NHK『ツレがうつになりまして。』#2◆いちいち当たってる〜〜。

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    『ツレがうつになりまして。』
    第2回「夫婦崩壊!?」



    ツレがうつになりまして。

     「うつ病」の張本人が観た『ツレがうつになりまして。』第2回は、いちいち思い当たるシチュエーションばかりで・・・。

    【 辞めますって・・・ 】

     典子(藤原紀香)が夫・明(原田泰造)を気遣って、「(会社に)辞めますって言いなさいよ」「言えないんだったら、私が言ってやろうか」と声を掛けてる。

     小生の場合は「○○しなさい」「○○してやる」「○○してあげたのに」みたいな言葉は嫌です。
     病気にかかった自分を卑下しているから、上からものを言われているよな気分になっちゃうんです。
     相手が親切で言ってくれても、”命令口調””上から目線”に思えてきてチクチク心に突き刺さります。

    【 離婚よ・・・ 】

     辞めると言えなかった明に「やめるって言わなかったの---どうして」と典子。
     典子さんは悪気はないんだけど、ついつい明を責めちゃってるんですよ。
     こういう場合は「なかなか言い出せないよね」とか共感して欲しいんです。

     さらに「会社辞めなかったら、離婚!」と典子さん。
     これも明の病気を気遣って彼に退職を促すための言い回しなんでしょうけど、言葉の選び方が刺激的に過ぎます。

     うつになっちゃった本人は、平素から「こんな有様では、離婚を言い出されるんじゃないか・・・」とか恐れているんですよね。
     一番助けになって欲しい妻から「離婚」という言葉を聞いたら、絶望やら悲しみやら怒りやらネガティブな感情が押し寄せてしまいます。

    【 電話やテレビ・・・ 】

     電話やテレビの音に異常反応して耳を塞ぐ明(原田泰造)。
     小生も、全く同じ。
     テレビを消しちゃうのも嫌なんですが、テレビの音量や聞こえてくる言葉が気に障ります。
     明さんは、音量が一定してるニュースだったら大丈夫みたいでしたが、小生はニュースの内容に自分の仕事に絡む単語が混じっていたらNGでした。(明さんも、作家が自殺したニュースを聞いて心に良くなかった)
     だから、一番状態が悪かった頃はテレビショッピングをつけてました。

     そして電話。
     今でも電話が鳴るとドキッとします。
     電話の呼び出し音を聞いて、死ぬほどドキドキすることもあるんです。
     「職場から何か言ってきたのか」なんて考えちゃうから・・・。
     で、ここ数年、留守電まかせ(留守じゃないけど)にして、小生は電話をとらない。

    【 激怒、錯乱・・・ 】

     明さんは「妻はネットオークションで大はしゃぎか」「俺なんていない方がイイと思ってるんだろう」とか理不尽に怒り始める。

     病気の自分に苛立って、訳もなくなにもかにも腹が立つ時があるんです。

     典子さんもさすがに穏やかでいることが出来ずに「私が好きになった人と別人----」「入院すればいいじゃない」なんて言い返しちゃう。
     これって最悪の状況です。

     「私が好きになった人と別人」って、うつ病に罹った本人も自分が別人なったような感じがして嘆き悲しんでるんですよ。
     好きで別人になってる訳じゃないんです。

     また、「入院すればいいじゃない」と突き放されるのは悲しいし、そもそも医師が入院しろとも言わないのに、自分から入院なんて出来ないのです。

     と言うわけで、うつ病になると夫婦の修羅場に遭遇してしまうのであります。
     せっかく好きな相手と結婚できたのに、「うつ病」が夫婦生活から平穏を奪っていきます。

    【 人目・・・ 】

     スーパーで専業主夫になった明のことを、面と向かって「髪結いの亭主」と言ったオバサンがいましたが、小生はさすがにあれ程あからさまな言葉を浴びせられた経験はありません。
     ただし----「駄目人間だと思われいるのだろうなぁ」と常に被害者意識が働いちゃいます。

