『天地人』第24回:戸惑いの上洛◆景勝のストレス障害と宙に浮いた福島正則

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    大河ドラマ『天地人』第24回:戸惑いの上洛

     小生、寡黙な景勝が好きになってきました。

    【 侍とは言えん 】

     大坂でのも挨拶回りや接待漬けの景勝(北村一輝)が、強烈なストレスに苛まれるエピソードは結構ヨカッタです。
     謙信公ゆかりの名刀よりも、金襴の太刀袋が気に入ってしまうバブリーな成り上がりセレブの秀吉に幻滅して「侍とは言えん」と言う景勝。

     「清貧」「質実剛健」「謹厳実直」
     寡黙な堅物、上杉景勝に共感します。

     そして、大坂での日々を過ごすうちに頭痛、耳鳴りに襲われる景勝。

     「義の一字に越後の望みと誇りを託して---などと偉そうなことを言ってここまで来たというのに、儂は何をしているのか」

     高い志と、大坂でのドロドロとした現実とのギャップに心を痛め、「行かねばならぬことは、分かっておる」と言いながらも立ち上がれなくなった景勝。

     「越後の威信」や「自らの器量」を示すために我慢してきたが、心が折れかけてる。

     頭痛、耳鳴り、突発性難聴、めまいなど、景勝の症状は明らかにストレス性障害
     兼続(妻夫木聡)は医者を呼べと言っていましたが、心療内科に行く必要がありますねぇ。

     小生は、うつ病持ちなんで、こういうシチュエーション見ちゃうと景勝に肩入れしたくなるんですよ。
     「清濁併せ呑む」ことが偉いように言われることがあるけど、汚い水が我慢ならん時もありますよ。
     「職場に行かねばならぬことは分かっているが行けぬ」(トホホ〜〜)

    【 続・愛の兜 】

     なんだか今回も”愛の兜”を引きずっていましたねぇ・・・。
     まず、加賀で景勝一行を迎えた前田利家(宇津井健)が「愛染明王の”愛”をとられたか」と兼続に尋ねる。
     兼続は「いえ、それは・・・」と口を濁す。

     大坂ではお涼(木村佳乃)が「愛の一字を兜の前立てにされるとは、何と見上げたお方・・・」と持ち上げる。

     さらに酒席で福島正則(石原良純)が『愛』の文字について「邪気を払う愛染明王にあやかってか、当たってるだろ」と・・・。
     「そうおっしゃる方もおられますが〜〜」と兼続----これは脚本家・小松江里子氏が兼続の口を使って自分の思いを喋らせてるの?

     ハッキリしない兼続に福島正則が「違うというのか!!」と畳みかける。
     「いやあれは愛染明王、もごもごもご〜〜〜」と兼続
     「愛染明王なら儂も依存無い。でなければ〜〜斬る。大の男がよりにもよって愛などと言う文字を兜に用いるとは言語道断・・・」

     無理に「愛の兜」に触れないくても良さそうなモノなのに、「兼続が愛の兜のもと、苛酷な戦国をどう生き抜き、景勝と共にどう上杉家を守り通していくのか。もちろん一人の男としての成長も見逃せないストーリーにしていくつもりです。時代は違っても、その心は今を生きる私たちと何ら変わることはありません。」と企画意図を綴る脚本家・小松江里子氏は、前田利家や福島正則まで使って『愛』に拘ってる。

     小松江里子氏の「時代は違っても、その心は今を生きる私たちと何ら変わることはありません。」という文章に真理が含まれているのかもしれないけど、一方で、人々のメンタリティや文明観が時代と共に移り変わっているはずだから、「愛の兜飾り=LOVE」という現代的な解釈に固執することは、どうなんでしょう?

