鈴木先生 第7話〜丸山康子に麻美(臼田あさ美)が「帰っていいよ」と菩薩のよう・・・

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    「鈴木先生」第7話


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    『鈴木先生』の面白さにはまっているのですが、河辺彩香編と丸山康子編がつづられた今回は、これまでの中でも内容の濃さは上位です。
    −◆−

    前回の続き・・・。

    岬→山際→竹地と次々交際相手を変えてただならぬ仲になっていった中2少女・河辺彩香(小野花梨)と、彼女が岬と初体験して処女でなかったことにこだわって暴言を吐いた山際(千葉一磨)と、”河辺問題”に関わりのある竹地(藤原薫)、岬(西井幸人)、本木(中澤耀介)中村(未来穂香)と紺野(齋藤隆成)も交えて、鈴木先生(長谷川博己)が「より深い学び」を掲げて公園で話し合い。

    そこに足子先生(富田靖子)がやってきて強引に介入し山際に説諭し始める。
    「過去を持つ女性を、まるで汚いもののように軽蔑するあなたのような男がどれほど女性たちを深く傷つけているか少しは自覚しなさい。あなたは結局自分の痛みしか考えていない。相手の気持ちを全く無視して何の思慮もなく人の心を踏みにじって・・・」
    いやはや、足子先生こそが相手の気持ちを全く無視してるんとちゃうの・・・。

    鈴木先生が足子先生を遮って「足子先生、それは違う。山際はむしろ処女性や過去を気にしてしまう自分を深く恥じ、その苦しみが溜まり溜ったが故に今回の告白に至った。何の思慮もなく人の心を踏みにじった事実など、どこにも存在しません」と意見します。

    足子先生は不快感を隠そうともせずに「揚げ足取りはやめてください。私はこの子に女性の過去ではなく内面を見るように指導しているんです」
    河辺彩香の内面にもだいぶ問題があるぞ・・・。

    鈴木先生は山際が不用意な発言をしたことを諌めながらも「処女性をパートナー選びの判断基準にする人間を、まるで人でなしのように蔑視する。そんな社会的ムードを作ることもまたおかしいと思います」と足子先生の独善的態度を批難。

    足子先生は「ここで議論しても埒があきません。今日はここまで、解散しましょう」とその場しのぎを図ります。

    しかし中村加奈が「このままじゃ山際先輩が可哀想。酷いことを言ったけど、責める気になりません」と議論継続を求めました。

    足子先生は「あなた女性なのに男の身勝手を認めるの」と心外だと言わんばかりです。
    田嶋陽子氏的な存在で、苦手やわぁ。

    他の生徒たちも鈴木先生による「より深い学び」を支持して議論継続を望み、岬(西井幸人)にいたっては「悪いけど、僕らだけにしてくれませんか。鈴木先生ともう少し話を続けたいんです」

    足子先生は「私は邪魔ってことね。存分に御自分の教育手腕を発揮なさってください」と捨て台詞を吐いて去っていく・・・。

    あちゃ〜〜、こりゃ難儀な人から恨みを買うことになりそう。
    −◆−

    足子先生が居なくなった後、山際が河辺に謝罪。

    鈴木先生は処女性を気にした山際が自身のエゴに気付いたことに触れたうえで、外見、内面、経済力、学歴など、どんな価値観でパートナーを選んでも、そこには普遍的にエゴが存在することを説きます。
    さらに「世の中には自分の価値観を絶対的なものだと信じ、そこに含まれたエゴの存在を自覚しない者があまりにも多いんだ」

    先般、菅首相が「一定の目途が立つまで責任を果たさせてほしい」と述べた際は、エゴが丸見えになって総スカンを食らいましたねぇ。

    鈴木先生「一つの価値観が有無をも言わせず潰されること。また、一つの価値観が世の中のすべてを支配してしまうこと・・・オレはこれらを何よりも恐れているんだ」

    少しずれてるとは思いますが、御用学者が放射線被ばくに関してリスクが低いと言いまくり、枝野官房長官ら政府側が「ただちに人体に影響を与えるような数値ではない」などと言って、『思っているほど放射能は怖くない』という価値観を世の中に吹聴し続けたことも、一つの価値観で支配することみたいな感じがします。
    −◆−

