感涙の最終回『JIN -仁-』〜これぞドラマだ、光った俳優力!!
- 2009.12.21 Monday
- 11:03
- 他の民放テレビ・ドラマ・芸能
TBS 日曜劇場『JIN -仁-』第11話
本当に良くできたドラマでした(過去形で語るのは誤りかな?)
で、最終回も、咲(綾瀬はるか)ちゃんなどの熱い演技にオロロ〜〜〜でありましたよ。
【 咲ちゃん走る!! 】
野風(中谷美紀)が乳ガンの手術
見立て誤りを責められた身請け先の侍医・三隅が南方(大沢たかお)を逆恨みして、手術現場に刺客を送る。
一方、咲は結納直前に屋敷を飛び出して、手術現場に向かう。(咲を後押しした兄・恭太郎=小出恵介、偉い!!)
咲は、走る、走る・・・。
刺客が手術現場に飛び込もうとする直前に咲ちゃんが到着し、「お待ち下され。何人も消毒することなく手術室にはいることは許されませぬ!!」「どうぞお引き取りを」と刺客の前に立ちはだかる。
突破を図る刺客にむかい「ここで命を絶ちます」と自らの首筋に合い口をあてがう咲ちゃん!!
なんと凛とした姿!!!
いいぞ!!綾瀬はるか!!!
(小生は、てっきり龍馬が悪者を倒しに来ると思っていたので、咲ちゃんが刺客を止めるとは意外なり・・・)
【 咲ちゃん笑顔!! 】
咲の気迫で刺客も追い払い、手術も無事終わったのち、咲の足袋が汚れているいことなどから結納をドタキャンしてきたことに気付いた仁。
「もう、あまり無茶ばかりしないでくださいよ」「咲さん、本当にありがとうございました」と咲に声を掛ける。
「ハイ」と答えた咲は、向日葵のような笑顔を浮かべる。
もう、最高の笑顔です!!!!
【 私も酷うございます 】
麻酔が覚めた野風が目を覚ましたことを知らせるため、咲が仁を探しに出掛ける。
未来(中谷 美紀)の写真を埋めた場所にいた仁は夜空を見上げ黙って座っている。
埋めたはずの写真が無くなってしまったと言う仁は「一つだけ確かなのは、私が解放されたと言うことなんです」と咲に呟く。
「これでもう未来に一喜一憂すること無いじゃないですか」「これからは、目の前のことだけを見て、ただ懸命に生きればいい。もっと、ずっと、ずっと生き易くなる」
そして「未来のことが分からなくなって、うろたえ、絶望してもいいはずなのに涙も出ない。ほっとしてる自分が居るんですよ。私は本当に酷い、酷い・・・」と自分を責め自嘲しする・・・。
う〜〜〜切ないような何とも言えない感情!!
そんな仁に咲ちゃんは「酷いのは私です。未来から開放されたとおっしゃる先生に私はほっとしております。酷い女でございましょ」「先生が酷いなら、私も酷うございます」
ウルウル〜〜〜。
とにかく、咲ちゃん役は”綾瀬はるか”以外は考えられないわ。
”綾瀬はるか”の好演を見ていると、彼女はただの天然ボケ女優ではないと再確認!!
もちろん、アイドル女優でもない、本当の女優さんだわ!!
凄いぞ、”綾瀬はるか”!!!
【 野風、おさらばえ 】
病も癒えた野風が、仁らのもとを去ろうとしている。
仁に「少しこちらへ」と声を掛けた野風が、仁の唇にチュッ。
龍馬(内野 聖陽)が思わず「オ〜〜〜!!」
咲ちゃんは目がまん丸に・・・。
「咲様、南方先生はかように医術以外は隙だらけの方でありんす故、しかとお守りを・・・」と野風。
野風の気持ちと、咲の気持ちが良く描かれた”粋”なシーンですねぇ。
”粋”といえば、野風が吉原を去るときに、黒塗りの高下駄を脱いで裸足になり、「空がちょいと高うなりんした」と呟いたシーンも”粋”でした。
下駄の歯の高さだけ低くなった自分と、突き抜けるような青空を表現する言葉として、短いながらも内容のあるセリフですよねぇ。
原作や脚本の力を、まざまざと見せつける小さいけど深みのあるセリフでした。
【 大沢たかお!!! 】
去りゆく野風が「南方先生の手で、生まれ変わらせていただいたのでありんす。ほんに、ほんに、ありがとうござんした」
仁は「あなたを助けられて、良かったです−−−−−−−−−」
”大沢たかお”も”中谷美紀”も、凄い!!!
仁(大沢 たかお)と、咲(綾瀬 はるか)、龍馬(内野 聖陽)が、野風(中谷 美紀)を見送るシーンは、これ以上文章にしがたいほど熱いシーンで、感涙100%!!!
4人の俳優さんの演技が、ビンビン響いてくる素晴らしい場面!!!
