「それでも、生きてゆく」第10話〜双葉(満島ひかり)馬乗りになって兄を殴り続ける…

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    それでも、生きてゆく 第10話

    終盤、食堂で洋貴(瑛太)が文哉(風間俊介)に『赦し』の長ゼリフがあって、ここがドラマの踏ん張りどころで、物語が破綻しちゃうか、ちゃんとした決着に至るかの分かれ目かも・・・。

    ま、もはや物語はどう展開してもよくて、満島ひかり、大竹しのぶ、瑛太から時任三郎小野武彦にいたる多くの役者さんの力演、熱演だけで充分です。
    −◆−

    双葉(満島ひかり)はレンタカーで因島へ。
    洋貴(瑛太)の自動車から持ち去ったナイフを持って・・・。

    洋貴は駿輔(時任三郎)から文哉(風間俊介)の亡くなった実母の出身地を聞き、新幹線で双葉を追い、因島の電話ボックスにいる双葉を発見。

    洋貴と双葉は、電話ボックス脇で押し問答。
    洋貴がナイフを取り上げ、「あなたに(兄を殺すことが)出来るわけないでしょ」
    双葉「深見さんには出来るんですか。人殺しはキツイですよ。家族のことは家族で丸く収めて・・」

    洋貴「全然わかってないっすね。自分が人殺しになるより、遠山さんが(人殺しに)なる方がキツイっす・・・っていうか、正直、ものすごく怒ってます。不満です! 一人で勝手に、こんな、ここ、それ、信頼ない感じだったんですか。そんなもんだったんですか」

    双葉「私だって同じです。自分が(人殺しに)なるより、深見さんがなるほうがキツイです。」

    立場は逆でも似た苦しみを背負うものとして心通じてると思ってた双葉の単独行動に怒りを表明した洋貴でしたが、この二人は心の深いところで思い合ってますね。

    でも、名字で呼びあう距離感から一歩踏み出せない二人・・・。
    −◆−

    実母の実家に辿り着いていた文哉は、納屋の中で母の痕跡はないかと必死で探しています。
    そんな文哉が、声をかけてきた祖父(織本順吉)に過去を話し始めます。
    「僕の家には、お母さんと、赤ちゃんがいました。赤ちゃんが泣くと 『あ〜〜いやだ。もういやだ』お母さんがそう言います。お父さんは帰ってきません。」
    「お母さんは、お父さんとハワイに行ったお話を何度もしました。『あんたたちが生まれてこなければ、何回もハワイに行けた』と言いました。」
    「お母さんはベランダのほうへ行きました。『天国のハワイに行く』と言いました。」


    文哉に実母は『あんたたちが生まれてこなければ』と育児放棄思考で、自死を選んだ・・・。

    現実社会では大阪府門真市の『生後3か月女児虐待死事件』
    父親の藤山郁弥容疑者と母親の由衣容疑者は「いすに寝かせていたら落ちた」などとすぐにバレる嘘の説明・・・。

    先週は『4歳男児ハンマー殴打事件』の犯人で、中等少年院行きになった前科を持つ島野悟志容疑者が無差別大量殺人を引き起こそうとした『渋谷区ライブハウス放火未遂事件』が起きてたし、このドラマと繋がる事件が次々と・・・。

    で、児童虐待事件に世間が慣れてしまったのか、『生後3か月女児虐待死事件』が大ニュースとして扱われないことが哀しくもあり、怖くもある。
    マスコミが、文哉みたいに心を失いかけてるような・・・。
    −◆−

    響子(大竹しのぶ)と隆美(風吹ジュン)が対峙する場面は、「私、人でなしです」という大竹しのぶの演技にまたまた圧倒される。


    で、思いっきり端折って・・・・
    因島で祖父母の家から姿を消した文哉を探す洋貴と双葉。
    町では祭り。
    洋貴がふと目を向けると、プールへの階段に例のミカン『日向夏』が・・・。

    ピンときた洋貴はプールに向かって走っていく。
    プールには、自らガムテープで手足をくくってプールに身を投じた文哉が沈んでる。

    洋貴、反射的に飛び込んで文哉をプール脇に引き上げた。
    息をしていない文哉に、双葉は「お兄ちゃん、お兄ちゃん、やだ、やだ、やだ、や〜だ〜〜〜〜」と涙しながら叫ぶ、叫ぶ・・・。
    満島ひかり、凄い!!

