「江〜姫たちの戦国」第36話〜突然登場、なつ(朝倉あき)は慰謝料と養育費をたっぷりで笑顔

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    『江〜姫たちの戦国』
    第36回「男の覚悟」


    前回の『幻の関ヶ原』ってサブタイトルも、なんか曖昧模糊としていたけど、今回の『男の覚悟』ってサブタイトルも、なんだかなぁ・・・。

    番組冒頭の井上二郎アナのナレーションでは「戦いに勝利した者、敗北した者、間に合わなかった者、この戦いに男たちが見出したものとは・・・」と結ばれたんだけど、小生には、そこまでエッジの効いた覚悟を見せた男は見当たらなかった気がするなぁ・・・。

    『秀忠遅参事件』と『三成処刑』が薄めの扱いだったけど、どこに『男の覚悟』を見出せばいいのやら・・・。
    −◆−

    『秀忠遅参事件』を知らされた江ちゃん(上野樹里)は「アハハ、アハハ」と漫画の吹き出しみたいな笑い声をあげたうえで「4万の大軍を任せれながら、関ヶ原に遅れるなど、いかにも秀忠様らしいではないか」とポジティブシンキングのお手本みたいな意見を開陳。

    ヨシ(宮地雅子)も江ちゃんに倣って「ハハハハ」と速射砲みたいな笑い。

    幼少期からの過酷なキャリアが、常人では計り知れない前向き思考を作り上げたのか!?
    あるいは、秀忠の遅参を軽い事件だと思い込みたい妻の心理なのか!?

    制作側には深い意図があるのかもしれないけど、残念ながらコメディに見えちゃうのは、演出のせい???

    で、大笑いしていた江ちゃんが「オエっ」
    出ました。
    何かあると、つわりが発生する癖がありますね。
    何しろ、江ちゃんは多産だから、こういうのがパターン化しちゃう。
    −◆−

    大津城に家康(北大路欣也)がやってきて初(水川あさみ)&龍子(鈴木砂羽)と会見。

    家康は「よう戦ってくれた」と京極家の戦いを称賛。
    前回、高次(斎藤工)は三成軍に攻めたてられて城を明け渡す羽目になったけど、結果的には1万とも言われる三成軍を引き留めた功績で「京極殿にはいくら礼を言っても言い切れません」と褒められちゃった。

    ご褒美は、なんと「若狭の国8万石」を丸ごとゲットで、龍子さんは「すごいわ」と手放しに喜んでる。

    龍子さんは、ヤバい状況では極度に怖がり、美味しい話には喜びを隠さない単純な人として描かれていて、墓の下に眠る本物の京極龍子さんに申し訳ない感じもしちゃう。

    こんな龍子さんとは対照的に、初は「高次様がどれほどのご覚悟で戦われたか・・・。それくらいのことは当然にございます」と居丈高!!

    家康は「やはり浅井三姉妹は強うござるなぁ」
    家康にこのセリフを言わせるための場面ってことかな・・・。
    やはり浅井三姉妹がメインでござるのであります。

    あとで、秀忠が戦を経験して一回り大きくなったと本多正信(草刈正雄)が言ってたけど、初は3度の籠城で妙に強くなったわ。

    浅井三姉妹の性質をアピールするためのシーンだけど、粗悪で余計な場面だった気がします。
    −◆−

    遅参しちゃった秀忠(向井理)が大津城にやってきたけど、家康は会ってくれない。
    ようやく三日後に家康を会えた秀忠が、「いかなる処罰もお受けする覚悟にございます」云々と頭を床に擦り付けるようにして陳謝。

    もしも相手が家康ではなく、若手が5分でも遅刻したらキレちゃう島田紳助氏なら、秀忠を怒鳴り散らして”土下座謝罪”させたうえで干しちゃうのだろうけど、北大路欣也が演ずる家康は、特に怒ってる様子もなく「真田に無用の戦を仕掛け、手もなく捻られたとか。それでも、そなたは徳川を担う嫡男じゃ。痛き目に合い、そちも学んだであろう。こたびの戦はそれでよい」「初めての戦としてはようやった」と普通に言う。

    すると秀忠が逆に「そのようなことは言われたくありません!」と怒り出します。
    自分の不手際で多くの兵士を死なせ、苦しませたことを厳しく自戒しているようです。

    百戦錬磨の家康は「されどそれが戦じゃ」とにべもない返事。
    秀忠「私は戦などまっぴら御免にございまする!!!」と言って席を立つ・・・。

    これが、冒頭ナレーションで言ってた「この戦いに男たちが見出したもの」の一つなのかなぁ??