”大沢たかお”らこの4人に限らず、俳優さんたちの良い芝居を見させてもらいました。
最近のドラマでは、主役には人気を当て込めるキムタクとかジャニーズ系タレントをキャスティングする例を多く見受けますが、”大沢たかお”や”内野聖陽”ら本物の俳優を使って真摯なドラマづくりを目指したのが『JIN -仁-』が成功した一因であるように感じます。
安易に”ジャニーズ頼み”のドラマにしなかった製作者の志の高さは評価されるべきだと思いました。
【 えっ!? 】
仁が「国の為・・・」などと書かれた額を壁に掛けようとしていたら、台から落ちて頭を打っちゃう。
すわ、タイムスリップか・・・と思いきや、仁は痛む頭を抑えて「えっ!?」と一言。
そして”ホルマリン・ベビー”が映って、目をパチっと開く・・・。
お〜〜〜!
こういうエンディングかぁ!!
半ば予想していたのですが、”包帯男”や”ホルマリン・ベビー”の謎は宿題に・・・。
”消えた写真”の謎も増えちゃった。
他のドラマが中途半端で終わったら腹が立つけど、南方の「えっ!?」で終わらせた最後は、続きがあることを確信させてくれるから、文句なし。
こういう風に、結末を明かさずに翌シーズンに繋ぐ手法を『クリフハンガーエピソード』と言うらしく、テレビシリーズの『スタートレック』などでお馴染み・・・。
中途半端な最終回に立腹していた『ブラッディ・マンデイ』についても“シーズン2”開始が告知されていたし、『JIN -仁-』もきっと続きを見られる日が来るでしょう。
それまで、しばしの我慢でありんす。
【 心が洗われました 】
いまさらながらですが・・・・。
タイムスリップというアクシデントに見舞われながら、自分のスキルである医術を活かして人々を救うって、偉いですよねぇ。
自分が大変な状況にありながら、無償の人間愛を発揮しちゃう姿が美しい!!!
(例えば小生が、突然違う環境に飛び込むことがあったとして、南方先生のように世の為人の為に尽くせるかというとまったく自信がないです。・・・ろくなスキルもないし)
作り物の世界の中の話ですが、これぞ「美しい日本」(古っ)
現実社会が世知辛く、せかせかしすぎているので、『JIN -仁-』の南方先生や咲、龍馬らを見ていると心が洗われました。
余計なことですが、同じTBSなのに「『JIN -仁-』と『こち亀』や『セイラ』の違いって何なの?」って考えちゃいます。
製作過程で何が違ったら、これほどの差が生まれるんでしょうか?
『こち亀』や『セイラ』にも、それなりのコンセプトがあるんだろうけど・・・・。
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本当に良くできたドラマでした(過去形で語るのは誤りかな?)
で、最終回も、咲(綾瀬はるか)ちゃんなどの熱い演技にオロロ〜〜〜でありましたよ。
【 咲ちゃん走る!! 】
野風(中谷美紀)が乳ガンの手術
見立て誤りを責められた身請け先の侍医・三隅が南方(大沢たかお)を逆恨みして、手術現場に刺客を送る。
一方、咲は結納直前に屋敷を飛び出して、手術現場に向かう。(咲を後押しした兄・恭太郎=小出恵介、偉い!!)
咲は、走る、走る・・・。
刺客が手術現場に飛び込もうとする直前に咲ちゃんが到着し、「お待ち下され。何人も消毒することなく手術室にはいることは許されませぬ!!」「どうぞお引き取りを」と刺客の前に立ちはだかる。
突破を図る刺客にむかい「ここで命を絶ちます」と自らの首筋に合い口をあてがう咲ちゃん!!
なんと凛とした姿!!!
いいぞ!!綾瀬はるか!!!
(小生は、てっきり龍馬が悪者を倒しに来ると思っていたので、咲ちゃんが刺客を止めるとは意外なり・・・)
【 咲ちゃん笑顔!! 】
咲の気迫で刺客も追い払い、手術も無事終わったのち、咲の足袋が汚れているいことなどから結納をドタキャンしてきたことに気付いた仁。
「もう、あまり無茶ばかりしないでくださいよ」「咲さん、本当にありがとうございました」と咲に声を掛ける。
「ハイ」と答えた咲は、向日葵のような笑顔を浮かべる。
もう、最高の笑顔です!!!!
【 私も酷うございます 】
麻酔が覚めた野風が目を覚ましたことを知らせるため、咲が仁を探しに出掛ける。
未来(中谷 美紀)の写真を埋めた場所にいた仁は夜空を見上げ黙って座っている。
埋めたはずの写真が無くなってしまったと言う仁は「一つだけ確かなのは、私が解放されたと言うことなんです」と咲に呟く。
「これでもう未来に一喜一憂すること無いじゃないですか」「これからは、目の前のことだけを見て、ただ懸命に生きればいい。もっと、ずっと、ずっと生き易くなる」
そして「未来のことが分からなくなって、うろたえ、絶望してもいいはずなのに涙も出ない。ほっとしてる自分が居るんですよ。私は本当に酷い、酷い・・・」と自分を責め自嘲しする・・・。
う〜〜〜切ないような何とも言えない感情!!
