それでも、生きてゆく 第4話〜ボート上の”満島ひかり”と”瑛太”の淡々とした会話がイイ!

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    草間ファーム。
    「ねぇ、中学の時、小学生殺したんでしょ」と健二=文哉(風間俊介)に話しかけてくる臼井紗歩(安藤サクラ)。

    この女、ペラペラしゃべる”元カレ”から健二=文哉のことを聞き知った様子だけど、その元カレって何者で、健二=文哉とどういう関係があるのか・・・。
    謎めいた部分です。
    −◆−

    三崎達彦(柄本明)遠山隆美(風吹ジュン)の夫婦と出会ったのち、洋貴(瑛太)の釣り船店に来ていた響子(大竹しのぶ)。
    そこに洋貴(瑛太)と双葉(満島ひかり)が帰ってきて、「双葉ちゃんでしょ? さっきお宅へ行って、お父さんとお母さんに会った…」

    響子は何を思って三崎の家を訪ねたのかなぁ・・。
    何を思って洋貴にところにやってきたんだろう・・・。
    この前まで双葉の正体に気付かなかったのに、どうして双葉の記憶がよみがえって気付いちゃったのかなぁ・・・。

    響子の心の動きがよく理解できません。
    −◆−

    双葉は、被害者家族と時々あってることを父・達彦ら家族に打ち明けました。
    妹・灯里(福田麻由子)は、無言電話のことを警察に訴えて響子を逮捕してもらえば「うちも安心」だとサラリ・・・。
    双葉は過敏に反応して「うちは安心しちゃ駄目なのよ、加害者なんだからっ」

    この『安心しちゃ駄目なのよ』というフレーズからは、いつまでも罪の意識や責任を負い続けなければならないと考えてる双葉の心の中が垣間見えて、けっこうインパクトがありました。

    一方、母・隆美は灯里に、生まれる前のことだから関係ないコトだとして、灯里が事件に積極的に関わろうとすることを嫌がってる感じ。

    被害者の家族5人の間に存在する温度差が描かれた場面でした。
    −◆−

    双葉は父・達彦に、昔住んでた家で見つけた夏ミカンのことと、兄を見かけたことを話します。
    達彦は夏ミカンを一目見て『日向夏』だと言うものだから、双葉は父が兄の居場所などを知ってるのではないかと考えます。

    父・達彦は、文哉の居場所は知らない様子なのですが、タクシーの運転手をしていた3年前に偶然文哉を見かけたことがあったことをカミングアウト。

    文哉が懸命に働いていたところを目撃した父・達彦でしたが、声をかけることを逡巡し、結局そのまま・・・。

    たまたまその時、「近くの家からカレーの臭いがした。」のだそうです。
    そして「前の夜、灯里が初めてカレーを作ったことを思い出し、その時、お母さんも 双葉も 灯里もみんな 笑ってて、今、文哉に声をかけたら、その笑顔が全部消えてしまう。守ってきた家族が壊れると思って、結局、声をかけなかった。」と経緯を語る父・達彦・・・。

    その日、帰宅して、家族でご飯を食べて「ホッとした」とも語った父・達彦は、「お父さん、家族を守るために息子を捨てたんだ。」と、その時のことを総括しました。

    事件の衝撃で揺れ動いた家族がそれなりに安定していた状態にあったので、文哉に声をかけることによって波風が立つことを恐れたんですねぇ。
    見て見ぬふりをして、小康状態にある家庭を維持したかったんですねぇ。

    しかし双葉は納得できず「お兄ちゃんだって家族でしょう?」
    父・達彦「文哉は人を殺したんだ・・・・」と苦渋の色を滲ませます。
    双葉は、文哉とのかかわりを避けた父に対して「ひどいと思う、親じゃないと思う」

    父として残った家族を守りたいと考えるのは当然だと思うけど、それさえ認めない双葉はどうしてここまで兄に心を寄せるんだろうか・・・。
    殺されかけたというのに・・・。
    −◆−

    洋貴にもとを尋ねた双葉・・・。
    父親と会話してた時はささくれ立っていた印象があったのに、洋貴と居る双葉は、穏やかそうに感じます。
    洋貴と居る方が心地よさそうです。

    双葉が響子(大竹しのぶ)のことを話そうとすると、洋貴はそれを遮って「それいいです。」
    双葉「え、、でも」

    洋貴「好きな野球選手、いますか?」
    双葉「野茂選手」

    洋貴「物マネ出来ますか?」
    双葉「いえ、出来ません…何で?」
    洋貴「いや。 とにかく母のことは、もういいんで。」

    小生がこのドラマを見続けてるのは、洋貴と双葉の会話が好きだから・・・。
    少し不思議な雰囲気の会話がね、とってもいい。
    −◆−

    ボートで釣りをする二人。
    緑と、湖と、空が飛びきり美しい。
    双葉「こういう所にいると世界中、何にも悪いことなんか無い気がしますね。」
    洋貴「悪いこと、何にもですか?」
    ボートは、ただ流れに乗ってゆっくる進んでます。
    双葉「過去も、未来も、世界中、何にも。悪いこと、怖い夜も、何にも悪いことなしです。」