    で、家康は「あやつが怒ったところを初めて見た」とまんざらでもなさそうな様子。
    正信は「狙い通りでございますな。此度の戦で若殿は一回り大きくなられました」

    この程度で『秀忠遅参事件』は、一旦けりがつきました。
    −◆−

    家康の前に拘束された三成(萩原聖人)が引っ立てられてきました。
    フセインが発見された時みたいな感じ?

    家康と三成の会話は、どうってことのないもので、家康らが去った後、秀忠が三成と二人で会話する不自然な場面が中心になってた。

    秀忠は遅参事件をやらかしても御咎めなしの自分と、豊臣家の為に義を通した三成を比較して、「石田殿が罪人とは」と、不条理を感じてる旨を三成に伝えます。

    秀忠の言葉を耳にして三成も心を開き、自虐的になってる秀忠に対して「お父上ゆずりの大きな器だ」と評価して見せる。

    さらに「太閤様の恩に報いるために戦っただけでなく、あるお方をお守りするために・・・」「ひとつお願いしたい。豊臣家、秀頼様と淀の方様をお守り頂きたい。死にゆく者の最期の願いにございます」


    10月1日、石田三成が「淀の方様、おさらばにござる」と言い残し、京都の六条河原で斬首。
    原作・脚本の田渕久美子氏は、三成の淀君に対する思いを色濃く描いちゃいました。

    武将たるものが、死を前にして「淀の方様、おさらばにござる」などと口にするのは、さすがに『姫たちの戦国』って感じです。
    −◆−

    奥女中・なつ(朝倉あき)が、秀忠の子を宿し、男子出産!!
    あちゃ〜〜。

    大姥局(加賀まりこ)は喜びますが、これを知った江ちゃんは寝込んじゃいます。

    で、秀忠が帰還してきて、お守りとして渡されていた”天下布武の朱印”を江ちゃんに返却したうえで「すまぬ。そなたと心が通じ合う前のことじゃ」として、”なつ”とは本気ではなかった旨の在り来たりな釈明。

    江ちゃん「竹千代と名付けるのは、少しお待ちいただけませぬか」「(お腹の中の)この子が女子なら離縁していただきたいのです」

    この会話を受けた秀忠が”なつ”の所に行って「なつ、すまぬ」

    結局、江ちゃんはまた姫を出産し、離縁を願い出ますが、秀忠は「”なつ”は城から出した。子も出した」「縁者から養子を入れるなどいくらでも手はある。」「そなたには、どれほどの重荷になっていたことか。許せ。」「竹千代という名はそなたが産んだ子にしか与えぬ。それと、私は生涯、側室は持たん。離縁は思いとどまってくれ」と、優しく語りかけ江ちゃんの手を握ります。(”なつ”にとっては、泣きそうな話)

    江ちゃん、泣きべそ掻きながら「なぜ私のような者を」
    秀忠「思うに、私はどうも年上の女子が好きなのようだ(ピースの綾部か!)・・・・そなたをという意味だ」と、江ちゃんとラブラブ・モード。

    二人の仲睦まじい様子にヨシも喜んでます。
    「こたびも姫じゃった」と不満げな大姥局も、ラブラブ夫婦に少し表情が緩みました。
    −◆−

    江は”なつ”のもとを訪ねました。
    秀忠を寝取ってしまった立場の”なつ”は、本妻の江ちゃんに平謝りです。
    しかし江ちゃん「詫びるのはこちらの方じゃ。暮らし向きに困っておらぬか」と、余裕で優しい言葉をかけます。
    だって、秀忠の心は江ちゃんのものだもの・・・。(そんなひねくれた見方をしてはいけません)

    ”なつ”は十分に慰謝料・養育費を得ており、”朝倉あきちゃん”らしい円満な顔つきです。

    江ちゃんは赤ん坊(名前も分からない)を抱かせてもらい「秀忠様の子か。いとおしいのぉ」

    なんか、この場面の”必然性”がよく分からない。
    「次は自分が嫡男を産むぞ!」と気合を入れるために”なつ”の男の赤ちゃんを見に行ったのかなぁ・・・・。

    そうじゃなきゃ、”なつ”に対して本妻の余裕をひけらかしに行くみたいで嫌味な気がするわ。
    ”なつ”が素直な良い子だから笑顔で済んだけど、性格がきつい女やったら、”なつ”ほど愛想よく迎えない気がするわ。

