映画『Disney'sクリスマス・キャロル(3D)』★拝金主義を戒める精神訓話

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     19世紀イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『ポーラー・エクスプレス』のロバート・ゼメキス監督ロバート・ゼメキス監督が、モーション・キャプチャーCGアニメーション映画として蘇らせた作品。
     娘(小3)&息子(小6)と家内と私で、3D版を見てきました。
    (まだご覧でない方にはネタバレになります)
    【 ストーリー 】
     主人公スクルージ(ジム・キャリー)は、金銭欲を満たすことだけを生きがいにする拝金主義者で、家族を持たず親戚にも背を向け、誰に対しても冷酷だから街一番の嫌われ者である。
    クリスマス・イヴの夜、事務所から自宅に戻ったスクルージのもとに、かつての共同経営者で、十年前に亡くなったマーレイの亡霊が現れる。
     強欲の罪で鎖につながれたマーレイの亡霊は、“過去のクリスマスの精霊”“現在のクリスマスの精霊”“未来のクリスマスの精霊”が次々とスクルージの前に出現することを予言する。
     そして・・・。
     【過去の精霊】に、哀しい子ども時代のことや、金を優先したために婚約者に去られた過去を見せられるスクルージ。
     【現在の精霊】に、スクルージに薄給で雇われている男クラチットの貧しいが愛にあふれた家庭を見せられるスクルージ。
     【未来の精霊】に、ベッドで寂しく横たわる死体。スクルージと名を刻まれた墓石を見せられるスクルージ。
     これらの超常体験を経て、スクルージは人との繋がりや慈善に目覚め、金がすべてだった生活から悔い改めるのだった・・・。
     というわけで、「冷酷無悲な生き方をして金のことばかり考えて生きていると、ろくな未来は待っていない」と言うキリスト教的精神訓話・・・。
     「クリスマスの日まで金を数えているようではダメで、人間愛をもってクリスマスを祝うのだ〜〜〜。」って話であります。

    【 3Dの威力に子どもたちは・・・ 】

     2009年は『3D元年』だと言われているので、09年中に3D映画を見ておこうと思っていたのですが、『クリスマス・キャロル』で、なんとか『3D元年』に滑り込みセーフ。

     娘(小3)と息子(小6)は、スクルージが空を飛んで建物にぶつかりそうになる場面で身体をよじって激突を避けようとしていましたし、マーレイの亡霊が扉の向こうから飛び出してくる場面や、黒い馬がひく馬車に乗って未来の精霊が追いかけてくるシーンなど、3Dならではのビックリ・ドッキリ場面にビビっていた様子で、終演後に「面白かった」と感想を述べていました。

     物語自体が、ベタに道徳的すぎるので、子どもには退屈だったかと思ったんですが、”3D”の威力で子どもたちも楽しんだみたいです。

    【 白黒テレビがカラーテレビに・・・ 】

     小生は、『クリスマス・キャロル』の”3D”は「あぁ、こんなモノかな・・・」って感じで、驚くほどのことはなかったです。
     子供の頃、白黒テレビがカラーテレビに変わった時の方が感動的でした・・・。(古っ!)
     ただ、今後はもっと”3D”の活かし方が見いだされ、凄い映画が出来るだろうという気はしました。
     (『クリスマス・キャロル』上映前に3Dで予告が流れた『アバター』は、あざといほど”3D”にこだわった映像だった・・・)

     で、”3D”もさることばがら、パフォーマンス・キャプチャーCGなる技術に感心。
     スクルージの皺だらけで嫌味な顔なんて、実写版映画の特殊メイクに見えて、CGと実写版の境界線が分からなくなってきました。
     あきらかに『ポーラー・エクスプレス』の時より映像技術が進んでいました。

     結果的に『クリスマス・キャロル』の映像を見ながら、3D版で『スターウォーズ』をリメイクしたら凄いのに・・・・なんてことを考えていました。 (『エイリアン』も、3D版だったら怖さが増すかもしれないなぁ。)

    【 精神訓話 】

     物語に戻って・・・・。
     ギスギスした生き方に対して『こんな生き方してちゃダメだよ』って映画なんですが、マネー万能主義が行き詰まってしまったこういう世の中なので微妙に心動かされます。
     スクルージのエピソードを見て「もっと人に親切にしないとイケナイ」とか、「潤いのある人生を送らないとだめだなぁ・・・」って思わされちゃう。
     ベタなキリスト教讃歌に、洗脳されちゃったかな・・・。
     