     「愛=LOVE」「愛=愛染明王」「愛=愛宕権現」と色々な解釈があるんだから、サラッと流しちゃう方がイイと思います。

    【 軽率? 】

     千利休の娘・お涼(木村佳乃)が、景勝一行の大坂ライフをコーディネイトする。

     で、秀吉(笹野高史)との対面後の兼続(妻夫木聡)が「ひとかどの侍なら、袋よりも、あの名刀に目が行くはず。されど、関白殿下はたちにも目をくれず、袋のみをお褒めになった。侍の大事は太刀ではなく黄金なのか。これでよいのであろうかと・・・」とお涼に話す。

     兼続って、人がいいわ。
     いきなりお涼に心を許して「秀吉への疑問」を口にしちゃうって軽率なんじゃないかぁ?
     大坂なんだから、秀吉が貼り付けた見張り役かもしれないんだよ。
     お涼が初音さんみたいな人だったらどうするの。

     例えれば、旅行で大阪にやって来た人が、居酒屋とかで大きな声で金本の悪口を言うような危なっかしさを感じちゃう。

     危ないと言えば・・・。
     北条氏政が家康に貰った「深酔いの薬」を簡単に飲んじゃってたけど、毒薬じゃなくってヨカッタねぇ・・・。

    【 宙に浮いた福島正則 】

     今週のアチャ〜〜〜。
     酒席で飲んだくれた福島正則に、お涼(木村佳乃)が「フンッ!エイッ!」と技をかけると、福島正則は見事に投げ飛ばされて宙を泳ぐように庭先の植裁に突っ込んじゃう。
     飛距離は5mか、それ以上か・・・・。
     「年金」じゃないんだから「武将」が宙に浮いたら拙いでしょ。(本当は年金が宙に浮く方が拙い)

     景勝(北村一輝)が接待漬けに困窮してる場面なんだから、ここは、笑わせる場面じゃないでしょう。

     しかし、あの投げ技を見ていると、やはりお涼は”初音の同業者”かと思ってしまいますよ。

    【 雪解け水のような 】

     「直江様は、まるで雪解け水のようなお方ですねぇ。清らかで、さえざえと澄み渡りながら人の心に春の温もりを伝えてくださいます」「私は、あなた様が好きになったようでございます」と兼続に語りかけるお涼。
     お涼の顔が兼続目線で映りアップに・・・・。

     あららぁ〜〜〜。
     何これ〜〜〜。
     さすがに『愛』の武将だから、初音に惚れられ、お涼にも?
     景勝も、何だかまんざらでは無さそうだし・・・。

     で、気の毒なお船(常盤貴子)は今回出番がないのでした。


     と言うわけで、景勝(北村一輝)のくだりは好みだけど、飛ぶ福島正則はアチャ〜〜で、お涼さんは微妙な・・・・。
     でも、スポットライトの頃に比べたら随分落ち着いてきたのかなぁ・・・。