    現代の物差しに当てはめると、”なつ”は男の都合で捨てられた女子なんだもの・・・。
    −◆−

    さて、江ちゃんは「次は必ずや男子を上げてみせるぞ、秀忠様の為にな!」と宣言。

    『産法秘伝抄』なる書物をデカい虫眼鏡で読んでる大姥局は、「トラの肉など良いかもしれませぬ」と産み分け術を伝授。

    秀忠「トラの肉だとぉ」
    大姥局「猛々しいものを食すると、男子を授かると・・・」

    江ちゃん「そうなのか」と乗り気です。
    秀忠「トラの肉など口にできるものか」

    江ちゃん「そういえば、秀吉様が朝鮮から取り寄せて・・・」
    秀忠、脱力気味に「はぁ〜〜、よくも食えたものだな」

    江ちゃん「私は食べてみとうございます」とニコリ。
    大姥局「召しあがってみまするか」と優しく口をはさむ。

    江ちゃんと”江戸の鬼・大姥局”が、すっかり打ち解けて、ほのぼの家族しちゃってる。
    なんだ、こりゃ・・・。

    『男の覚悟』というサブタイトルが嘘のようなこの場面って・・・・。
    むしろ男子を産むという江ちゃんの覚悟が印象に残っちゃった。
    −◆−

    淀君の前に大野治長(武田真治)が参上。

    淀君は治長に「秀頼のこと、よろしゅう頼むぞ」
    治長を、新しく側近、あるいは参謀として迎えるっちゅうことやね。

    すると治長は「早速ですが、徳川によって豊臣の領地は200万石から60万石と、大名並みに減らすと・・・・」

    本人が「早速」という通り、顔合わせしていきなりの報告は、思いっきり”早速”でありました。

    で、風説によると、大野治長って淀君との仲がウッフンだったかもしれないらしい
    だとしたら・・・三成は死んでも死にきれない。
    −◆−

    月見酒を楽しむ秀忠と江ちゃん。
    秀忠が「好きな女の為に戦をする男もおるのだなぁ」と、三成のこと呟いてる。
    やっぱり原作・脚本の田渕久美子氏は、関が原は三成の色恋沙汰の結末であると描いちゃった・・・。

    番組ラスト。
    穏やかに冗談を言いながら仲良くお酒を楽しむ秀忠と江ちゃんの様子を映しながら、鈴木保奈美のナレーションが入って「姉と妹の間に、暗い闇が広がろうとしていました」

    くつろいだ場面と、重苦しい前途を語るナレーションが異様に噛み合遭わないけど、淀の運命は決まってることだから仕方ない。のかな。


    というわけで、三成やら秀忠のモヤモヤした『男の決意』よりも、居丈高な初の言葉や、秀忠と江ちゃんの「ほのぼの家族」が、頭に残っちゃう第36回でした。

    根本的に、なつ(朝倉あき)の顛末って、必要だったんかなぁ・・・。

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      • 早乙女乱子とSPIRITのありふれた日常
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      • 2011/09/19 8:54 PM
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      • 人斬り藤次郎の雄叫び
      • 2011/09/19 6:56 PM
       関ヶ原の合戦は、家康ひきいる東軍の大勝利で幕を閉じました。ただし合戦の模様はさっぱり描かれていないので、今回こそ「幻の関ヶ原」です。勝利者の家康は、大坂への進軍の途中に、大津城へ入りました。初と龍子に会って、京極高次の籠城戦をたたえた家康は
      • ふるゆきホビー館
      • 2011/09/19 5:45 PM
      江〜姫たちの戦国〜ですが、天下分け目の関ヶ原の戦いもアッという間に終わります。徳川秀忠(向井理)の主力軍が到着しない中で、徳川家康(北大路欣也)は何とか勝ちますが、小早川秀秋軍に発砲し裏切りを促がした乾坤一擲の大勝負などは割愛します。 敗軍の将・石田
      • 一言居士!スペードのAの放埓手記
      • 2011/09/19 3:04 PM
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      • 日々“是”精進! ver.A
      • 2011/09/19 2:50 PM
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      • 2011/09/19 1:28 PM

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