    兄を殺しに因島にやってきて、死にかけてる兄への強い思いを叫びにする双葉の複雑な心境・・・。

    洋貴が例のナイフを取り出した。
    !!!
    文哉を殺すのではなく、手足に巻きついてるガムテープを切り裂くためにナイフを使った。
    殺すためのナイフで、命を救おうとしてる洋貴・・・。

    そして、殺そうと思っていた文哉に蘇生措置、人工呼吸。
    文哉「ゴホッ」っと息を吹き返す。

    洋貴と双葉は、文哉を生かした。
    −◆−

    3人は町の食堂へ入って、オムライスなどを注文。

    文哉がトイレに行った間に、双葉は「どうするんですか? どうして助けたんですか?」

    文哉がテーブルに帰ってきた。
    洋貴は「殺そうと思っていた文哉を、今はもう殺そうなんて思っていない」「変わったんだなどと”心の変容”を文哉に伝え、手を握って心を通じさせようとします。

    なにか、洋貴はスッキリした顔で、本当に変化したように見えちゃいます。

    しかし・・・。
    文哉は、握られた手を引き離し「ご飯まだかなぁ・・お腹すいてるんだ。」
    心を失ってることを確信させる文哉のセリフに静かなインパクトがありました。

    洋貴の気持ちは通じず、やはり文哉の心は無くなってるようです。

    文哉「ご飯まだかよ」

    双葉は泣き伏します。
    満島ひかりの泣き顔演技が凄く巧い!!

    洋貴はオムライスをぱくつきながら「ハハハ、ハハハ〜〜〜〜」と大きく乾いた笑い。
    赦しの心が通じず、そんな自分を笑い飛ばすしかないってことでしょうか・・・。
    −◆−

    洋貴と双葉が、文哉を伴って地元警察署前に・・・。

    文哉がオムライス代だとして千円札を洋貴に差し出します。
    洋貴はお釣り・・・。

    警察の入り口に向かった文哉を、双葉が後ろから突き飛ばします。
    倒れた文哉に馬乗りになった双葉は、文哉を殴り始めました。
    「ウワォ〜〜〜」と、獣のような声を漏らしながら、文哉を殴り続ける双葉。

    洋貴が双葉を引き離そうとしても、双葉は文哉を殴り続けます。
    騒ぎに気付いた警官が駆けつけますが、双葉は警官を吹っ飛ばして文哉を殴り続けます。

    満島ひかりの演技の迫力が凄い。


    洋貴が食堂で「文哉さぇ、俺はおまえといっしょに朝日を見たい、一緒に見に行きたい。もう、それだけでいい」なんて言ったときに、少し納得できない感じがあったんだけど、満島ひかりの演技で吹っ飛びました。

    役者さんの仕事ぶりが素晴らしいドラマです。


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      あっと言う間の1時間でした。 . . 洋貴(瑛太)は双葉(満島ひかり)の行方を探
      • 山吹色きなこ庵・きままにコラム
      • 2011/09/12 7:57 PM
      公式サイト 「ふかみ」のトイレから朝日を眺める洋貴の姿から始まりました。 先週の
      • 昼寝の時間
      • 2011/09/10 10:43 PM
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      • 2011/09/10 6:20 PM
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      • ドラマ de りんりん
      • 2011/09/10 3:54 PM
      すごいぞ双葉!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノキーック 食堂で洋貴が訥々と語った言葉も右から左・・・ 頭の中がオムライスでいっぱいの文哉の様子を見て、視聴者全員が がっかりすると同時にぐーパンチでもくらわしてやろうかと思ったはず! その鬱憤を見事双葉が晴ら
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      • 2011/09/09 5:38 PM
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