     およそ世の中を見渡しても、行政刷新会議の事業仕分け作業におけるトゲトゲしいやりとりとか、人と人との関係に余裕や潤いが社会から無くなっちゃってるから、『クリスマス・キャロル』の道徳的精神訓話に感化されてしまいます。
     生まれ変わったスクルージさんのよに、トゲを無くして人間的な人生を送りたいものです。

    ■追記

     見終わって翌日、翌々日と、徐々に後味が広がってきて、「良い映画だったなぁ」と感じられます。
     不思議と心に残る作品ですた・・・・。


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    • 2020.07.16 Thursday
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      ☆・・・今回、途中から、文学作品評論になります^^    ◇  タイトルで「遅ればせながら」としましたが、公開から遅れての鑑賞となりましたが、シーズン的には、それほど遅れてはいませんね^^;  素晴らしかったです。  物語は文豪ディケンズの名作で、丁
      • 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
      • 2009/12/16 1:37 AM
      Disney's クリスマス・キャロル字幕版 <Story> スクルージは、強欲で思いやりのかけらもない孤独なお爺さん。 甥っ子がクリスマスの食事に誘いに来ても「帰れ」。クリスマスの寄付にも「貧しくて死ぬのは運命だ、知らん」、従業員のクラチットに「なぜクリスマスを
      • 犬・ときどき映画
      • 2009/12/07 9:18 PM
      原題:ACHRISTMASCAROL原作:チャールズ・ディケンズ監督:ロバート・ゼメキス出演:ジム・キャリー(スクルージ/過去・現在・未来のクリスマスの霊)、ゲイリー・オールドマン(マーレイ/ボブ・クラチット/ティム少年)、ロビン・ライト・ペン(ベル)、コリン・フ
      • NiceOne!!
      • 2009/11/28 4:18 AM
      「DISNEY’S クリスマス・キャロル」★★★ ジム・キャリー、ゲイリー・オールドマン、ロビン・ライト・ペン、コリン・ファース声の出演 ロバート・ゼメキス監督、97分 、公開日:2009-11-14、アメリカ                     →
      • soramove
      • 2009/11/27 7:50 AM
      観に行くなら断然、3D をおすすめ。 吹替になってしまうが面白さは倍増スクルージが亡霊に連れられて 空を飛びまくるねんけど それが速いから まぁとにかく目が回りよりまくりますぜ (ただ単にワタクシの動体視力が弱ってるせい) 画面に奥行きがあって 雪な
      • HAPPYMANIA
      • 2009/11/27 3:44 AM
      今日は映画を見に行きました。 イオンみたいな(田舎のイオンほど大きくないけど(笑)) ショッピングモールにあるTOHO系の、初めて行く映画館。 映画の時間まで食事して、ってその写真はお約束通り、 撮り忘れ(爆)。 石焼チャーハン屋さんで、きのこのあん
      • *モナミ* SMAP・映画・本
      • 2009/11/23 2:17 PM
      「Disney's クリスマス・キャロル」監督:ロバート・ゼメキス(『ベオウルフ/呪われし勇者』)出演:ジム・キャリー(『イエスマン "YES"は人生のパスワード』『ナンバー23』)ゲイリー・オールドマン(『ダークナイト』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)ロビン・
      • マー坊君の映画ぶろぐ
      • 2009/11/21 11:37 PM
      ええ話しやぁ でも、ちょっと退屈 2Dだど画像がありきたり。3Dで見るべきですね こんにちわ、Ki-Tsu-Neです。 クリスマス・キャロルと言えば、19世紀のイギリスに居た文豪「チャールズ・ディケンズ」の作品です。クリスマスに関連した物語の中では非常に有名
      • Ki-Tsu-Neの祠 R
      • 2009/11/21 1:41 PM
      今週の平日休みは、シネマイレージ会員の鑑賞ポイント6点と300円払って、 日本語吹き替えの3D版を鑑賞。 予告編もバシバシ飛んでくる3Dの「カールじいさん〜」と「アバター」だった。
      • ★☆ひらりん的映画ブログ☆★
      • 2009/11/21 2:30 AM
      映画『Disney's クリスマス・キャロル』は、ロバート・ゼメキス監督がチャールズ・ディケンズの小説を映画化した作品です。先日、劇場に観に行きました。●導入部のあらすじと感想
      • yanajunのイラスト・まんが道
      • 2009/11/20 2:34 PM
      チャールズ・ディケンズの名作をフル3DCGで映画化。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや『ベオウルフ/呪われし勇者』で3DCGの鬼才ロバート・ゼメキス。またパフォーマンス・キャプチャーでの出演にジム・キャリーやゲイリー・オールドマンとい