    議論が続き、意見を求められた中村が、「王子様と出会って結ばれる夢を持っていて、キスとかキス以上のことを取っておいて、王子様と結ばれたときに喜んでもらえたら嬉しい」と発言。

    河辺彩香が感情を高ぶらせた様子で「そんなのおかしい! だって私、竹地にたくさん優しいことをしてあげた。竹地、凄く喜んでくれたよ。でも、それって私が岬や山際先輩といっぱい経験して色々分かったから、してあげられたんだよ。経験しないでいたら、何もしてあげられなかったんだから」と泣きながら中村の純潔論に反論。

    前回の「あいつは初めてでへたくそだったけど、でも私のお願い通りに丁寧にしてくれたの」「凄く乱暴なんだもん。濡れる前に入れてくるし」「痛くて、良くなかった」などの露骨な表現につづいて、今回はストレートに自身が床上手であることを口にしちゃうから難儀な中2です。

    さらに河辺彩香は「ナカ(中村)は男と女のことなんか何もわかっていないよ。(クスン、クスン・・・) そんなに処女が大事だったら私はどうすればいいのよ〜〜〜」と泣き崩れちゃう。

    今回も、河辺彩香の情緒不安定ぶりや、たしなみの無さにイラつく〜〜〜!

    鈴木先生はさすがに冷静で、河辺彩香の考え方も「たくさんある考え方の一つ」だと宥めます。
    頭が固い小生だったら、色情狂かと思わせる河辺彩香の価値観を「たくさんある考え方の一つ」なんてよう言わんわ。
    −◆−

    鈴木先生は「様々な体験と言う名の教材の中から確実に身に付いた内容だけが人間にとって真の学びとなる」として『学び÷体験=学習率』という数式を示し、河辺彩香に「お前はたくさんの教材を手に入れた。それを放りっぱなしにして生きていくうえで邪魔な重荷と考えるか、あるいはそこから多くを学び、人間性を磨いていく上での糧とするか、すべてはお前次第なんだ」

    いいこと言うなぁ!!
    河辺「先生、ありがとう」

    鈴木先生による課外授業終了。
    この様子を神田マリ(工藤綾乃)が見詰めてた・・・。
    後々何かありそうな・・・。
    −◆−

    この一件を麻美(臼田あさ美)に話した鈴木先生。
    会話は、鈴木先生が教師になったばかりの頃に担任した丸山康子という生徒のことに・・。

    丸山康子は真面目な優等生で、掃除をサボる生徒ばかりなのに、一人で淡々と掃除し続ける女子。
    「どうして(掃除を)やめないの? 自分で自分を許しちゃえばいい・・・・だけど自分は自分を決して許してくれない」と自問自答。
    真面目だから、サボれない。自分を甘やかすことが出来ないんですねぇ。

    一人で掃除をしている丸山康子が「だから誰かに許してほしい」と心の中で呟いてバケツの水に映った自分を見つめると「帰っていいよ」と答えが返ってきた。
    自分も掃除をやめて帰ろうとしたとき、鈴木先生が教室にやってきて、「サボった連中がいたら職員室に言いに来たらいい。」「よし、やっちゃおか」と掃除を始めちゃう。

    こうして掃除をサボれなかった丸山康子は「逃げようとする時に(鈴木先生が)決まって現れると優しくしてくれる。私は自分を許せなくなる。」と・・・・。

    なんて切なくて、よくできたセリフ・・・。
    −◆−

    この日を境に、丸山康子が光り始めたという鈴木先生は「積もり積もったものが悟りに導いてしまったんだ。透き通ったあきらめの境地に・・・その責任は僕にある」と悔恨を込めて麻美さんに当時のことを語ります。

    後に、突然死した丸山康子が残した日記のコピーを手にしながら話す鈴木先生は「今の学校教育は手のかからない生徒の”心の摩耗”の上に支えられているんだ。目立った問題を抱える生徒に力を注がざるを得ない。時間も能力も問題児に独占されてる」