そんな仁に咲ちゃんは「酷いのは私です。未来から開放されたとおっしゃる先生に私はほっとしております。酷い女でございましょ」「先生が酷いなら、私も酷うございます」
ウルウル〜〜〜。
とにかく、咲ちゃん役は”綾瀬はるか”以外は考えられないわ。
”綾瀬はるか”の好演を見ていると、彼女はただの天然ボケ女優ではないと再確認!!
もちろん、アイドル女優でもない、本当の女優さんだわ!!
凄いぞ、”綾瀬はるか”!!!
【 野風、おさらばえ 】
病も癒えた野風が、仁らのもとを去ろうとしている。
仁に「少しこちらへ」と声を掛けた野風が、仁の唇にチュッ。
龍馬(内野 聖陽)が思わず「オ〜〜〜!!」
咲ちゃんは目がまん丸に・・・。
「咲様、南方先生はかように医術以外は隙だらけの方でありんす故、しかとお守りを・・・」と野風。
野風の気持ちと、咲の気持ちが良く描かれた”粋”なシーンですねぇ。
”粋”といえば、野風が吉原を去るときに、黒塗りの高下駄を脱いで裸足になり、「空がちょいと高うなりんした」と呟いたシーンも”粋”でした。
下駄の歯の高さだけ低くなった自分と、突き抜けるような青空を表現する言葉として、短いながらも内容のあるセリフですよねぇ。
原作や脚本の力を、まざまざと見せつける小さいけど深みのあるセリフでした。
【 大沢たかお!!! 】
去りゆく野風が「南方先生の手で、生まれ変わらせていただいたのでありんす。ほんに、ほんに、ありがとうござんした」
仁は「あなたを助けられて、良かったです−−−−−−−−−」
”大沢たかお”も”中谷美紀”も、凄い!!!
仁(大沢 たかお)と、咲(綾瀬 はるか)、龍馬(内野 聖陽)が、野風(中谷 美紀)を見送るシーンは、これ以上文章にしがたいほど熱いシーンで、感涙100%!!!
4人の俳優さんの演技が、ビンビン響いてくる素晴らしい場面!!!
”大沢たかお”らこの4人に限らず、俳優さんたちの良い芝居を見させてもらいました。
最近のドラマでは、主役には人気を当て込めるキムタクとかジャニーズ系タレントをキャスティングする例を多く見受けますが、”大沢たかお”や”内野聖陽”ら本物の俳優を使って真摯なドラマづくりを目指したのが『JIN -仁-』が成功した一因であるように感じます。
安易に”ジャニーズ頼み”のドラマにしなかった製作者の志の高さは評価されるべきだと思いました。
【 えっ!? 】
仁が「国の為・・・」などと書かれた額を壁に掛けようとしていたら、台から落ちて頭を打っちゃう。
すわ、タイムスリップか・・・と思いきや、仁は痛む頭を抑えて「えっ!?」と一言。
そして”ホルマリン・ベビー”が映って、目をパチっと開く・・・。
お〜〜〜!
こういうエンディングかぁ!!
半ば予想していたのですが、”包帯男”や”ホルマリン・ベビー”の謎は宿題に・・・。
”消えた写真”の謎も増えちゃった。
他のドラマが中途半端で終わったら腹が立つけど、南方の「えっ!?」で終わらせた最後は、続きがあることを確信させてくれるから、文句なし。
こういう風に、結末を明かさずに翌シーズンに繋ぐ手法を『クリフハンガーエピソード』と言うらしく、テレビシリーズの『スタートレック』などでお馴染み・・・。
中途半端な最終回に立腹していた『ブラッディ・マンデイ』についても“シーズン2”開始が告知されていたし、『JIN -仁-』もきっと続きを見られる日が来るでしょう。
それまで、しばしの我慢でありんす。
【 心が洗われました 】
いまさらながらですが・・・・。
タイムスリップというアクシデントに見舞われながら、自分のスキルである医術を活かして人々を救うって、偉いですよねぇ。
自分が大変な状況にありながら、無償の人間愛を発揮しちゃう姿が美しい!!!
(例えば小生が、突然違う環境に飛び込むことがあったとして、南方先生のように世の為人の為に尽くせるかというとまったく自信がないです。・・・ろくなスキルもないし)
作り物の世界の中の話ですが、これぞ「美しい日本」(古っ)
現実社会が世知辛く、せかせかしすぎているので、『JIN -仁-』の南方先生や咲、龍馬らを見ていると心が洗われました。
余計なことですが、同じTBSなのに「『JIN -仁-』と『こち亀』や『セイラ』の違いって何なの?」って考えちゃいます。
製作過程で何が違ったら、これほどの差が生まれるんでしょうか?
『こち亀』や『セイラ』にも、それなりのコンセプトがあるんだろうけど・・・・。
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