      • LOVE Cinemas 調布
      • 2009/11/19 11:21 PM
      ディズニーアニメは敬遠しがちだけど、偏屈ジイさんが主人公というので鑑賞。また、3D上映も気になったが【吹替版】しか上映がなかったため”2D字幕版”にした。いつもどおりそれ以上の前知識は入れていなかった
      • たいむのひとりごと
      • 2009/11/19 7:36 PM
      今年は〈3D映画元年〉らしいけど、コレ観るなら絶対、3Dで {/ee_1/} この時期観たくなる、大好きなクリスマス映画のひとつに「ポーラーエクスプレス」{/kirakira/}がある。 そのロバート・ゼメキス監督の最新作は ジム・キャリーときいて楽しみに待ってました〜♪ (
      • 我想一個人映画美的女人blog
      • 2009/11/18 9:20 PM
      チャールズ・ディケンズ原作の同名小説を、ロバート・ゼメキス監督が製作・脚本も担当して映画化した。物語の完成度の高さとの相乗効果で傑作だと思う。パフォーマンス・キャプチャーという俳優の顔の表情を映像化する技術を使って3D化された映像は、まるで実写のような
      • とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
      • 2009/11/17 3:41 PM
      クリスマス・キャロル「Disney'sクリスマス・キャロル」を鑑賞してきました鑑賞予定にはありませんでしたが、前売券が当たったもので。差額を払い、3D吹き替え版を。文豪チャールズ・ディケンズの古典的名作を、「ポーラー・エクスプレス」「ベオウルフ/呪われし勇者
      • 日々“是”精進!
      • 2009/11/17 3:02 PM
      英国の文豪ディケンズの不朽の名作をロバート・ゼメキス監督が3D映画と して映像化。 金の亡者であるスクルージが不思議な体験をすることによって人生を見つめ 直す姿を描く。イギリスのロンドンで商売を営んでいるスクルージは、金が全てという人間で 人との交流を
      • だらだら無気力ブログ
      • 2009/11/17 12:53 AM
      誰もが知るディケンズの名作が、最新技術を駆使したユニークな映像で蘇った。家族も持たず、人との絆も信じられず、ただ金銭欲を満たすために生きる老人スクルージ。街一番の嫌われ者の彼のもとに、クリスマス・イブの夜、元ビジネス・パートナーの亡霊が現われ、スクル
      • 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
      • 2009/11/16 11:10 PM
      映画を鑑賞しました。秊 2009-89『Disney'sクリスマス・キャロル』(更新:2009/11/15) * 評価:★★★☆☆ 3Dでの観賞で通常料金+300円でしたが、本日は東宝シネマズデーで1000円でしたから1300円での観賞です。
      • はっしぃの映画三昧!
      • 2009/11/16 10:27 PM
      レイトショーのはしごの2本目に「Disney'sクリスマス・キャロル 」を鑑賞。 スクリーンに行こうとしたら、チケットカウンターに長い列ができていて。 スーパーレイトショーの時間(12時ごろ)なのに、すごいなぁ、と思いながら。 「UCとしまえ
      • いい加減社長の日記
      • 2009/11/16 10:22 PM
      A Christmas Carol(2009/アメリカ)【劇場公開】 監督・脚本:ロバート・ゼメキス 出演:ジム・キャリー/ゲイリー・オールドマン/コリン・ファース/ボブ・ホスキンス/ロビン・ライト・ペン/ケイリー・エルウィズ 未来は、まだ変えられるかもしれない・・ 文
      • 小部屋日記
      • 2009/11/16 9:53 PM
      神のお恵みを。すべての人たちに。
      • 悠雅的生活
      • 2009/11/16 8:50 PM
      JUGEMテーマ:映画  芸達者なジム・キャリーの熱演。せっかくだから迫力ある映像で…と思い川崎のIMAXシアターまで出かけました。(近所のシネコンでは3D上映が吹き替え版のみだったので…)映像体験としてはまるでアトラクションのノリでした。ディズニー
      • ハピネス道
      • 2009/11/16 1:58 PM
      映画『Disney''sクリスマス・キャロル 3D 日本語吹替版』を本日初日に観て来ました。 採点は★★★☆☆(5点満点中3点)。ホントは作品の出来は70点、3Dメガネが30点くらいかな。 基本的に字幕版しか観ないので、日本語吹替の3Dは観る機会が無い。前の記事『映画
      • ディレクターの目線blog
      • 2009/11/16 11:31 AM
      お金は大事やけど,人間愛はもっと大事。  
      • Akira's VOICE
      • 2009/11/16 10:46 AM

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