    深くてリアルで凄いセリフですねぇ。
    学校だけじゃないですよねぇ。職場でも楽をする人の陰で真面目な人間に負担がかかり、”心の摩耗”が進みますもの・・・・。
    日本中が”心の摩耗”の上に支えられているかもしれませんよねぇ。
    −◆−

    鈴木先生は「(丸山康子の)摩耗に気付かなかっただけではなく、摩耗させた一人だ。透き通った諦めに最後の一押しをしてしまった」と深い悔いと自省を口に・・・。

    麻美さんが鈴木先生を後ろから抱きしめて「大丈夫だよ。少しずつ変わっていくから・・鈴木君もまわりも、私だって・・・・。何も心配いらないよ」と囁きかけます。

    鈴木先生の心に寄り添う麻美さんの言葉が沁みます。
    とってもいい場面で、麻美さんの菩薩のような愛情に感激です。
    −◆−

    夢かうつつか天国か・・・丸山康子が一人で掃除をしているところに麻美さんが現れて「帰っていいよ」と優しく声を掛けます。
    ようやく「帰っていいよ」と言われた丸山康子は、さぞや救われたことでしょうねぇ。


    麻美さんが鈴木先生のベッドで目覚めるとサイドテーブルにクラス写真。
    写真には丸山康子が写っています。
    コーヒーを持ってきた鈴木先生に、「この子だね。さっき会ってきた」と麻美さん。
    現実世界では会ったことが無いのに、写真を見て一目で丸山康子だと気づいた麻美さん。

    なんてファンタジックで素敵なエピソード!!!

    このドラマは、かなり凄い!!!
    降参です。




    ◇◆◇ 「鈴木先生」感想 ◇◆◇
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      前半は鈴木先生@長谷川博己が河辺彩香@小野花梨を巡る騒動をまとめた話、 後半は鈴木先生が生徒のシグナルに気を配るようになった過去が語られた話 エゴや価値観を持つことを許されている・・・か。 自分勝手なエゴから河辺さんたちを傷つけた山際先輩@千葉一磨、 他
      • まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)
      • 2011/06/08 11:51 PM
      今回の話、心が痛かった。 鈴木先生が鈴木先生になるきっかけとなった これといった問題のない女子生徒 丸山康子 まるで昔の自分をみているようだった。 中学・高校時代のきっどさんは 何の問題も起こさない 先生からみると多分、手のかからない おとなし
      • こちら、きっどさん行政書士事務所です!
      • 2011/06/08 8:50 PM
      今回の話、心が痛かった。 鈴木先生が鈴木先生になるきっかけとなった これといった問題のない女子生徒 丸山康子 まるで昔の自分をみているようだった。 中学・高校時代のきっどさんは 何の問題も起こさない 先生からみると多分、手のかからない おとなしい「いい子
      • しっとう?岩田亜矢那
      • 2011/06/08 8:47 PM
      さっき貴方が訴えた苦しみは自分のエゴのせいです。 自分の包容力のなさを恥じもせず、過去を持つ女性をまるで汚いもののように軽蔑する。 あなたのような男が、どれほど女性たちを深く傷つけているか。少...
      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2011/06/07 5:05 PM
      「届かない心の叫び!僕が犯した指導ミス」 河辺(小野花梨)の過去に嫉妬し苦しむ山際(千葉一磨)の言葉を聞いていた足子先生(富田靖子)は、山際を一方的に断罪し、話し合いをそのまま打ち切ろうとする。 ところが、その場に居た中村(未来穂香)や紺野(齋藤隆成)
      • ドラマハンティングP2G
      • 2011/06/07 4:50 PM
      手のかからない生徒の心の磨耗によって支えられる学校生活。・・うなずく人は多いでしょうね。
      • エリのささやき
      • 2011/06/07 4:49 PM
       さて、先週は山際先輩(千葉一磨)が怒りの原因はカーベェ(小野花梨)の初めての相手である岬 勇気(西井幸人)への嫉妬だとカミングアウト、それを受けて鈴木先生(長谷川博己 ...
      • トリ猫家族
      • 2011/06/07 4:14 PM

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