ユッシ・エーズラ・オールスン (著)「特捜部Q 檻の中の女」★★★★

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    デンマーク発の面白警察小説「特捜部Q 檻の中の女」
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    価格:1,995円(税込、送料別)


    (まだお読みでない方にはネタバレになります)

    コペンハーゲン警察のカール・マーク警部補は、関わった事件で同僚を一人殺され、さらに一人は障害を負ってしまう事件を経験。
    仲間内で厄介者扱いされるカールは、未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」の統率を命じられた・・・要するに厄介払いです。

    「特捜部Q」は警察署に地下に設置され、警官の部下はおらず、シリア系の変人アサドが事務から掃除までこなすアシスタントとして採用された・・・・。

    少々変人的な警察官・カールと、何でも屋で怪しげな筋ともつながりのあるアサドのコンビが軽妙な面白さを醸し出します。

    へたすると、カールよりも不思議な男・アサドの方が活躍したかもしれないなぁ。
    −◆−

    軽妙なカールとアサドのコンビとは対照的に、本編のメインである『女性議員ミレーデ・ルンゴー失踪事件』はシビアです。
    加圧室に5年間も監禁されて、6気圧もの圧力に馴らされた身体は、1気圧の外界に戻ると破裂してしまうという過酷な状況。

    とうに失踪して自殺したと思われていたミレーデを、カールたちが救えるか・・・という終盤は、ノンストップ状態で進みます。

    ミレーデの、言葉が不自由な弟の絆も含めて、印象的なストーリーです。
    −◆−

    軽さと重さが良い塩梅に混交されていて、デンマークの異文化も興味深く、なかなか面白い警察小説でした。

    「特捜部Q」という、ややキワモノめいた邦題も妙なインパクトがありますねぇ。

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