月9『コード・ブルー 2nd season』第7話★結果がすべて
- 2010.02.23 Tuesday
- 12:31
- フジTV系ドラマ、番組
月9『コード・ブルー 2nd season』第7話
緋山の「医療過誤問題」などで、怒濤の展開へと進むのだと予想していたのですが、思っていたよりはゆっくりとした橋渡し的な展開だったかな。
【 白石ベロンベロン 】
藍沢(山下智久)、白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)、藤川(浅利陽介)の4人で呑み会をしてる。
”父が肺ガン”の白石はベロンベロンで、「不幸?」「不幸?」「不幸?」と相手に聞きまくってる。
”母が自殺”の藍沢は、不幸繋がりで白石と気があっちゃったのか、二人並んで酒を飲む。重い物語が続く中、普段は堅い白石=新垣結衣が「不幸?」「不幸?」と人にも不幸を求める様子が結構可笑しかったのだけど、よく考えると白石が酔っぱらう背景は重い。
翌日、記憶も定かでない白石。
藤川は「お前ら気が合ってたよ」と・・・。
「藍沢−白石」ペアが、そろそろ・・・。
【 嗚咽する緋山 】
亡くなった翼くんの伯父・野上明彦(松田賢二)が、緋山の行為に対して”医療過誤”だの”人殺し”だのと言って怒鳴り込んできた。
翼くんの母・直美(吉田羊)は、緋山の説明に得心した上で、翼くんを抱きしめたいと言うから、呼吸器を外して抱かせたのにねぇ。
母・直美さんの中途半端な態度と、伯父さんのあまりの剣幕に、腹がたつきもするけど、小さい子供を失った肉親の感情というものは、理屈通りには行かないものだと思います。
で、白石と緋山がベンチに腰掛けてる。
緋山は「こんなことなら、同意書取っとけば良かったなぁ」「患者の家族なんて、信用するもんじゃないね。」と自棄な言葉を口にする。
そんな緋山に白石は「一番 そう思ってないのがあなたでしょ」「翼くんのときも、最後まで可能性を探してた」「脳死判定の時、一番つらかったのは、あなただった」と・・・。
思いやりのある言葉を聞いた緋山は「人殺しだと言われた。ちょっと堪えた」と本音を呟き嗚咽する。
そんな緋山の肩を白石が両腕で包み込む。
管理職とかは組織防衛に走るだけだから、気持ちを理解してくれる同僚がいるってのは、慰めになりますねぇ。
とはいえ、緋山は泣きたいよなぁ。
白石の慰めだけでは立ち直れないですよ。
一旦は、翼くんのお母さんと心が通じて、ああいう行動に繋がったんだもの・・・。
あんな目にあったら、人間不信になったり、自分を人殺し呼ばわりする伯父さんを逆恨みしたり、心の中がズタボロになるわ。
人の命を預かる仕事ってのは、キツい・・・。
そして、最後の場面で、当局関係者が”証拠保全”にやってくると聞かされる緋山。
緋山を巡るトラブルが、今回の内にもっと”炎上”してしまうのかと思っていたんですけど、まだ話半ばですね。
小生が当事者で”証拠保全”を受けるような立場になったら、心は千々に乱れて、頭が破裂しそうになり、おそらく、その場から逃げ出したくなるだろうなぁ。(ノリピーとか押尾学に偉そうなことを言えないかも)
【 冴島が忘れ物・・・ 】
落石事故で重傷を負った根本さんが運び込まれた山小屋に藍沢と白石たちが到着。
大量出血しており、止血が必要・・・。
ところが、止血に必要なサテンスキー鉗子が見あたらない。
冴島(比嘉愛未)が、バッグに入れ忘れてしまっていた・・・。
山岳ガイドさんは、余計なルートに案内したせいだと自分を責めちゃってパニック状態で、治療の邪魔に。
藍沢は、落石すると分かって案内したワケではなく「結果論」でしかないのだから、これ以上治療の「邪魔しないでくれ」とキッパリ。
この「結果論」という言葉が、ある意味今回のキーワード。
冴島がうっかりミスで器具を忘れたことは大事に至らず、根本さんは命を取り留めてセーフ。
プロセスで冴島のミスがあっても”結果オーライ”の山岳事故と、結果として翼くんを救えなかった緋山のケースが対極をなす。
「さっきはスミマセンでした」と、ミスを詫びる冴島に藍沢は「何が、サテンスキー忘れたことなんか、大したことはない。結果がすべて。誰もその過程に目を向けない。それが俺たちの仕事だ。失敗すれば人殺しだといわれて裁判にかけられる・・・・」と言葉を返す。
冴島への言葉であるが、緋山への言葉でもある。
さらに後の場面で藍沢は「たった一度のミスですべてを失う。そして医者は傷付く」とも言ってた。
なんだか、厭世的になってる藍沢。
医療側と患者側が対立する構図は、決してハッピーじゃないですねぇ。
患者側の目線からすれば、医者や病院に言いたいこともあるし・・・。
難しい問題で、簡単に割り切れない話です。
【 切ない 】
冴島が、携帯の留守電メッセージで悟史の声を何度も何度も聞いてる。
泣くじゃくりながら、携帯に耳を傾けてる。
「あの桜、見せてやりたい・・・ピーーーー」
切ない。
あと、藍沢が半日休暇で父・誠次(リリー・フランキー)と会いに・・・。
「あなたのこと、最低だと思いました。」
「こんなことなら再会なんてしなければよかった。」
ふ〜〜〜。
心の中の氷が溶けることはありませんねぇ。
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