるだけ・・・」
母・恵は妙に真面目に「別に恥ずかしいことじゃないのよ」
父・実「そうだぞ。もうマイノリティじゃないんだぞ」と、またプチ威厳。
何でこんなに、いちいち面白いの!!
一男「別に、男好きじゃないし、女好きだし・・・。何この会話。もしそうなら大問題だよ。茶の間でする会話じゃないし」
父・実「じゃ、続きはTwitterで」
出ました、またまたサイコーの面白フレーズ!!!
『続きはTwitter』って、クドカン、お可笑し過ぎる!!!
−◆−
長女・二子(有村架純)が、騒々しい真田家に帰宅。
二子は、物々しい雰囲気を察して(玄関入ったら、すぐに茶の間だから、誰でも家庭内の雰囲気に気付く)、「何の話し??」
家政婦の”三田さん”がいる阿須田家も色々あって、4姉弟がいる家庭内が騒々しくなってるけど、あそこは玄関入ってすぐ茶の間って家じゃないから羨ましい。
(あっちは、夫婦仲が悪かったのに、4人も子供を設けたスケベな親が悪い。)
末っ子・才悟(加藤清史郎)が「男が好きか、女が好きか」
兄弟姉妹が次々と「オレ男」「オレ、少女時代」「私はEXILE」「オレ日ハム(菅野指名!)」「わたしびっくりドンキー」と、明るく脈絡のない返事をする。
一男と議論になってる父・実は「わかった、わかった、カネのためということに・・・」とテキトーに収拾しようといしてる。
一男「まじで金! 親父にデジカメ買ってやったら、やめてやるよ」
うちの息子も、小生に”デジタル一眼”買ってくれないかなぁ、なんてアホなことを考えちゃった。
父・実「そんなこと言わないで、デジカメいっぱい買ってくれよう〜〜」
母・恵「それじゃあ、みんなで応援しましょ」
なんで両親は前向きなのよ!!
一男「応援するなよ! 未成年だぞ。やめさせるだろうフツー!!」
父・実「じゃ、やめなさい」
一男「やめないよ」
父・実「ヨシ!!」
一男「やめるよ〜〜」と言って、家から出て行った。
ああ、可笑しかった。(まだ終わってない)
−◆−
下の兄弟たちがお風呂屋さん。
六男「やっぱりビンボーなのかなぁ」
七男「なんでなんで?」
六男「だってウチ風呂ないし、ピザとかスイカとか丸いものは10等分だし・・・」
風呂屋に、子ども店長にだけ見えるメグミ幽霊(広末涼子)登場。
「子供が多すぎんだよ。私が産んだんだけどね。」
「ああ、足湯気持ちいい〜〜」
幽霊でも気持ちいいんや〜〜。
子ども店長「足湯じゃなくて、男湯ですけど」
ここで番組開始約12分・・・。
セリフが全部面白くて、スルーしていい場面が無い!!!
どんどんどん疾走していく!!!
『HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ』なんて、途中でトイレに籠ったり風呂に入ってもなんてことないけど、『11人もいる!』は一瞬でも見逃すのが惜しい。
まだ12分でこれだから、これ以上感想書けるかっ!!
身体がもたん!!
もう、バッサリ以下省略!!!
とはいえ、部屋の中での缶けりを経験した二子が好きな宇野君も大金持ちなのにイイ奴で、なんかイイ感じになったなぁ・・・。
10月6日(広末の誕生日)に仏壇にお誕生日おめでとうと手を合わせる子供たちに、ちょっとウルウルしたり・・・。
だからクドカンは面白い!!!
で、広末って、アイドルやめて面白くなったなぁ・・・。
オッパイ好きの子ども店長と広末が会話する場面も微妙に切なくて、かつ、面白かった!!!
この人も”怪女優”の一人やなぁ・・・。
あと、田辺誠一って、こんなムードも醸し出せるんやねぇ。巧いなぁ。
神木隆之介君の畳み掛けるようなセリフ回しも巧いし、やっぱりジャニーズやAKBではなく、本物の俳優さんは巧いわ。
『謎解きはディナーのあとで』の執事とか、『妖怪人間』のベムとかに、本物の役者さんの充てたら、もっと良いドラマになるのになぁ・・。
でも、ジャニーズファンで視聴率を稼がないと商売にならんのだろうなぁ・・・。
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
JUGEMテーマ:テレビ全般
- 他の民放テレビ・ドラマ・芸能
- trackbacks(6)
- -
- -
- -