     明が退職するときに同僚が「可哀相」「哀れ」などと言っていましたが、ああ言う他人の「目」が気になって仕方ない。

     妻でさえ「私が好きになった人と別人」などと口にするんですから、他人が「うつ病」の人間に良い印象を持ってくれるなんて思えず、「あそこの旦那さんはうつ病で・・・」と悪い噂されているような感じがして心がザラザラしてきます。
     「うつ」で沈没している自分が人から見られている気がするのです。

     現実には、ご近所さんや周囲の人々は何も意識していないのだと思いますが、被害者意識や・妄想の類のせいで、人目を気にしちゃいます。

     だから、小生は家に閉じこもりがち。
     外出する時も、帽子を被って目線を隠す。
     なんだか自分が逃亡者・犯罪者になったような気分になっちゃう。

    【 脳の病気です 】

     心療内科の医師・里子(風吹ジュン)が「うつ病は脳の病気」「うつ病は身体の病気だと割り切って」と言っていましたが、社会的にそういう風に理解が進むと有り難い。

     くしくも典子さんの妹が「うつ病は心が弱い人の罹る病気なんでしょ」と言っていましたが、里子先生がおっしゃるように「脳の病気」「身体の病気」なので、心の持ち方や性格に起因する病気ではありません。

     『心を病んでいる』って言い方をされることがありますが、無差別殺人の犯人とかと同じカテゴリに括られて、人間性自体まで否定されるような感じがするので、小生は「心の病」だと言われることに抵抗があります。

     脳という”臓器”が正常に働かなくなって、感情障害を起こしたり、いわゆる「不定愁訴」と呼ばれる身体の不調を起こす病気なのであって、『心=自我=人間性』に異常をきたしているわけではありません。

    【 人生相談 】

     たまたま6月5日付けの読売新聞の人生相談に、「昨夏から休職中。眠れないなど様々な症状がありますが、一番つらいのは自分の居場所がないことです。」という30歳代前半男性のうつ病患者さんの相談が出ていました。

     医師の勧めで、気分転換・ストレス解消のためにジョギングやドライブをしていると妻から「あなたはいいね。ストレスを発散するところがあって!」と言われて心を痛めた御様子。

     そもそも、気を紛らすための「趣味」があったとしても、仕事を休みながらの趣味・娯楽には罪悪感がつきまとい、なかなか気分転換にはならないし、うつ病が酷い時には、どんな娯楽も楽しくない。
     そこにもってきて、駄目押し的に妻から『悠々自適』みたいに思われたら、もう救いがない。

     逆に、ドラマの中では典子さんが唄ったり踊ったりして「楽しいこと考えて」と明の心を和ませようとしていましたが、あれは楽しむことを強要することになっていて、「うつ病」への対応としては正解じゃない気がします。

     人生相談に出てくる奥さんのように旦那さんを責めるのもよくないし、楽しませようとして妙に働きかけるのもよくない----「否定」「誘導・強要」はNG。
     適度な距離感でひたすら受けとめてもらうことが一番有り難いのです。
     
    【 藤原紀香 】

     以上、「うつ病」側からの一方的な感想や意見でありまして、妻や家族側には別の思いがあるのでしょうが、そこのところはご勘弁を願います。

     で、「うつ病」ネタのドラマは小生には生々しすぎて、ドラマの感想になってないですねぇ。

     ドラマ的感想と言えば----藤原紀香が凄くナチュラル。
     これまではあまり好きな女優さんではなかったけど、典子さん役はなかなかイイ。

     うつ病的に見ますと、とても良く出来などラマなので、この番組を多くの人に知って貰いたいと思うのですが、たいした”番宣”もなく勿体ない。

     『ROOKIES(ルーキーズ)』や『MR.BRAIN』に関するTBSのなりふり構わぬ宣伝ぶりは、少々慎みに欠ける気がして辟易としますが、NHKは『ROOKIES』の100分の1でイイから『ツレがうつになりまして。』を宣伝して欲しい感じでがします。

    ツレがうつになりまして。第1話感想

    ツレがうつになりまして。第3話感想



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      • 2009/06/08 1:58 AM
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