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      大河ドラマ「天地人」第24話は上洛した上杉軍だったが、加賀の前田利家からは京では我慢すべき事が多いと釘を刺され、京についた景勝と兼続を待っていたのは京の文化と秀吉のご機嫌取り、さらには大名の挨拶周りの連続で景勝も兼続も戸惑いの連続だった。そこに秀吉が
      • オールマイティにコメンテート
      • 2009/06/16 10:41 PM
      JUGEMテーマ:エンターテイメント上洛の途次によった加賀で、前田利家の出迎えをうけた景勝ら上杉一行は、京ではいろいろあろうが耐えなされとアドバイスされます。その意味もわからぬまま着いた大坂では、関白秀吉に謁見するまえに、千利休の娘でお涼という人物から、
      • ふるゆきホビー館
      • 2009/06/15 10:12 PM
      #「戸惑いの上洛」  外出から帰ってきて大河ドラマを一番に見てみれば… モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!
      • 休羽捫虱堂
      • 2009/06/15 9:41 PM
      直轄地だけで222万石。関白・豊臣秀吉。信長より引き継いだ天下統一への道。。更に領土を拡大。。上洛する兼続たち。上杉の「義」を貫くことが出来るのか。。前田利家が上座で上杉景勝と直江兼続を迎える。上杉の武勇は名高く。。お会いするのは戦場と思っておりました
      • strの気になるドラマ 気になるコト
      • 2009/06/15 8:41 PM
      遂に上杉上洛!先週完成した「愛」マークの兜は皆が指差して…笑い褒めていました。ええ〜そうなんだ。おしゃれな都びとにはあの兜ってセンス抜群だったのですね。。。(福島正則はバカにしていましたが…)さてさて、京に到着した上杉軍団は千利休の娘・お涼の案内であ
      • さくら色通信
      • 2009/06/15 8:15 PM
      ついに景勝が、生涯初の京都入りを果たす時が来た。謙信は、用事も兼ねて事あるごとに北陸道を経由して京都へと向かうことがあったが、その道筋が景勝の代になるともはや平坦ともいえようものになっていた。加賀(今の石川県南部、主に金沢市・能美市など)金沢城(今の石
      • 政の狼 〜TheWolfwantshisownDandism.〜
      • 2009/06/15 7:48 PM
      見事なコント時代劇でした。何だか最近は妙に突き抜けた感じすらありますねぇ。しかし、これを大河ドラマと呼ぶことは拒否します(´・ω・`)【本日の流れ】・上洛途中、加賀で前田利家と対面。景勝を励ます・利家から「兜の愛は愛染明王の愛か?」と聞かれるも、兼続は
      • 山南飛龍の徒然日記
      • 2009/06/15 7:21 PM
      4千の兵を率いて上洛を果たした上杉軍。。愛の兜めっちゃめだってますぅ〜大河ドラマ「天地人」公式ページお世話係のお涼(木村佳乃)。。のっけからがんがんしゃしゃり出てきます〜上杉自慢の太刀を、物足りないからってきんきんぎらぎらの太刀袋をつける事を進言。。
      • ・*:・ふわゆら生活・:*・
      • 2009/06/15 6:27 PM
      ひとかどの武将なれば、太刀袋よりもあの名刀に目がいくはず。これで良いものなのか・・・京に着いた上杉一行に、世話役として千利休の娘・お涼が当てられた。お涼は兼続に献上品を見定めたところ、不備があると申し出、献上の名刀に金の太刀袋を付ける。会見の日、秀吉
      • 見取り八段・実0段
      • 2009/06/15 6:26 PM
      『戸惑いの上洛』内容景勝(北村一輝)率いる4000の上杉軍は、上洛を開始する。加賀に入り金沢城にて、秀吉(笹野高史)の重臣のひとり前田利家(宇津井健)の出迎えを受ける景勝と兼続(妻夫木聡)そして、利家は自らを引き合いに出し、京では“辛抱なされよ”と助
      • レベル999のマニアな講義
      • 2009/06/15 5:48 PM
      お涼は、「野ブタ。をプロデュース」ならぬ、「兼続をプロデュース」。このタイミングでの木村佳乃さん。「夜光の階段」の枝村幸子と重なって見えてしまいます(笑)。
      • 伊達でございます!
      • 2009/06/15 5:45 PM
      あぁ・・・ 殿じゃなくても頭が痛くなりますね。 太刀と太刀袋の話が半分でした。
      • 食う♪読む♪歩く♪
      • 2009/06/15 5:43 PM
      秀吉の直轄領が222万石で動員兵力が10万人以上だった・・・とさりげなく語る大河
      • キッドのブログinココログ
      • 2009/06/15 3:01 PM
      「戸惑いの上洛」 上杉家、大坂上洛の話。なのですが。 まず、京の都で兼続の「愛の
      • 色・彩(いろ・いろ)
      • 2009/06/15 1:33 PM
         第二十四回「戸惑いの上洛」上杉軍を率いて京へ向かった景勝は途中の加賀で秀吉の重臣である利家の出迎えを受けた。利家は、京では辛抱するよう助言する。翌月、京に入った上杉軍の宿所には、千利休の娘のお涼が世話役として控えていた。お涼は上杉から秀吉への献
      • 日々“是”精進!
      • 2009/06/15 12:26 PM
      ななんと! 豪傑でなる福島正則(石原良純)が 投げ飛ばされた!! しかも水平に飛んでいく福島正則って ドリフのコント? それに投げ飛ばしたのは 利休の娘涼(木村佳乃)とは!! もう無茶苦茶です。 だいたい天下の大大名である上杉景勝の接待役が、利
      • ぱるぷんて海の家
      • 2009/06/15 12:04 PM

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