    被害者家族、加害者家族として、色んな目にあっている二人の苛烈な日常の中にあって、船の上でのゆったりとした時間は”別世界”って感じですね。
    二人以外は誰も居なくて、第三者から何も言われない世界・・・。

    洋貴「そう言われると、そういう気してきますね。」
    双葉「でしょ。」

    洋貴「じゃ あれっすか? 遠山さんも普通の女の人です…。」
    双葉「深見さんも 普通の男の人。」

    洋貴「僕ら 普通のあれですか。」
    間髪おかず双葉が「普通のあれですね。」と答えます。

    前にも”あれ”を用いた会話があったけど、なんか会話にリアイリティが出る気がします。

    洋貴はゆったりと「それも いいっすねぇ…」
    双葉、湖面に手をひたしながら「いいかなぁ。」

    洋貴「まあ。」
    双葉「まあね。」
    顔は別の方向を向いたままの二人でしたが、洋貴が身体捻って双葉に顔を向け「変な想像してしまいますね。」

    双葉は湖面を見つめながら「してしまいますね・・・・このままずっとぉ…」

    淡々とした二人の会話が凄くいい。
    ろくに目もあわさない二人なんだけど、”瑛太”と”満島ひかり”が、えもしれずイイわぁ。


    洋貴はにわかに困ったような顔になって「でもそれって、亜季もいなかったことになりますよね?」
    双葉、少し表情を曇らせ「ですね。」

    双葉が話題を変えて「あっ、あの果物の名前分かりました。日向夏です。」
    洋貴「日向夏?」

    双葉「父が 知ってました。」
    洋貴「じゃぁ、やっぱり…」

    双葉は首を小さく左右に振って「父は、居場所は知らないと言っています。」
    洋貴「いやっ、でも嘘かも。」

    「嘘じゃないと思います。」
    「どうして」


    双葉「私は、ずっとお父さんっ子で、分かるんです、あっ、この人、目つむってるなぁって。」「大事なことから目つむってると、何かっぁ、こういう目になるんだなって。何か、何となく分かったんです。人って、逃げてばっかりいると、命より先に目が死ぬんだなって。」
    そして何秒かの間の後に「かわいそうな お父さん。」と双葉。

    一応念のため申し添えておきますが、目が死んでる、あるいは目が泳いでる菅首相は、全然可哀想じゃない。
    自分の犯した失政に気付かないまま少しおかしくなってる総理大臣は、こういう目になるんだなって・・・。


    そんな穢れた冗談はさておき、ボートの二人が今週のハイライトでした。
    淡々とした会話の中に、独特のムードが醸し出されていて、なんか凄い。
    −◆−

    このあと、洋貴と達彦が旧・三崎家敷地で出会って、喫茶店で会話してると、事情を知ってるオバハンが、「人殺し」だのなんのと達彦を批難して、土下座させちゃうエピソード・・。

    そして家に帰ってからの達彦が「文哉を探そうと思う・・・」と話を切り出すと、隆美(風吹ジュン)が良い顔をせず、それでも達彦が文哉を探すと主張すると、隆美は「この家に 人殺しは入れません。」などと強く拒絶。
    さらには「あの子はね 母さんが産んだ子供じゃないの。」

    双葉も・・・ややこしくなってまいりました!!

    で、父が文哉に声を掛けずに「息子を捨てた」のも、文哉の実母ではない隆美への気遣いが働いでいたんでしょうか??
    双葉から「ひどいと思う、親じゃないと思う」なんて非難を受けた達彦でしたが、息子を捨てた背景は単純ではなかった?
    −◆−

    番組ラスト、川沿いの道で日向夏を持った双葉が、振りかぶって身体を大きく捻ってトルネード投法で日向夏を投げて「野茂できた」


    健二=文哉は、臼井紗歩を軽トラックの助手席に乗せてどっかに向かっていって、荷台にはシャベルが無造作に置かれていて、なにやら意味ありげな・・・。(我が関西では、あれは”シャベル”であって”スコップ”とは言わないのであります)

    というわけで、”瑛太”と”満島ひかり”の会話部分には大満足。
    あとは、健二=文哉にまつわるミステリアスな部分をもう少し強調していくと良いと思うなぁ。


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